2020/05/24
双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業 (特定復興再生拠点区域)は福島県双葉郡双葉町のJR双葉駅西側約23.9haで進められている復興再生拠点の基盤整備工事です。
2011年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の原発事故によって帰還困難区域に指定されていたJR双葉駅周辺の除染が完了し、JR常磐線も運転再開したことから、住宅及び生活関連サービスの提供に向けた環境整備を整え、住民の帰還を目指す動きとなっています。
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が事業を受託し、第1期工事は田中建設と青木あすなろ建設の共同企業体が進めています。
◆参考資料、引用元
・UR都市機構 双葉駅西側第一地区 復興拠点の工事に着手 (震災後「住む拠点」として双葉町で初) ~起工式開催のお知らせ~
・日刊建設工業新聞ブログ 【初弾工事、施工は田中建設・青木あすなろ建設JV】双葉駅西1期地区復興拠点(福島県双葉町)、基盤整備が起工
・河北新報 JR双葉駅西側に「住む拠点」造成着手 福島・双葉
・朝日新聞 福島)双葉の復興拠点、工事始まる
・読売新聞 復興拠点宅地造成に着手 双葉駅西側地区 完成21年度まで目標
・福島県 「双葉駅西側地区災害公営住宅等設計業務委託」公募型プロポーザルの審査結果について
・「双葉駅西側地区災害公営住宅等設計業務委託」 公募型プロポーザルにて最優秀提案者として選定されました
・双葉町の復興事業の動き

■概要
・名称 双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業 (特定復興再生拠点区域)
・name Futaba Station West Area Reconstruction / Reconstruction Base Urban Area Formation Facility
・中文名 双叶站西面改造再生基地市区形成设施
・所在地 福島県双葉郡双葉町大字長塚
・開発面積 約23.9ha (特定復興再生拠点区域:約555ha、第1期地区:12.3ha)
・着工 2019年6月8日
・完工 2022年3月10日※第一地区
・総事業費 ---
・計画戸数 ---
・計画人口 ---
(2020年4月4日撮影)
位置図です。

出典:独立行政法人都市再生機構
現地に掲載されている配置図、土地利用計画図です。

こちらは双葉駅東口側のイメージですが、現地に完成予想パースも掲載されています。

双葉駅自由通路から見た双葉駅北西側の様子です。
調整池や住宅施設が建設される計画となっています。

双葉駅北側の踏切から見た双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業の北側では、特定復興再生拠点の東西を貫く復興シンボル軸の道路造成が進められています。
現在は平面交差で踏切の場所が、高架でJR常磐線を越える立体交差方式になるようです。

双葉駅東側から見た双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業の様子です。
駅側のエリア南東側には住宅と特定公益的施設が設けられる計画です。

除染が進み、帰還困難区域の指定解除、及び特定復興再生拠点に指定された双葉駅周辺の開発にはUR都市機構が事業を受託しており、第1期工事の施工は田中建設と青木あすなろ建設の共同企業体が進めています。

双葉駅ホームから見た双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業の様子です。
駅側のエリア東側には駅前広場やロータリー、特定公益的施設や住宅が設けられます。

双葉駅西口を降りた場所のフェンスから見た双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業の様子です。
公募型プロポーザルの結果では、戸建住宅となる木造平屋又は2階建て32戸と、集合住宅となる木造2階建て、14棟、総戸数56戸の災害公営住宅と再生賃貸住宅合計88戸が建設されることとなっています。
特定公益的施設には商業施設や公共施設が入る計画で検討中のようですが、個人的には低層部分をスーパーマーケットなどの日常生活に関連する複合型商業施設や医院、公共施設として、中高層部分をマンションやホテルにした複合型中高層ビルが建てば復興のシンボルかつ駅前の新なランドマークになるのかなと思います。

双葉駅南西側方向の様子です。
公営住宅を中核に近接して居住し、コミュニティーを形成するコンパクトなまちづくりを図るものとされており、避難住民のみならず新たに住む人を呼び込む狙いもあるとのことです。
駅を中心に徒歩圏で生活可能なコンパクトなまちづくりとなることで、鉄道利用者も増え、本数が増えれば利便が良くなり、企業が集まることで更に人が移住してくるといった好循環になると良いなと思います。
また、個人的には若者を集め、地方創生していくためにも大学や高校のサテライトキャンパスなどを誘致して、駅近くに立地していれば賑わうかなと考えています。

こちらは双葉駅東口側の様子です。
JR常磐線全線運転再開に合わせて駅前広場が新たに整備されました。

駅周辺は更地となっており、商業施設などの街の中核となる施設や集合住宅などの高密度な開発が待たれます。

東口側は既存建築物の解体、除去が進んでおらず、倒壊しかけている建物もいくつか見受けられます。

駅近くに設置されている線量計は毎時0.308マイクロシーベルトを示していました。

双葉駅東口駅前広場へ至る街路です。

このように立ち入り禁止の箇所も点在しています。

双葉駅東口の商店街があったと思われる場所です。
ここにあった商店すべてを駅前のひとつのビルにまとめて、立体駐車場に併設したり、駅直結にしたりして利便性が高まれば、再び賑わうのかなと思ったりします。

