2021/06/07
カノン北千住/千住 ザ・タワー |
カノン北千住/千住 ザ・タワーは東京都足立区千住に建つ30階建て、高さ110m、総戸数184戸の超高層タワーマンションで、千住一丁目地区第一種市街地再開発事業として旧日光街道(本町センター通り 商店街)に面している場所で建設が進められました。
フロア構成は、1、2階に店舗、2階に約100 ㎡の子育て支援施設、及び周辺住民の方も使用可能な多目的室、4~30階に都市型住宅となっています。
再開発によって定住人口の増進を図るとともに、街の魅力を向上することで、住み続けられる街づくりを目指すものとされています。
2017年11月1日に着工、2020年12月下旬に竣工となっています。
参考資料、引用元
・三菱地所レジデンス ~木密地域を解消し、防災力向上を目指す~ 「千住一丁目地区第一種市街地再開発事業」着工 北千住駅徒歩3分、約5,000 ㎡規模の再開発事業
・千住一丁目地区市街地再開発組合 公式サイト
過去の記事
→2019年3月12日投稿 千住 ザ・タワー
→2019年6月26日投稿 千住 ザ・タワー

概要
・名称 カノン北千住/千住 ザ・タワー
・計画名 千住一丁目地区第一種市街地再開発事業
・name Canon Kitasenju/Senju The Tower
・中文名 佳能北千住/千住塔楼
・所在地 東京都足立区千住一丁目72番
・用途 共同住宅、店舗、保育所、駐車場、駐輪場
・階数 地上30階、地下1階
・高さ 110m
・構造 鉄筋コンクリート造
・基礎工法 現場造成杭
・総戸数 184戸 (事業協力者住戸5戸含む)ほかに店舗、事務所、子育て支援施設等
・敷地面積 3,419㎡
・建築面積 2,254.88㎡
・延床面積 24,471.71㎡
・着工 2017年11月1日
・竣工 2020年12月下旬
・建築主 千十一丁目地区市街地再開発組合 (参加組合員:三菱地所レジデンス、三菱倉庫、杉本興業)
・設計 梓設計
・施工 フジタ
・最寄駅 北千住
(2020年12月6日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:三菱地所レジデンス ニュースリリース
配置図

出典:三菱地所レジデンス ニュースリリース
イメージパース

出典:三菱地所レジデンス ニュースリリース
北西側から見上げた千住 ザ・タワーの様子です。
フロア構成は、1~2階に商業施設、1階にエントランスやラウンジ、2階に子育て支援施設、多目的室、3階に住宅用駐輪場、4~30階にレジデンス、地下は駐車場となります。

北西側から見た千住 ザ・タワー 低層部分の様子です。
旧日光街道(本町センター通り商店街)沿いという立地条件を活かし、地域住民との交流や街の賑わいの創出を目指しており、防災活動においても有効な広場状のオープンスペース約300㎡が設けられています。

北側から見た千住 ザ・タワー 低層部分の様子です。
格子状の和風モダンな外観デザインが特徴的です。

格子だけでなく、金網状のアクセントも取り付けられています。

西側から見上げた千住 ザ・タワーの様子です。
千住 ザ・タワーの構造は制震構造が採用されており、制震壁には、4~19階に振動を低減する効果がある粘性制震壁が設けられています。
これにより、最大応答変位が1/3~1/5程度になり、地震の揺れが軽減されます。
また、粘性系の制震装置はオイルの粘性によって揺れを抑えるため、風揺れ~大地震まで有効なほか、長周期地震動対策にもなります。

低層部分、1~2階に商業施設、1階にエントランスやラウンジ、2階に子育て支援施設、多目的室が入っています。

南西側から見上げた千住 ザ・タワーの様子です。

南側はこのような路地空間が広がっています。

千住 ザ・タワーの高層階の様子です。
住戸フロアは逆梁工法が用いられています。
千住 ザ・タワーは大規模タワーマンションである特徴を活かして共用施設が充実しています。
屋上には居住者専用の展望デッキや2階には子育て支援施設、地域の人々の交流の場となるコミュニティスペース併設予定となっています。

整理番号B-0764-03竣工