2021/03/22
豊田都市計画都市高速鉄道事業 名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業は愛知県豊田市の名鉄三河線竹村駅~三河八橋駅間約2.23kmを高架化する計画で、若林駅も高架化されます。
なお、若林駅は高架化に伴い、2面2線での敷設となりますが、将来の需要増大や本線からの直通特急が当駅で普通電車を追い越すことを見越して、2面4線敷設可能な形態で高架駅が建設されます。
鉄道高架化と道路整備により踏切を除却することで安全で円滑な道路交通環境を確保し、東西に分断した地域の一体化の実現を図るものとされています。
2020年12月末時点では、既存の地上駅のままとなっており、現在は仮線を敷くための準備工事が行われている段階となります。
◆参考資料、引用元
・豊田市 名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業

出典:豊田市
■概要
・名称 名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業
・name Continuous grade crossing project near Wakabayashi Station on the Meitetsu Mikawa Line
・中文名 名铁三河线若林站附近的连续平交道口工程
・区間 愛知県豊田市花園町小平田~若林東町棚田 ( 竹村駅~三河八橋駅 約2.23km)
・着工予定 2018年度
・竣工予定 2025年度
(2020年12月30日撮影)
名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業の事業区間図です。

出典:豊田市
名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業の断面図です。


出典:豊田市
名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業の施工順序図です。

出典:豊田市
名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業の完成予想パースです。

出典:豊田市
現在の若林駅駅舎です。
1962年築の駅舎で掘っ立て小屋のような木造の小さな建物となっています。
これが立派な2面4線の追い越し可能な高架駅へと生まれ変わります。

名鉄三河線若林駅ホームは現在、1面2線となっており、単線の行き違い駅となっています。
車両は昭和から使われている名鉄の通勤型6000系電車が運用されています。

現在は単線のため、このように行き違いが行われていますが、高架化後は複線敷設可能な状態となります。
豊田市は複線化用地取得費用の面で及び腰だった名鉄側の姿勢を見た上で、独自に区画整理事業、立体交差事業を進め、あらかじめ複線化対応での高架化を計画するなど、「後は複線の線路を敷設するだけ」という積極行動を取っているとのことです。
ちなみに2009年度に完成した三河八橋駅付近の高架化、こちらの若林駅付近の高架化ではいずれも複線化が可能な幅を確保しており、平面区間を含む上挙母駅~三河八橋駅間について、2027年のリニア開業に合わせて複線化が可能な状態にする計画が進められています。
名鉄岐阜駅前の単線区間や名鉄名古屋駅や大曽根駅などの都心部ターミナル駅が2面4線でないことなどを考えると自治体からこうした積極的な都市計画は、シームレスでスムーズな交通アクセスを実現し、今後の都市の発展に繋がる素晴らしい投資だと思います。

現在の若林駅プラットホームです。
幅員も狭く、若林駅の一日平均乗降客数6,224人を考慮すると、付近の豊田南高等学校の帰宅ラッシュ時間帯にはかなり混雑するものと思われます。
ちなみに乗降客数は年々増え続けており、コロナ禍の影響が年度末にあった2019年度でも前年度よりも増加しており、今後の飛躍的な増加に期待できる駅のひとつとなっています。

このように構内踏切が設置され、ホームから駅舎へ平面移動可能な構造となっていますが、跨線橋等と比較すると危険性が高くなっています。

西側から見た名鉄三河線若林駅の様子です。
駅前には、駅遠からの自家用車やタクシーなどでの送迎も可能なようにロータリーも設置予定となっています。

若林駅北側の様子です。
隣接駐車場が解体され、仮線敷設準備工事が進みます。

若林駅から南西側を見た様子です。
現在は単線となっています。

南西側から見た若林駅の様子です。

隣の三河八橋駅に近づくと複線敷設可能な高架になってきます。

隣の三河八橋駅です。
一日平均乗降客数が3,391人の小さな駅ですが、これでも名古屋都心部の清水駅や森下駅よりも多い人数となっています。
利用者が急増している名鉄三河線は今後、複線化や駅の2面4線化によって名駅直通特急の新設や本数増便がなされるものと思われます。

