2021/03/06
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えは愛知県名古屋市瑞穂区の瑞穂公園内に建つ瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム)を建て替えるプロジェクトで、5階建て、延床面積約63,500㎡、約3万席の競技場となります。
2021年3月5日に496億5,556万8,196円で竹中工務店グループが落札者に選ばれており、7月に事業契約締結、設計開始、着工等は2021年7月、指定管理は2023年4月、周辺公園設備等の完成は2025年9月、競技場の竣工は2025年度末の2026年3月が予定されています。
PFI事業(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)として事業が進められており、公共施設等の建設から維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法が用いられます。
選出された竹中工務店グループは、代表を竹中工務店とし、構成企業はミズノ、日本管財、新東通信、協力会社は日本設計、プレック研究所中部事務所、ミズノスポーツサービス、名鉄協商となっています。
新競技場の要求水準書では、原則30,000 席以上の観客席にすることやアジア競技大会の開閉会式時に競技エリア内に仮設席約 5,000 席を設置し、合計 35,000 席以上が確保可能な計画とすることが記載されています。
また、陸上競技用のトラックが現行では8レーンですが、新競技場では直走路80.0m、9レーンに増設され、サッカーコートは長さ105m、幅68m (芝生サイズ:長さ107m、幅71m)が確保されます。
周辺や設備整備も行われ、サブトラックとなっている北陸上競技場には大型映像装置が別途新設され、VIP関連諸室(特にVVIPエリア)においては、防弾ガラスの設置や専用退避通路の整備も行われます。
◆参考資料、引用元
・名古屋市 名古屋市瑞穂公園陸上競技場整備等事業における落札者の決定について
・名古屋市 瑞穂公園陸上競技場整備等事業に係るPFI手続き
・名古屋市 瑞穂公園陸上競技場整備等事業に係るPFI手続き 要求水準書
・建通新聞 瑞穂公園陸上競技場 496億で竹中G
・名古屋市 瑞穂公園の整備
・東海テレビ 白い屋根が覆う観客席は仮設含め約3万5千席…瑞穂陸上競技場の建て替え 竹中工務店のグループが落札

出典:名古屋市
■概要
・名称 瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え
・name Mizuho Park Athletics Stadium Development Project / Paloma Mizuho Stadium Reconstruction
・中文名 瑞穗公园体育馆开发项目/ Paloma瑞穗体育场改建
・所在地 愛知県名古屋市瑞穂区名古屋市瑞穂区萩山町3丁目、4丁目、師長町、山下通5丁目、豊岡通3丁目、田辺通3丁目、4丁目
・階数 地上5階
・構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
・開発面積 244,626.52㎡
・建築面積 約26,100㎡
・延床面積 約63,500㎡
・陸上トラック規格 直走路80.0m、9レーン※要求水準書における規格
・サッカーコート規格 長さ105m、幅68m (芝生サイズ:長さ107m、幅71m)
・観客席数 約3万席
・着工 陸上競技場等:2021年7月
その他の建築、公園整備施設:2023年4月以降
・竣工 陸上競技場等:2026年3月
その他の建築、公園整備施設:2025年9月
・建築主 名古屋市
・設計 代表企業:竹中工務店、
構成企業:ミズノ、日本管財、新東通信
協力会社:日本設計、プレック研究所中部事務所、ミズノスポーツサービス、名鉄協商
・施工 ---
・最寄駅 瑞穂運動場東、瑞穂運動場西
(2013年4月29日、5月3日、2016年4月4日撮影)
※2021年3月10日画像一部差し替え
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えの位置図です。

出典:名古屋市
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えの現況配置図、事業区域図です。

出典:名古屋市
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えのスケジュールです。

出典:名古屋市
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えの完成予想パースです。

出典:名古屋市
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え計画地、現在の競技場の様子です。
陸上競技用のトラックが現行では8レーンですが、新競技場では直走路80.0m、9レーンに増設されます。

現在の瑞穂公園陸上競技場/パロマ瑞穂スタジアムの観客席から見た競技場の様子です。
現在の競技場は西側のみに屋根が設置されていますが、新競技場では東側にも屋根が設置され、全ての観客席が屋根で覆われ、スタンドの先端よりも競技エリア側に張り出したり、低い位置に設ける等の工夫により、日差しの強い夏場や雨天時・強風時においても快適に観覧できる環境を整備する計画となっています。

東側から見た瑞穂公園陸上競技場/パロマ瑞穂スタジアムの様子です。
現在の競技場は観客席27,000人、1941年2月開場となっており、修繕が1950年10月、1994年5月、拡張が1982年3月に行われています。

