2021/03/10
横濱ゲートタワーは神奈川県横浜市西区高島で建設中の22階建て、高さ112mの超高層ビルで、オフィスと併せて、建物低層部ににぎわい・商業施設、オフィスサポート施設等が入ります。
低層部分は1階に飲食・物販店舗、2階に最先端のプラネタリウムやデジタルプラネットカフェ、2階から4階にインキュベートオフィス、カンファレンススクエア、クリニック、保育所等を配置し、企業の創造性や生産性を高める質の高いオフィス空間の創出や新しいワークスタイルの提案・実現を期待しているとのことです。
また、オフィスには「いすゞ自動車」が東京都品川区からこちらに本社移転することとなっています。
2021年3月時点では、既に上棟しており、カーテンウォールの設置もほぼ完了していました。
◆参考資料、引用元
・横浜市 景観形成の考え方 みなとみらい21 中央地区 58街区 開発事業計画(仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
・横浜市 みなとみらい 21 地区 58 街区の事業予定者を決定しました
・国土交通省 鹿島建設株式会社、住友生命保険相互会社、三井住友海上火災保険株式会社の民間都市再生事業計画((仮称)横濱ゲートタワープロジェクト)を認定 ~ 歩行者空間の整備により、みなとみらい地区に更なる賑わいを創出 ~
・鹿島建設 みなとみらい21中央地区58街区本格始動 2021年の竣工に向け「横濱ゲートタワー」が着工
・総合メディカル みなみみらい21地区58街区「横濱ゲートタワー」 クリニックモール物件情報
・建設通信新聞 公式ブログ 【高層棟建設での安全を守る】横濱ゲートタワープロジェクトに適用 ”外部養生ユニット”とは
・いすゞ自動車 本社移転の計画について
◆過去の記事
→2018年11月10日投稿 (仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
→2019年5月31日投稿 (仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
→2020年6月19日投稿 横濱ゲートタワー

■概要
・名称 横濱ゲートタワー
・計画名 (仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
・name Yokohama Gate Tower
・中文名 横滨门塔
・所在地 神奈川県横浜市西区高島一丁目2番50ほか
・用途 事務所、飲食/物販店舗、集会所、プラネタリウム
・階数 地上22階、地下1階
・高さ 112m (軒高:109.56m)
・構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
・基礎工法 ---
・敷地面積 9,308.92㎡
・建築面積 6,153.08㎡
・延床面積 83,730.30㎡
・着工 2019年4月1日
・竣工 2021年7月末日
・建築主 鹿島建設、住友生命保険相互会社、三井住友海上火災保険
・設計 鹿島建設
・施工 鹿島・鉄建・小俣建設共同企業体 (鹿島建設、鉄建建設、小俣建設工業共同企業体)
・最寄駅 新高島
(2021年3月3日撮影)
現地に掲載されている建築計画の概要が書かれた板です。

横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの位置図です。

出典:鹿島建設
横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの配置図です。

出典:横浜市
横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの立面図です。

現地にて撮影
横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの断面図です。

出典:総合メディカル
横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの完成予想パースです。

出典:横浜市
北東側から見上げた建設中の横濱ゲートタワーの様子です。
オフィス基準階の専有面積が約825坪、延床面積約84,000㎡の複合ビルとなり、本社機能や研究開発施設にも対応するオフィスビルで、貸会議室、クリニック、保育所などの付帯施設が入ります。
また、BCP対策として高性能制震装置を採用し、帰宅困難者の一時待機スペースも確保されます。
いすゞ自動車が東京都品川区からこちらに本社移転することとなっており、藤沢工場への近接化を実現し、これまで以上に業務効率の向上、グループ企業間の連携を図るものとされています。

北東側から見た建設中の横濱ゲートタワー 低層部分の様子です。
低層部分には、PCカーテンウォールが設置され、窓部分はスリットとなっています。

北東側から見た建設中の横濱ゲートタワー 高層部分の様子です。
建物頂部の屋上、塔屋まで外壁が伸びる意匠となっており、ガラスとアルミパネルで凹凸をつけたカーテンウォールにより、陰影を表現することで、ガラス面の表情が時間や季節によって移り変わる点が特徴となります。

北西側から見た建設中の横濱ゲートタワー 高層部分の様子です。

北側には、30階建て、高さ152.20mの原鉄道模型博物館も入る「横浜三井ビルディング」が建っています。

南西側から見上げた建設中の横濱ゲートタワー 高層部分の様子です。

横濱ゲートタワーのシンボルとなる「プラネタリウム」です。
球形をした鉄筋コンクリート造の建物となっており、国道1号線から新高島駅側へ伸びるキング軸の西端に位置しています。

国道1号線に架かっている歩道橋のエレベーターは、横濱ゲートタワー内に新設されます。
プラネタリウムの球形建築物もこのパースのように超高層ビル低層部分に組み込まれる形になり、竣工時には球形が建物内にあるような雰囲気になりそうです。

現地にて撮影
国道1号線に架かる歩道橋から横濱ゲートタワーを見た様子です。
現在は仮囲いで覆われていますが、こちらの歩道橋から横濱ゲートタワーに直結し、キング軸を経て、新高島駅や高島中央公園方面へ抜けることができるようになります。

