2020/11/11
相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画は神奈川県相模原市のJR横浜線相模原駅北側に広がる相模総合補給廠の一部返還地で計画されている都市開発事業です。
当初は小田急多摩線の延伸と併せて大規模なコンベンション施設の計画がされていましたが、相模原駅北口地区のまちづくりコンセプトを市民アンケートや有識者へのヒアリング調査等で新たに策定されることとなり、令和2年度に実施されたアンケート結果から「多様な交流が新たな価値をうみだす ライフ×イノベーション シティ」というコンセプトとなりました。
また、神奈川県の相模原市、座間市、綾瀬市、愛川町をホームタウンとする日本プロサッカーリーグに加盟するサッカークラブである「S.C.SAGAMIHARA」からは多機能複合型スタジアム整備を要望する署名運動も2019年11月24日~2020年2月29日に実施されており、スタジアムを核とした新たなまちづくり構想もあります。
2020年時点では、令和2年11月に在日米陸軍相模総合補給廠の共同使用区域内に整備された「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」が開園していますが、相模総合補給廠の一部返還地のうち駅に近い約15haは荒れ地が広がっています。
◆参考資料、引用元
・S.C.SAGAMIHARA 多機能複合型スタジアム整備を要望する署名運動実施について
・相模原市 広域交流拠点整備計画について
・日刊建設工業新聞 【官民協議会設置、きょう初会合】SC相模原ら、相模総合補給敞返還地でスタジアム整備の可能性検討へ
・相模原町田経済新聞 相模原市、米軍補給廠返還予定区域の「まちづくり計画」策定
・相模原市 相模原駅周辺地区(全体)のまちづくり
・相模原市 相模総合補給廠
◆関連記事
・→2018年7月4日投稿 相模原市 相模原駅北口「コンベンション施設」導入調査による都市開発計画
・→2019年5月30日投稿 小田急多摩線延伸計画

出典:S.C.SAGAMIHARA
■概要
・名称 相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画
・name Sagamihara City Wide Area Exchange Base Development Plan Sagami Comprehensive Supply Depot Return Site Development Plan / Stadium Invitation Plan
・中文名 相模原市广域交流基地开发计划相模综合补给场址发展计划/体育场邀请计划
・所在地 神奈川県相模原市中央区小山
・開発面積 約15ha
・着工 ---
・開業 ---
・建築主 ---
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 相模原
(2020年9月28日撮影)
相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画の位置図です。

出典:相模原市
当初示されていた相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画の完成予想パースです。
当時はコンベンション施設として計画が進められていました。

出典:相模原市
北側から見た相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の様子です。
現在はこのように軍事基地跡地に荒れ地が広がっており、何もない状態となっています。

南側から見た相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の様子です。

現在は相模原駅南口側に市街地が広がっており、北口側は閑散としています。
なお、町田市小山田方面へ抜ける道となっているため、駅まで約1.5kmほどの距離を歩く人もいます。
ちなみに奥に見える超高層タワーマンションは、地上28階建て、高さ90.75mの「ライオンズタワー相模原ステーショングランデ」です。

東側から見た相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の様子です。

こちらは継続して供用される相模総合補給廠です。
主な施設としては、物資の保管倉庫、修理工場などがあります。
旧日本陸軍相模陸軍造兵廠として使用されていた施設で、昭和24年に米軍に接収された後は、朝鮮戦争やベトナム戦争に伴い、在日米陸軍の主要な補給基地としての性格を持つようになりました。

北東側から見た相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の様子です。

計画地に広がる広大な原野からはまさに相模野台地や相模原という地名がしっくりきますね。

奥には相模原駅南口のマンション群が見えます。

相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の北側には先行して令和2年11月に在日米陸軍相模総合補給廠の共同使用区域内に整備された「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」が開園しています。

過去に公開された相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画のイメージパースです。
当時はコンベンション施設や広域商業施設(ショッピングモール)を中心とした超高層ビル群が描かれていましたが、市民アンケートによると「高層ビルが立ち並ぶ東京のようなまちづくり」を望む意見は少ないとの結果が出ており、市やデベロッパーの意向と市民との意向が逆になっているのかもしれません。
ちなみに私は引っ越しのタイミング的にアンケート対象外だったのか気づかなかったのか、残念ながら回答しておりません。

出典:相模原市
別のイメージパースでは、このようなアールを描いたデッキが描かれていました。

出典:相模原市
近未来感を感じさせるガラス張りのツイン形式の超高層ビルに緑豊かな道路空間のイメージパースです。

出典:相模原市
道路沿いの超高層ビルには店舗が入り、歩道が広場空間として賑やかな街並みが形成される計画でした。

出典:相模原市
ちなみに市民アンケート結果では、「市民が誇りを持てる特徴あるまちづくり」をがトップで、
他にも「小田急多摩線延伸につながるまちづくり」などが必要である、「広域から人を呼び込むよりも市民の利便性を重視したまちづくり」を望むという意見もあるなど様々な意見があったとのことです。