整理番号 豊田都市計画都市高速鉄道事業 名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業202012
なお、若林駅は高架化に伴い、2面2線での敷設となりますが、将来の需要増大や本線からの直通特急が当駅で普通電車を追い越すことを見越して、2面4線敷設可能な形態で高架駅が建設されます。
鉄道高架化と道路整備により踏切を除却することで安全で円滑な道路交通環境を確保し、東西に分断した地域の一体化の実現を図るものとされています。
2020年12月末時点では、既存の地上駅のままとなっており、現在は仮線を敷くための準備工事が行われている段階となります。
◆参考資料、引用元
・豊田市 名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業

出典:豊田市
■概要
・名称 名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業
・name Continuous grade crossing project near Wakabayashi Station on the Meitetsu Mikawa Line
・中文名 名铁三河线若林站附近的连续平交道口工程
・区間 愛知県豊田市花園町小平田~若林東町棚田 ( 竹村駅~三河八橋駅 約2.23km)
・着工予定 2018年度
・竣工予定 2025年度
(2020年12月30日撮影)
名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業の事業区間図です。

出典:豊田市
名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業の断面図です。


出典:豊田市
名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業の施工順序図です。

出典:豊田市
名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業の完成予想パースです。

出典:豊田市
現在の若林駅駅舎です。
1962年築の駅舎で掘っ立て小屋のような木造の小さな建物となっています。
これが立派な2面4線の追い越し可能な高架駅へと生まれ変わります。

名鉄三河線若林駅ホームは現在、1面2線となっており、単線の行き違い駅となっています。
車両は昭和から使われている名鉄の通勤型6000系電車が運用されています。

現在は単線のため、このように行き違いが行われていますが、高架化後は複線敷設可能な状態となります。
豊田市は複線化用地取得費用の面で及び腰だった名鉄側の姿勢を見た上で、独自に区画整理事業、立体交差事業を進め、あらかじめ複線化対応での高架化を計画するなど、「後は複線の線路を敷設するだけ」という積極行動を取っているとのことです。
ちなみに2009年度に完成した三河八橋駅付近の高架化、こちらの若林駅付近の高架化ではいずれも複線化が可能な幅を確保しており、平面区間を含む上挙母駅~三河八橋駅間について、2027年のリニア開業に合わせて複線化が可能な状態にする計画が進められています。
名鉄岐阜駅前の単線区間や名鉄名古屋駅や大曽根駅などの都心部ターミナル駅が2面4線でないことなどを考えると自治体からこうした積極的な都市計画は、シームレスでスムーズな交通アクセスを実現し、今後の都市の発展に繋がる素晴らしい投資だと思います。

現在の若林駅プラットホームです。
幅員も狭く、若林駅の一日平均乗降客数6,224人を考慮すると、付近の豊田南高等学校の帰宅ラッシュ時間帯にはかなり混雑するものと思われます。
ちなみに乗降客数は年々増え続けており、コロナ禍の影響が年度末にあった2019年度でも前年度よりも増加しており、今後の飛躍的な増加に期待できる駅のひとつとなっています。

このように構内踏切が設置され、ホームから駅舎へ平面移動可能な構造となっていますが、跨線橋等と比較すると危険性が高くなっています。

西側から見た名鉄三河線若林駅の様子です。
駅前には、駅遠からの自家用車やタクシーなどでの送迎も可能なようにロータリーも設置予定となっています。

若林駅北側の様子です。
隣接駐車場が解体され、仮線敷設準備工事が進みます。

若林駅から南西側を見た様子です。
現在は単線となっています。

南西側から見た若林駅の様子です。

隣の三河八橋駅に近づくと複線敷設可能な高架になってきます。

隣の三河八橋駅です。
一日平均乗降客数が3,391人の小さな駅ですが、これでも名古屋都心部の清水駅や森下駅よりも多い人数となっています。
利用者が急増している名鉄三河線は今後、複線化や駅の2面4線化によって名駅直通特急の新設や本数増便がなされるものと思われます。

整理番号 豊田都市計画都市高速鉄道事業 名鉄三河線若林駅付近連続立体交差事業202012