現在の瑞穂公園陸上競技場/パロマ瑞穂スタジアムの外観です。
2015年度に命名権を器具製造販売のパロマが取得し、「パロマ瑞穂スタジアム」という名称になっており、ロゴも掲載されていました。

瑞穂公園を南北に分ける山崎川北側には「北陸上競技場」と「レクリエーション広場」、「野球場」、弓道やアーチェリー、プール施設などが入る「宿泊研修棟」などがあります。
北陸上競技場は:全天候舗装 400m/8コース、フィールドは天然芝 102m×69mとなっており、レクリエーション広場は:300m トラック、6コース可能な構造となっています。

現行の要求水準書には野球場の整備に関しては特に記載はありませんでしたが、かなり古くなってきており、今後の整備計画に期待したいところです。

瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え計画では、陸上競技場と北側にあるレクリエーション広場を8の字ループで結び、公園と陸上競技場が一体になるようデッキ型のコンコースを設ける計画となっています。
競技場南西側の広場や駐車場のある付近に大階段が設けられ、山崎川河川敷などとの一体感も感じられるような設備となります。

瑞穂公園を貫く山崎川です。
春には花見の名所となっており、ただスポーツを楽しむだけの公園ではなく、こうした四季折々のイベントも開けるような公園として機能しています。

観客席から見た瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え計画の完成予想パースです。
2026年には「第20回アジア競技大会」のメインスタジアムとして活用され、大変賑わうものと思われます。

出典:名古屋市
大階段と山崎川付近の完成予想パースです。
ブログ管理人の私も中学時代から高校時代にかけて陸上部に所属しており、中学時代には開催箇所は日進市と新城市の方でしたが駅伝で県大会にも行ったことがあるため、陸上競技で使ったこちらの競技場は何度もお世話になった競技場です。
当時は1,500m走や5,000m走などの中長距離種目を走っており、1,500m走を4分30秒~4分40秒ほどで走った記憶があるほか、レクリエーション広場などでも練習したことがあります。
遂にこちらの競技場も生まれ変わるとのことで、思い出の地のひとつが再開発されますね!

出典:東海テレビ
整理番号 PFI事業として竹中工務店グループが落札し、約3万席の競技場と9レーンのトラックに増設!“瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え”現地の様子
2021年3月5日に496億5,556万8,196円で竹中工務店グループが落札者に選ばれており、7月に事業契約締結、設計開始、着工等は2021年7月、指定管理は2023年4月、周辺公園設備等の完成は2025年9月、競技場の竣工は2025年度末の2026年3月が予定されています。
PFI事業(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)として事業が進められており、公共施設等の建設から維持管理、運営等を民間の資金、経営能力及び技術的能力を活用して行う手法が用いられます。
選出された竹中工務店グループは、代表を竹中工務店とし、構成企業はミズノ、日本管財、新東通信、協力会社は日本設計、プレック研究所中部事務所、ミズノスポーツサービス、名鉄協商となっています。
新競技場の要求水準書では、原則30,000 席以上の観客席にすることやアジア競技大会の開閉会式時に競技エリア内に仮設席約 5,000 席を設置し、合計 35,000 席以上が確保可能な計画とすることが記載されています。
また、陸上競技用のトラックが現行では8レーンですが、新競技場では直走路80.0m、9レーンに増設され、サッカーコートは長さ105m、幅68m (芝生サイズ:長さ107m、幅71m)が確保されます。
周辺や設備整備も行われ、サブトラックとなっている北陸上競技場には大型映像装置が別途新設され、VIP関連諸室(特にVVIPエリア)においては、防弾ガラスの設置や専用退避通路の整備も行われます。
◆参考資料、引用元
・名古屋市 名古屋市瑞穂公園陸上競技場整備等事業における落札者の決定について
・名古屋市 瑞穂公園陸上競技場整備等事業に係るPFI手続き
・名古屋市 瑞穂公園陸上競技場整備等事業に係るPFI手続き 要求水準書
・建通新聞 瑞穂公園陸上競技場 496億で竹中G
・名古屋市 瑞穂公園の整備
・東海テレビ 白い屋根が覆う観客席は仮設含め約3万5千席…瑞穂陸上競技場の建て替え 竹中工務店のグループが落札

