2021/04/25
YOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/KITANAKA BRICK & WHITE(北仲ブリック&ホワイト) |
YOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/KITANAKA BRICK & WHITE(北仲ブリック&ホワイト)は神奈川県横浜市中区北仲通に建つ58階建て、高さ199.95m、総戸数1,176戸の超高層タワーマンションをメインとしたホテルや商業施設からなる複合施設で、横浜第二合同庁舎西側に位置し、みなとみらい線馬車道駅に直結しています。
用途構成は、5階~45階と52階~58階に横浜市最大規模・最高層分譲マンション「ザ・タワー横浜北仲」、46階~51階に横浜エリア初進出となるサービス付き長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」、1~3階に商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」となります。
また、再開発前に敷地内にあった「旧帝蚕倉庫」も美しく整備され、「KITANAKA BRICK(北仲ブリック)」となりました。復元、補修された「旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用 B号倉庫およびC号倉庫(旧帝蚕倉庫)」には、クラブ&レストランの「ビルボードライブ横浜」が入っています。
2020年2月下旬に竣工しており、2020年6月25日に低層部分の商業施設であるKITANAKA BRICK & WHITE(北仲ブリック&ホワイト)が開業、2020年10月31日にオークウッドスイーツ横浜が開業しています。
参考資料、引用元
・国土交通省 三井不動産レジデンシャル株式会社、丸紅株式会社の 民間都市再生事業計画を認定 -制度創設 15 年、累計認定件数 100 件達成!-
・ 三井不動産レジデンシャル 駅直結、横浜市最大規模・最高層(総戸数1,176戸・58階建)の分譲マンション 「ザ・タワー横浜北仲」全戸完売
・三井不動産レジデンシャル ~みなとみらい線「馬車道」駅直結、保存・復元した歴史的建造物と超高層ミクストユースタワーがおりなす横浜の新たなランドマーク遂に完成~「KITANAKA BRICK&WHITE」が 4 月 23 日(木) 開業
・三井不動産レジデンシャル みなとみらい線「馬車道」駅直結、商業・文化施設「KITANAKA BRICK&WHITE」2020年6月25日(木)グランドオープン!
・オークウッドスイーツ横浜 公式サイト
・横浜市 A-1・2地区の変更に伴う今回の新事業計画
過去の記事
→2016年3月18日投稿 (仮称)横浜市中区北仲通5丁目計画
→2017年1月3日投稿 ミクストユースタワー
→2017年9月15日投稿 ザ・タワー横浜北仲
→2018年11月30日投稿 ザ・タワー横浜北仲
→2019年2月10日投稿 ザ・タワー横浜北仲
→2019年5月24日投稿 ザ・タワー横浜北仲
→2020年2月18日投稿 ザ・タワー横浜北仲 (KITANAKA BRICK & WHITE(北仲ブリック&ホワイト))

概要
・名称 YOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/KITANAKA BRICK & WHITE(北仲ブリック&ホワイト))
・計画名 (仮称)横浜市中区北仲通5丁目計画
・name YOKOHAMA KITANAKA KNOT (The Tower Yokohama Kita/KITANAKA BRICK & WHITE)
・中文名 横滨北中花结(横滨北仲塔楼/北仲砖&白)
・所在地 神奈川県横浜市中区北仲通五丁目57番2
・用途 共同住宅、ホテル、事務所、店舗、学習塾、駐車場
・階数 地上58階、地下1階
・高さ 199.95m
・構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
・基礎工法 直接基礎
・総戸数 1,176戸 (事業協力者住戸50戸含む、他に宿泊施設・店舗・事務所等)
・客室数 175室
・敷地面積 13,135.37㎡
・建築面積 8,761.33㎡
・延床面積 168,285.63㎡
・着工 2016年10月1日
・竣工 2020年2月下旬
・建築主 三井不動産レジデンシャル、丸紅
・設計 鹿島建設
・施工 鹿島建設、パナソニック ES 建設エンジニアリング
・最寄駅 馬車道、桜木町
(2021年1月29日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:三井不動産レジデンシャル ニュースリリース
配置図(街区全体)

出典:横浜市
断面図

出典:国土交通省
断面図(街区全体)

出典:横浜市
用途構成図

出典:三井不動産レジデンシャル ニュースリリース
イメージパース

出典:三井不動産レジデンシャル ニュースリリース
イメージパース(街区全体)

北西側から見たYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の様子です。
マンション部分の「ザ・タワー横浜北仲」は共用施設が充実しており、低層階にはパーティーリビング、パーティーダイニング、スタディールーム、フィットネスルーム、マルチアトリエA・B(集会室)、ゲストルーム「翠(みどり)」、「和(なごみ)」などがあるほか、25階にはビューラウンジ、ゲストスイート「Ocean」、そして46階には展望ロビーも設けられています。

北西側から見上げたYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の様子です。

YOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の高層部分の様子です。
頂部は緩やかに弧を描いたような外観意匠が特徴的で、夜はライトアップもなされます。

北西側手前では都市型循環式ロープウェイ“YOKOHAMA AIR CABIN”が通過していきます。

北西側から見たYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト) 低層部分の様子です。
赤レンガ調の一枚壁に街区名称である「YOKOHAMA KITANAKA KNOT」のロゴが設置されています。