横浜=東京のベッドタウンと揶揄されることがよくあり、データ上でも昼間は都内への流出人口が多くなっており、“横浜は都市圏を持たない”と言われますが、実態としては横浜駅~みなとみらいエリアに次々とオフィスビルが建ってきており、業務集積地域に変貌してきています。
個人的な感覚としてはそれぞれが都市圏を持つとされる京阪神地域の京都や神戸以上、下手すると名古屋以上に横浜には超高層や大規模オフィスビルが建っているように感じます。
ちなみに横浜市にはオフィスビルストックが約530万㎡、377棟、名古屋には約634万㎡、535棟もあり、棟数、面積どちらも三大都市圏の拠点都市である名古屋が上回ります。
しかし、1棟あたりの平均面積にすると名古屋は1.18万㎡、横浜は1.41万㎡となり、横浜の方が1棟あたりの面積が多い=大規模オフィスビルが多いということがわかります。
東京都心のオフィス集積が凄まじいため、比率として横浜は通勤圏を成していないかのように語られますが、実態としてはJR東海道線横浜以西の湘南エリア、相鉄線沿線、市営地下鉄沿線、横浜線沿線、小田急線相模大野以西は東京都心のみならず横浜通勤圏としても機能しています。
参考/出典:一般財団法人 日本不動産研究所 全国オフィスビル調査(2020年1月現在)の調査結果を公表

南側から見た建設中の横濱ゲートタワーの様子です。
カーテンウォールをよく見てみると、3つにファサードが分節しており、圧迫感が軽減されています。

横濱ゲートタワーの完成予想パースです。
高層階コア部分にも、執務スペースである「サテライトワークスペース」や「リフレッシュコーナー」を配置し、設備バルコニーなどが設けられます。

出典:横浜市
2階光庭の完成予想パースです。

出典:横浜市
キング軸に面した1階光庭の完成予想パースです。

出典:横浜市
横浜駅側からのアプローチ、エントランスプラザ完成予想パースです。

出典:横浜市
新高島駅側からのアプローチ、ヒストリカルプラザの完成予想パースです。

出典:横浜市
以前は迫力ある“タワーマンション群”が、形成されていた横浜・みなとみらいエリアも近年は超高層オフィスが林立し始め、東京都心の丸の内エリアのような業務集積がなされた景観が形成されてきています。
低層部分から高層部分までガラス張り、かつ垂直面で伸びる超高層ビルが多く、経済最長の勢いがある新興国のような都市景観となってきています。

整理番号 B-0645-04
低層部分は1階に飲食・物販店舗、2階に最先端のプラネタリウムやデジタルプラネットカフェ、2階から4階にインキュベートオフィス、カンファレンススクエア、クリニック、保育所等を配置し、企業の創造性や生産性を高める質の高いオフィス空間の創出や新しいワークスタイルの提案・実現を期待しているとのことです。
また、オフィスには「いすゞ自動車」が東京都品川区からこちらに本社移転することとなっています。
2021年3月時点では、既に上棟しており、カーテンウォールの設置もほぼ完了していました。
◆参考資料、引用元
・横浜市 景観形成の考え方 みなとみらい21 中央地区 58街区 開発事業計画(仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
・横浜市 みなとみらい 21 地区 58 街区の事業予定者を決定しました
・国土交通省 鹿島建設株式会社、住友生命保険相互会社、三井住友海上火災保険株式会社の民間都市再生事業計画((仮称)横濱ゲートタワープロジェクト)を認定 ~ 歩行者空間の整備により、みなとみらい地区に更なる賑わいを創出 ~
・鹿島建設 みなとみらい21中央地区58街区本格始動 2021年の竣工に向け「横濱ゲートタワー」が着工
・総合メディカル みなみみらい21地区58街区「横濱ゲートタワー」 クリニックモール物件情報
・建設通信新聞 公式ブログ 【高層棟建設での安全を守る】横濱ゲートタワープロジェクトに適用 ”外部養生ユニット”とは
・いすゞ自動車 本社移転の計画について
◆過去の記事
→2018年11月10日投稿 (仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
→2019年5月31日投稿 (仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
→2020年6月19日投稿 横濱ゲートタワー

■概要
・名称 横濱ゲートタワー
・計画名 (仮称)横濱ゲートタワープロジェクト
・name Yokohama Gate Tower
・中文名 横滨门塔
・所在地 神奈川県横浜市西区高島一丁目2番50ほか
・用途 事務所、飲食/物販店舗、集会所、プラネタリウム
・階数 地上22階、地下1階
・高さ 112m (軒高:109.56m)
・構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
・基礎工法 ---
・敷地面積 9,308.92㎡
・建築面積 6,153.08㎡
・延床面積 83,730.30㎡
・着工 2019年4月1日
・竣工 2021年7月末日
・建築主 鹿島建設、住友生命保険相互会社、三井住友海上火災保険
・設計 鹿島建設
・施工 鹿島・鉄建・小俣建設共同企業体 (鹿島建設、鉄建建設、小俣建設工業共同企業体)
・最寄駅 新高島
(2021年3月3日撮影)
現地に掲載されている建築計画の概要が書かれた板です。