出典:名古屋市
■概要
・名称 瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え
・name Mizuho Park Athletics Stadium Development Project / Paloma Mizuho Stadium Reconstruction
・中文名 瑞穗公园体育馆开发项目/ Paloma瑞穗体育场改建
・所在地 愛知県名古屋市瑞穂区名古屋市瑞穂区萩山町3丁目、4丁目、師長町、山下通5丁目、豊岡通3丁目、田辺通3丁目、4丁目
・階数 地上5階
・構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
・開発面積 244,626.52㎡
・建築面積 約26,100㎡
・延床面積 約63,500㎡
・陸上トラック規格 直走路80.0m、9レーン※要求水準書における規格
・サッカーコート規格 長さ105m、幅68m (芝生サイズ:長さ107m、幅71m)
・観客席数 約3万席
・着工 陸上競技場等:2021年7月
その他の建築、公園整備施設:2023年4月以降
・竣工 陸上競技場等:2026年3月
その他の建築、公園整備施設:2025年9月
・建築主 名古屋市
・設計 代表企業:竹中工務店、
構成企業:ミズノ、日本管財、新東通信
協力会社:日本設計、プレック研究所中部事務所、ミズノスポーツサービス、名鉄協商
・施工 ---
・最寄駅 瑞穂運動場東、瑞穂運動場西
(2013年4月29日、5月3日、2016年4月4日撮影)
※2021年3月10日画像一部差し替え
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えの位置図です。

出典:名古屋市
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えの現況配置図、事業区域図です。

出典:名古屋市
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えのスケジュールです。

出典:名古屋市
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替えの完成予想パースです。

出典:名古屋市
瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え計画地、現在の競技場の様子です。
陸上競技用のトラックが現行では8レーンですが、新競技場では直走路80.0m、9レーンに増設されます。

現在の瑞穂公園陸上競技場/パロマ瑞穂スタジアムの観客席から見た競技場の様子です。
現在の競技場は西側のみに屋根が設置されていますが、新競技場では東側にも屋根が設置され、全ての観客席が屋根で覆われ、スタンドの先端よりも競技エリア側に張り出したり、低い位置に設ける等の工夫により、日差しの強い夏場や雨天時・強風時においても快適に観覧できる環境を整備する計画となっています。

東側から見た瑞穂公園陸上競技場/パロマ瑞穂スタジアムの様子です。
現在の競技場は観客席27,000人、1941年2月開場となっており、修繕が1950年10月、1994年5月、拡張が1982年3月に行われています。

現在の瑞穂公園陸上競技場/パロマ瑞穂スタジアムの外観です。
2015年度に命名権を器具製造販売のパロマが取得し、「パロマ瑞穂スタジアム」という名称になっており、ロゴも掲載されていました。

瑞穂公園を南北に分ける山崎川北側には「北陸上競技場」と「レクリエーション広場」、「野球場」、弓道やアーチェリー、プール施設などが入る「宿泊研修棟」などがあります。
北陸上競技場は:全天候舗装 400m/8コース、フィールドは天然芝 102m×69mとなっており、レクリエーション広場は:300m トラック、6コース可能な構造となっています。

現行の要求水準書には野球場の整備に関しては特に記載はありませんでしたが、かなり古くなってきており、今後の整備計画に期待したいところです。

瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え計画では、陸上競技場と北側にあるレクリエーション広場を8の字ループで結び、公園と陸上競技場が一体になるようデッキ型のコンコースを設ける計画となっています。
競技場南西側の広場や駐車場のある付近に大階段が設けられ、山崎川河川敷などとの一体感も感じられるような設備となります。

瑞穂公園を貫く山崎川です。
春には花見の名所となっており、ただスポーツを楽しむだけの公園ではなく、こうした四季折々のイベントも開けるような公園として機能しています。

観客席から見た瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え計画の完成予想パースです。
2026年には「第20回アジア競技大会」のメインスタジアムとして活用され、大変賑わうものと思われます。

出典:名古屋市
大階段と山崎川付近の完成予想パースです。
ブログ管理人の私も中学時代から高校時代にかけて陸上部に所属しており、中学時代には開催箇所は日進市と新城市の方でしたが駅伝で県大会にも行ったことがあるため、陸上競技で使ったこちらの競技場は何度もお世話になった競技場です。
当時は1,500m走や5,000m走などの中長距離種目を走っており、1,500m走を4分30秒~4分40秒ほどで走った記憶があるほか、レクリエーション広場などでも練習したことがあります。
遂にこちらの競技場も生まれ変わるとのことで、思い出の地のひとつが再開発されますね!

出典:東海テレビ
整理番号 PFI事業として竹中工務店グループが落札し、約3万席の競技場と9レーンのトラックに増設!“瑞穂公園陸上競技場整備等事業/パロマ瑞穂スタジアム建て替え”現地の様子