出典:相模原市
自由意見には、相模原駅周辺徒歩5分圏内に人が集まるような施設が乏しいことや、車ありきの生活
になってしまっているなどの指摘もあり、まちづくりによって解決すべき課題も見えてきています。

出典:相模原市
過去にはこのような詳細な景観計画も立てられていました。


出典:相模原市
●現在、最も有力な案は相模原駅直結の「多機能複合型スタジアム整備」!?
現在、「S.C.SAGAMIHARA」からは多機能複合型スタジアム整備を要望する署名運動が進められていました。
ちなみに多機能複合型スタジアムは、スポーツにとどまらず、コンサートなどのイベント開催、ショッピングや飲食、宿泊などさまざまな機能をもったスタジアムとして提案されています。
個人的にも多機能複合型スタジアムをメインランドマークに、オフィスビルやホテル、タワーマンション等の入る建物を隣接して建て、ハレもケも楽しめる相模原駅になれば良いかなと思います。
駅直結にすれば車ありきのまちづくりから脱却可能ですし、オフィスやマンションを併設することで居住者や就労者も増えるため、歩く人が増え、デッキに面して商業施設が並べば賑わいに繋がります。
更に陸上競技等でも利用可能なよう、トラックやサブトラック等の整備も行うことができれば、より幅広く利用ができ、多世代にスポーツを楽しめる場の提供ができるのではないでしょうか。

出典:S.C.SAGAMIHARA
●長崎で進むジャパネットグループの長崎スタジアムシティプロジェクト
長崎市では、サッカースタジアムを中心とした商業施設、ホテル、マンション、オフィスを併設した複合型施設の建設が計画されています。
ホテルからはスタジアムを眺めることができ、長崎の新たなランドマークとなることも期待されているとのことです。
相模原市の相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画もこのような雰囲気の魅力的なまちづくりになると良いですね!
・ジャパネットたかた ジャパネットグループ新会社設立と長崎スタジアムシティプロジェクト進捗のご報告

▼以前のイメージパース

出典:ジャパネットたかた
整理番号 JR相模原駅北口で計画が進むまちづくり計画! S.C.SAGAMIHARAからは多機能複合型スタジアム整備の提案も! 相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 2020年現地の様子
当初は小田急多摩線の延伸と併せて大規模なコンベンション施設の計画がされていましたが、相模原駅北口地区のまちづくりコンセプトを市民アンケートや有識者へのヒアリング調査等で新たに策定されることとなり、令和2年度に実施されたアンケート結果から「多様な交流が新たな価値をうみだす ライフ×イノベーション シティ」というコンセプトとなりました。
また、神奈川県の相模原市、座間市、綾瀬市、愛川町をホームタウンとする日本プロサッカーリーグに加盟するサッカークラブである「S.C.SAGAMIHARA」からは多機能複合型スタジアム整備を要望する署名運動も2019年11月24日~2020年2月29日に実施されており、スタジアムを核とした新たなまちづくり構想もあります。
2020年時点では、令和2年11月に在日米陸軍相模総合補給廠の共同使用区域内に整備された「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」が開園していますが、相模総合補給廠の一部返還地のうち駅に近い約15haは荒れ地が広がっています。
◆参考資料、引用元
・S.C.SAGAMIHARA 多機能複合型スタジアム整備を要望する署名運動実施について
・相模原市 広域交流拠点整備計画について
・日刊建設工業新聞 【官民協議会設置、きょう初会合】SC相模原ら、相模総合補給敞返還地でスタジアム整備の可能性検討へ
・相模原町田経済新聞 相模原市、米軍補給廠返還予定区域の「まちづくり計画」策定
・相模原市 相模原駅周辺地区(全体)のまちづくり
・相模原市 相模総合補給廠
◆関連記事
・→2018年7月4日投稿 相模原市 相模原駅北口「コンベンション施設」導入調査による都市開発計画
・→2019年5月30日投稿 小田急多摩線延伸計画

出典:S.C.SAGAMIHARA
■概要
・名称 相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画
・name Sagamihara City Wide Area Exchange Base Development Plan Sagami Comprehensive Supply Depot Return Site Development Plan / Stadium Invitation Plan
・中文名 相模原市广域交流基地开发计划相模综合补给场址发展计划/体育场邀请计划
・所在地 神奈川県相模原市中央区小山
・開発面積 約15ha
・着工 ---
・開業 ---
・建築主 ---
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 相模原
(2020年9月28日撮影)
相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画の位置図です。

出典:相模原市
当初示されていた相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画の完成予想パースです。
当時はコンベンション施設として計画が進められていました。