横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの位置図です。

出典:鹿島建設
横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの配置図です。

出典:横浜市
横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの立面図です。

現地にて撮影
横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの断面図です。

出典:総合メディカル
横濱ゲートタワー/(仮称)横濱ゲートタワープロジェクトの完成予想パースです。

出典:横浜市
北東側から見上げた建設中の横濱ゲートタワーの様子です。
オフィス基準階の専有面積が約825坪、延床面積約84,000㎡の複合ビルとなり、本社機能や研究開発施設にも対応するオフィスビルで、貸会議室、クリニック、保育所などの付帯施設が入ります。
また、BCP対策として高性能制震装置を採用し、帰宅困難者の一時待機スペースも確保されます。
いすゞ自動車が東京都品川区からこちらに本社移転することとなっており、藤沢工場への近接化を実現し、これまで以上に業務効率の向上、グループ企業間の連携を図るものとされています。

北東側から見た建設中の横濱ゲートタワー 低層部分の様子です。
低層部分には、PCカーテンウォールが設置され、窓部分はスリットとなっています。

北東側から見た建設中の横濱ゲートタワー 高層部分の様子です。
建物頂部の屋上、塔屋まで外壁が伸びる意匠となっており、ガラスとアルミパネルで凹凸をつけたカーテンウォールにより、陰影を表現することで、ガラス面の表情が時間や季節によって移り変わる点が特徴となります。

北西側から見た建設中の横濱ゲートタワー 高層部分の様子です。

北側には、30階建て、高さ152.20mの原鉄道模型博物館も入る「横浜三井ビルディング」が建っています。

南西側から見上げた建設中の横濱ゲートタワー 高層部分の様子です。

横濱ゲートタワーのシンボルとなる「プラネタリウム」です。
球形をした鉄筋コンクリート造の建物となっており、国道1号線から新高島駅側へ伸びるキング軸の西端に位置しています。

国道1号線に架かっている歩道橋のエレベーターは、横濱ゲートタワー内に新設されます。
プラネタリウムの球形建築物もこのパースのように超高層ビル低層部分に組み込まれる形になり、竣工時には球形が建物内にあるような雰囲気になりそうです。

現地にて撮影
国道1号線に架かる歩道橋から横濱ゲートタワーを見た様子です。
現在は仮囲いで覆われていますが、こちらの歩道橋から横濱ゲートタワーに直結し、キング軸を経て、新高島駅や高島中央公園方面へ抜けることができるようになります。

横浜=東京のベッドタウンと揶揄されることがよくあり、データ上でも昼間は都内への流出人口が多くなっており、“横浜は都市圏を持たない”と言われますが、実態としては横浜駅~みなとみらいエリアに次々とオフィスビルが建ってきており、業務集積地域に変貌してきています。
個人的な感覚としてはそれぞれが都市圏を持つとされる京阪神地域の京都や神戸以上、下手すると名古屋以上に横浜には超高層や大規模オフィスビルが建っているように感じます。
ちなみに横浜市にはオフィスビルストックが約530万㎡、377棟、名古屋には約634万㎡、535棟もあり、棟数、面積どちらも三大都市圏の拠点都市である名古屋が上回ります。
しかし、1棟あたりの平均面積にすると名古屋は1.18万㎡、横浜は1.41万㎡となり、横浜の方が1棟あたりの面積が多い=大規模オフィスビルが多いということがわかります。
東京都心のオフィス集積が凄まじいため、比率として横浜は通勤圏を成していないかのように語られますが、実態としてはJR東海道線横浜以西の湘南エリア、相鉄線沿線、市営地下鉄沿線、横浜線沿線、小田急線相模大野以西は東京都心のみならず横浜通勤圏としても機能しています。
参考/出典:一般財団法人 日本不動産研究所 全国オフィスビル調査(2020年1月現在)の調査結果を公表

南側から見た建設中の横濱ゲートタワーの様子です。
カーテンウォールをよく見てみると、3つにファサードが分節しており、圧迫感が軽減されています。

横濱ゲートタワーの完成予想パースです。
高層階コア部分にも、執務スペースである「サテライトワークスペース」や「リフレッシュコーナー」を配置し、設備バルコニーなどが設けられます。

出典:横浜市
2階光庭の完成予想パースです。

出典:横浜市
キング軸に面した1階光庭の完成予想パースです。

出典:横浜市
横浜駅側からのアプローチ、エントランスプラザ完成予想パースです。

出典:横浜市
新高島駅側からのアプローチ、ヒストリカルプラザの完成予想パースです。

出典:横浜市
以前は迫力ある“タワーマンション群”が、形成されていた横浜・みなとみらいエリアも近年は超高層オフィスが林立し始め、東京都心の丸の内エリアのような業務集積がなされた景観が形成されてきています。
低層部分から高層部分までガラス張り、かつ垂直面で伸びる超高層ビルが多く、経済最長の勢いがある新興国のような都市景観となってきています。

整理番号 B-0645-04