2021/04/14
(仮称)関西医科大学タワー棟新築工事 |
(仮称)関西医科大学タワー棟新築工事は大阪府枚方市の関西医科大学で建設中の地上12階建て、高さ116.05mの超高層ビルです。
施設用途としては、遠方から入院患者さんのお見舞いにこられた家族のための宿泊施設機能や、大学の国際交流センター機能、留学生が快適な研究・勉強生活を送るためのラウンジスペース・共同キッチンを持った宿舎となります。
2021年4月時点では、12階躯体まで施工が進められていました。
参考資料、引用元
・関西医科大学 広報 Vol.49 2020年5月15日発行

概要
・名称 (仮称)関西医科大学タワー棟新築工事
・計画名 (仮称)関西医科大学タワー棟新築工事
・name (Tentative name) Kansai Medical University Tower Building New Construction
・中文名 (临时名称)关西医科大学塔楼新建筑
・所在地 大阪府枚方市新町二丁目300番1、他6筆の一部
・用途 学校(大学)、留学生寮(寄宿舎)、患者・家族のための宿泊施設(ホテル)
・階数 地上12階
・高さ 116.05m ※大学広報:115.95m
・構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造
・基礎工法 ---
・総戸数 45戸
・敷地面積 60,749.42㎡
・建築面積 484.34㎡
・延床面積 5,229.70㎡
・着工 2020年3月16日
・竣工 2021年9月30日
・建築主 関西医科大学
・設計 前田建設工業
・施工 前田建設工業
・最寄駅 枚方市
(2021年4月4日撮影)
建築計画の概要板

イメージパース

出典:関西医科大学
東側正面から見た建設中の(仮称)関西医科大学タワー棟新築工事の様子です。
関西医科大学には、医学部、看護学部の学部があり、2021年4月には2021年3月に閉校する関西医科大学附属看護専門学校跡地に、理学療法学科と作業療法学科の2学科から成る「リハビリテーション学部」が開設されます。
ちなみに関西医科大学の6年間の学費は2,814万円程度(2021年度)といわれ、入学金は100万円、初年度586万円となっており、医学部の大学としては、国際医療福祉大学、順天堂大学、日本医科大学、慶應義塾大学、東京慈恵会医科大学、東邦大学に次いで全国7番目に6年間の総額学費が安い大学となっています。
ちなみに最も安い国際医療福祉大学でも6年間総額1,850万円かかるとのことで、医学部に行く人は相当な富裕層でないと厳しそうです。

12階躯体まで施工が進められ、PCカーテンウォールの取り付けが行われていました。
12階よりも上は尖塔部分となります。

北西側から見た建設中の(仮称)関西医科大学タワー棟新築工事の様子です。

南東側から見た建設中の(仮称)関西医科大学タワー棟新築工事の様子です。

関西医科大学枚方キャンパス東側に建っている「関西医科大学附属病院」です。
地上13階、地下1階、高さ67.024m、延床面積71,851.19㎡、病床数751床の高層ビルで、2005年8月に竣工しています。
地域がん診療連携拠点病院や大阪府災害拠点病院、大阪府の災害派遣医療チームの大阪DMATなどの指定を受けており、診療科は血液腫瘍内科、呼吸器腫瘍内科、呼吸器・感染症内科、循環器内科、腎臓内科、内分泌内科、糖尿病科、消化器肝臓内科、心療内科、総合診療科、神経内科、精神神経科、小児科、肝胆膵外科、消化菅外科、小児外科、乳腺外科、心臓血管外科、小児心臓外科、呼吸器外科、脳神経外科、小児脳神経外科、整形外科、形成外科、皮膚科、腎泌尿器外科、眼科、耳鼻咽喉科・頭頸部外科、歯科口腔外科、放射線科、産婦人科、麻酔科、臨床検査医学科、病理診断科、救急医学科、リハビリテーション科、リウマチ・膠原病科、健康科学科、血管外科と多岐にわたります。

関西医科大学の東側隣接地では、「枚方市総合文化芸術センター」の建設が進められています。
枚方市の市の文化芸術の拠点施設として整備が進められており、地上5階、1,468席の関西医大大ホールや325席の小ホール、多目的ホールのひらしんイベントホール、展示空間のひらしん美術ギャラリーなどからなります。
こちらは2021年9月に開業予定です。
・枚方市総合文化芸術センター 公式サイト

(仮称)関西医科大学タワー棟新築工事の夜景パースです。
尖塔部分が一直線にライトアップされるようです。

出典:関西医科大学
整理番号 B-1149-01