出典:相模原市
北側から見た相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の様子です。
現在はこのように軍事基地跡地に荒れ地が広がっており、何もない状態となっています。

南側から見た相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の様子です。

現在は相模原駅南口側に市街地が広がっており、北口側は閑散としています。
なお、町田市小山田方面へ抜ける道となっているため、駅まで約1.5kmほどの距離を歩く人もいます。
ちなみに奥に見える超高層タワーマンションは、地上28階建て、高さ90.75mの「ライオンズタワー相模原ステーショングランデ」です。

東側から見た相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の様子です。

こちらは継続して供用される相模総合補給廠です。
主な施設としては、物資の保管倉庫、修理工場などがあります。
旧日本陸軍相模陸軍造兵廠として使用されていた施設で、昭和24年に米軍に接収された後は、朝鮮戦争やベトナム戦争に伴い、在日米陸軍の主要な補給基地としての性格を持つようになりました。

北東側から見た相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の様子です。

計画地に広がる広大な原野からはまさに相模野台地や相模原という地名がしっくりきますね。

奥には相模原駅南口のマンション群が見えます。

相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 計画地の北側には先行して令和2年11月に在日米陸軍相模総合補給廠の共同使用区域内に整備された「相模原スポーツ・レクリエーションパーク」が開園しています。

過去に公開された相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画のイメージパースです。
当時はコンベンション施設や広域商業施設(ショッピングモール)を中心とした超高層ビル群が描かれていましたが、市民アンケートによると「高層ビルが立ち並ぶ東京のようなまちづくり」を望む意見は少ないとの結果が出ており、市やデベロッパーの意向と市民との意向が逆になっているのかもしれません。
ちなみに私は引っ越しのタイミング的にアンケート対象外だったのか気づかなかったのか、残念ながら回答しておりません。

出典:相模原市
別のイメージパースでは、このようなアールを描いたデッキが描かれていました。

出典:相模原市
近未来感を感じさせるガラス張りのツイン形式の超高層ビルに緑豊かな道路空間のイメージパースです。

出典:相模原市
道路沿いの超高層ビルには店舗が入り、歩道が広場空間として賑やかな街並みが形成される計画でした。

出典:相模原市
ちなみに市民アンケート結果では、「市民が誇りを持てる特徴あるまちづくり」をがトップで、
他にも「小田急多摩線延伸につながるまちづくり」などが必要である、「広域から人を呼び込むよりも市民の利便性を重視したまちづくり」を望むという意見もあるなど様々な意見があったとのことです。

出典:相模原市
自由意見には、相模原駅周辺徒歩5分圏内に人が集まるような施設が乏しいことや、車ありきの生活
になってしまっているなどの指摘もあり、まちづくりによって解決すべき課題も見えてきています。

出典:相模原市
過去にはこのような詳細な景観計画も立てられていました。


出典:相模原市
●現在、最も有力な案は相模原駅直結の「多機能複合型スタジアム整備」!?
現在、「S.C.SAGAMIHARA」からは多機能複合型スタジアム整備を要望する署名運動が進められていました。
ちなみに多機能複合型スタジアムは、スポーツにとどまらず、コンサートなどのイベント開催、ショッピングや飲食、宿泊などさまざまな機能をもったスタジアムとして提案されています。
個人的にも多機能複合型スタジアムをメインランドマークに、オフィスビルやホテル、タワーマンション等の入る建物を隣接して建て、ハレもケも楽しめる相模原駅になれば良いかなと思います。
駅直結にすれば車ありきのまちづくりから脱却可能ですし、オフィスやマンションを併設することで居住者や就労者も増えるため、歩く人が増え、デッキに面して商業施設が並べば賑わいに繋がります。
更に陸上競技等でも利用可能なよう、トラックやサブトラック等の整備も行うことができれば、より幅広く利用ができ、多世代にスポーツを楽しめる場の提供ができるのではないでしょうか。

出典:S.C.SAGAMIHARA
●長崎で進むジャパネットグループの長崎スタジアムシティプロジェクト
長崎市では、サッカースタジアムを中心とした商業施設、ホテル、マンション、オフィスを併設した複合型施設の建設が計画されています。
ホテルからはスタジアムを眺めることができ、長崎の新たなランドマークとなることも期待されているとのことです。
相模原市の相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画もこのような雰囲気の魅力的なまちづくりになると良いですね!
・ジャパネットたかた ジャパネットグループ新会社設立と長崎スタジアムシティプロジェクト進捗のご報告

▼以前のイメージパース

出典:ジャパネットたかた
整理番号 JR相模原駅北口で計画が進むまちづくり計画! S.C.SAGAMIHARAからは多機能複合型スタジアム整備の提案も! 相模原市 広域交流拠点整備計画 相模総合補給敞返還地 開発計画/スタジアム誘致計画 2020年現地の様子