震災から間もなく10年となりますが、復興はまだまだこれからです。

整理番号 双葉駅西側地区一団地の復興再生拠点市街地形成施設 (特定復興再生拠点区域) 2020年3月施行状況 東日本大震災復興まちづくり記事
2011年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所の原発事故によって帰還困難区域に指定されていたJR双葉駅周辺の除染が完了し、JR常磐線も運転再開したことから、住宅及び生活関連サービスの提供に向けた環境整備を整え、住民の帰還を目指す動きとなっています。
独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が事業を受託し、第1期工事は田中建設と青木あすなろ建設の共同企業体が進めています。
◆参考資料、引用元
・UR都市機構 双葉駅西側第一地区 復興拠点の工事に着手 (震災後「住む拠点」として双葉町で初) ~起工式開催のお知らせ~
・日刊建設工業新聞ブログ 【初弾工事、施工は田中建設・青木あすなろ建設JV】双葉駅西1期地区復興拠点(福島県双葉町)、基盤整備が起工
・河北新報 JR双葉駅西側に「住む拠点」造成着手 福島・双葉
・朝日新聞 福島)双葉の復興拠点、工事始まる
・読売新聞 復興拠点宅地造成に着手 双葉駅西側地区 完成21年度まで目標
・福島県 「双葉駅西側地区災害公営住宅等設計業務委託」公募型プロポーザルの審査結果について
・「双葉駅西側地区災害公営住宅等設計業務委託」 公募型プロポーザルにて最優秀提案者として選定されました
・双葉町の復興事業の動き

■概要
・名称 双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業 (特定復興再生拠点区域)
・name Futaba Station West Area Reconstruction / Reconstruction Base Urban Area Formation Facility
・中文名 双叶站西面改造再生基地市区形成设施
・所在地 福島県双葉郡双葉町大字長塚
・開発面積 約23.9ha (特定復興再生拠点区域:約555ha、第1期地区:12.3ha)
・着工 2019年6月8日
・完工 2022年3月10日※第一地区
・総事業費 ---
・計画戸数 ---
・計画人口 ---
(2020年4月4日撮影)
位置図です。

出典:独立行政法人都市再生機構
現地に掲載されている配置図、土地利用計画図です。

こちらは双葉駅東口側のイメージですが、現地に完成予想パースも掲載されています。

双葉駅自由通路から見た双葉駅北西側の様子です。
調整池や住宅施設が建設される計画となっています。

双葉駅北側の踏切から見た双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業の北側では、特定復興再生拠点の東西を貫く復興シンボル軸の道路造成が進められています。
現在は平面交差で踏切の場所が、高架でJR常磐線を越える立体交差方式になるようです。

双葉駅東側から見た双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業の様子です。
駅側のエリア南東側には住宅と特定公益的施設が設けられる計画です。

除染が進み、帰還困難区域の指定解除、及び特定復興再生拠点に指定された双葉駅周辺の開発にはUR都市機構が事業を受託しており、第1期工事の施工は田中建設と青木あすなろ建設の共同企業体が進めています。

双葉駅ホームから見た双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業の様子です。
駅側のエリア東側には駅前広場やロータリー、特定公益的施設や住宅が設けられます。

双葉駅西口を降りた場所のフェンスから見た双葉駅西側地区 一団地の復興再生拠点市街地形成施設整備事業の様子です。
公募型プロポーザルの結果では、戸建住宅となる木造平屋又は2階建て32戸と、集合住宅となる木造2階建て、14棟、総戸数56戸の災害公営住宅と再生賃貸住宅合計88戸が建設されることとなっています。
特定公益的施設には商業施設や公共施設が入る計画で検討中のようですが、個人的には低層部分をスーパーマーケットなどの日常生活に関連する複合型商業施設や医院、公共施設として、中高層部分をマンションやホテルにした複合型中高層ビルが建てば復興のシンボルかつ駅前の新なランドマークになるのかなと思います。

双葉駅南西側方向の様子です。
公営住宅を中核に近接して居住し、コミュニティーを形成するコンパクトなまちづくりを図るものとされており、避難住民のみならず新たに住む人を呼び込む狙いもあるとのことです。
駅を中心に徒歩圏で生活可能なコンパクトなまちづくりとなることで、鉄道利用者も増え、本数が増えれば利便が良くなり、企業が集まることで更に人が移住してくるといった好循環になると良いなと思います。
また、個人的には若者を集め、地方創生していくためにも大学や高校のサテライトキャンパスなどを誘致して、駅近くに立地していれば賑わうかなと考えています。

こちらは双葉駅東口側の様子です。
JR常磐線全線運転再開に合わせて駅前広場が新たに整備されました。

駅周辺は更地となっており、商業施設などの街の中核となる施設や集合住宅などの高密度な開発が待たれます。

東口側は既存建築物の解体、除去が進んでおらず、倒壊しかけている建物もいくつか見受けられます。

駅近くに設置されている線量計は毎時0.308マイクロシーベルトを示していました。

双葉駅東口駅前広場へ至る街路です。

このように立ち入り禁止の箇所も点在しています。

双葉駅東口の商店街があったと思われる場所です。
ここにあった商店すべてを駅前のひとつのビルにまとめて、立体駐車場に併設したり、駅直結にしたりして利便性が高まれば、再び賑わうのかなと思ったりします。

震災から間もなく10年となりますが、復興はまだまだこれからです。

整理番号 双葉駅西側地区一団地の復興再生拠点市街地形成施設 (特定復興再生拠点区域) 2020年3月施行状況 東日本大震災復興まちづくり記事