北側から見上げたYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の様子です。

北東側から見上げたYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の様子です。
横浜エリア初進出となるサービス付き長期・短期滞在型宿泊施設「オークウッドスイーツ横浜」が総客室数175室、46階~51階に入っています。
「オークウッドスイーツ横浜」は、食器や調理器具が備えられたフルキッチンをはじめ、家具家電が完備されたサービスアパートメントタイプの客室で構成されています。
また、 24時間のフロントデスクをはじめ、コンシェルジュサービス、定期的なハウスキーピングサービスにフィットネスジムも利用可能となっています。

北東側から見たYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)低層部分の様子です。

北東側真下から見上げたYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の様子です。

角部屋には床から天井まであるダイレクトウィンドウが設置されており、バルコニーは一面ガラスパネル手すりとなっており、透明感ある外観に仕上がっています。
これだけのガラス面で光の反射、屈折、陰影が途切れ途切れに見えるため、非常に迫力があります。

南東側から見上げたYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の様子です。

高層部分の様子です。
南東側のコーナーサッシは、角が落とされたようにして建物本体と45度ずらして設置されたものとなっています。
サッシは塔屋部分、緩やかに弧を描く頂部まで伸びています。

中低層部分まではバルコニーの袖壁や軒部分が白色となっており、ガラス部分や黒の外壁とのコントラストで目立ちますが、高層部分は袖壁や軒が黒色となっており、目立たないデザインです。

南東側から見たYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)低層部分の様子です。
低層部分には、「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」が入り、横浜市の文化芸術振興を積極推進する「横浜市文化芸術創造都市施策」に貢献し、文化の発信拠点となる施設を誘致する「KITANAKA BRICK(北仲ブリック)」と、分譲マンションや近隣住民、ホテル宿泊者へ高い利便性を提供する、様々なライフスタイルに対応した物販・飲食・サービス店舗等が出店する「KITANAKA WHITE(北仲ホワイト)」から構成されます。

南西側から見上げたYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の様子です。

馬車道駅前、本町通りから見上げたYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/北仲ブリック&ホワイト)の様子です。

低層部分の商業施設として整備された「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」です。
1926年(大正15年)に竣工した旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用 B号倉庫およびC号倉庫(旧帝蚕倉庫)は遠藤於莵による設計、施工は大林組で、鉄筋コンクリート造ですが赤レンガ調の建物となっていることが特徴です。
過去に生糸の保管に使われており、元々4棟あったうち現存していた1棟を一度解体し、隣の棟があった位置に部材を活用して忠実な復元を行ったものになります。

KITANAKA BRICK SOUTH(北仲ブリックサウス)の様子です。
「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」のうち、旧帝蚕倉庫が活用されたのはも「KITANAKA BRICK(北仲ブリック)」側となります。

西側から見たKITANAKA BRICK SOUTH(北仲ブリックサウス)の様子です。

YOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)の銘板です。

「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」のうち、ザ・タワー横浜北仲の直下にあたる部分はピロティ空間と大きくキャンチした庇が設置されています。

「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」のうち、新築されたKITANAKA WHITE(北仲ホワイト)です。

生糸を紡いだ織物のような意匠をしています。
「旧帝蚕ビルヂング」の白いファサードとシルクの織り目をモチーフにデザインした外観が特徴的な商業施設です。

現地に掲載されている「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」フロアマップです。

「KITANAKA BRICK&WHITE(北仲ブリック&ホワイト)」のテナント・ショップ一覧です。

「KITANAKA BRICK(北仲ブリック)と「KITANAKA WHITE(北仲ホワイト)」の間に位置する「歴史広場」です。
歴史広場の整備により、南北を行き来できるようになりました。

「KITANAKA WHITE(北仲ホワイト)」側には2階へのエスカレーターが設けられています。
吹き抜け空間の天井は、ダウンライトが多数設置され、星空のような雰囲気となっています。

みなとみらい線馬車道駅への出入口です。

レンガ調の意匠にアイアン調の看板、ヨーロッパ風の建物が建ち並んだ過去の港町のような景観が創られました。

天井付近の壁には装飾が設置されています。

「歴史広場」の北側には、マリンデッキへアクセスするエスカレーターが整備されています。

ザ・タワー横浜北仲のエントランスです。

マリンデッキから「歴史広場」を見た様子です。

マリンデッキの様子です。
ベンチや植栽などファニチャー類も充実しており、エレベーターも設置されていることから、バリアフリー空間となっています。

マリンデッキの北側角は白い格子の庇がアールを描いて設置されています。

マリンデッキ北側はこのように庇付きのデッキが広がっており、A3街区や将来開発予定のA2街区へデッキが延びています。

赤レンガ倉庫付近から見たYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/KITANAKA BRICK & WHITE(北仲ブリック&ホワイト)の様子です。
ザ・タワー横浜北仲は、横浜市ではランドマークタワーについでに高い超高層となります。
もちろんタワマンとしては横浜市最高層です。

竣工したYOKOHAMA KITANAKA KNOT(横浜北仲ノット)(ザ・タワー横浜北仲/KITANAKA BRICK & WHITE(北仲ブリック&ホワイト)と運行を開始した都市型循環式ロープウェイ“YOKOHAMA AIR CABIN”です。

横浜・北仲エリアの超高層化が一気に進んでいきます。

整理番号B-0391-08 竣工