2021/05/07
みなとみらい 21 中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクト |
みなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクトは、神奈川県横浜市西区みなとみらいで建設中の30階建て、高さ161mのWEST棟、16階建て、高さ90mのEAST棟からなるツインビル形式の超高層ビルです。
施設用途は、WEST棟がオフィスをメインとして、高層部分は京急グループの新築では初出店となる「京急EXホテル」、低層部分はヤマハのブランド発信拠点や店舗で構成される新高島駅周辺の新たなシンボルとなる多機能交流拠点となります。
また、EAST棟には、様々な企業が本社、研究開発拠点として利用することを視野に入れたオフィスを主な用途とし、低層部分にオープンイノベーションスペースや店舗を備えるものとされています。
歩行者ネットワークとしてみなとみらい21中央地区の拠点となる駅や施設を結び、「グランモール軸」と「キング軸」が交差する結節点に位置していることから、ペデストリアンデッキをグランモール軸と直結させ、横浜駅からランドマークタワーなどの建つみなとみらい駅方面までデッキと歩行者専用道路を通じてアクセスできることになります。
2021年4月1日に着工しており、竣工は2024年3月31日となっています。
参考資料、引用元
・日鉄興和不動産 「みなとみらい21中央地区53街区」が着工 ~みなとみらいを象徴する新たな拠点として2024年3月末に誕生予定~
・大林組「みなとみらい21中央地区53街区」の事業予定者に選定されました 延べ面積約18万m²の大規模複合ビルを開発
・横浜市 みなとみらい21中央地区53街区の事業予定者を決定しました
・横浜市 みなとみらい21地区53街区の開発事業が、国土交通大臣の民間都市再生事業計画の認定を受けました
・日刊建設工業新聞 大林組ら5社/MM21地区53街区開発が着工/総延べ18万平米24年3月末竣工へ
過去の記事
→2019年4月20日投稿 みなとみらい21中央地区53街区
→2019年11月4日投稿 みなとみらい21中央地区53街区

出典:横浜市
概要
・名称 みなとみらい21中央地区53街区開発事業、(仮称)MM53街区プロジェクト
・計画名 みなとみらい21中央地区53街区、みなとみらい 21 中央地区53街区開発事業、(仮称)MM53街区プロジェクト
・name Minatomirai 21 Central District 53 Block Development Project 、(tentative name) MM53 Block Project
・中文名 港未来 21中心区53街区开发项目、(临时名称)MM53区项目
・所在地 神奈川県横浜市西区みなとみらい五丁目1番1
・用途 事務所、店舗、ホテル、自動車車庫
WEST棟:事務所、店舗、ホテル、駐車場
EAST棟:事務所、店舗、駐車場
・階数 WEST棟:地上30階、地下1階
EAST棟:地上16階、地下1階
・高さ WEST棟:161m (※ニュースリリース:158m)
EAST棟:90m※ニュースリリース
・構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
・客室数 150室
・基礎工法 ---
・敷地面積 20,620.58㎡
・建築面積 14,500㎡
・延床面積 183,132.29㎡
・着工 2021年4月1日
・竣工 2024年3月31日
・建築主 大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社
・設計 大林組
・施工 大林組
・最寄駅 新高島、横浜
(2021年3月3日、3月14日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:日鉄興和不動産 ニュースリリース
配置図

現地にて撮影
断面図

出典:日鉄興和不動産 ニュースリリース
イメージパース

出典:日鉄興和不動産 ニュースリリース
南西側から見た建設中のみなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクトの様子です。
敷地南西側に30階建て、高さ161mのWEST棟、東側に16階建て、高さ90mのEAST棟が建設されます。

北西側から見た建設中のみなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクトの様子です。
EAST棟1階には、みなとみらい21中央地区に数多くあるオープンイノベーション施設のコアとなる、オープンイノベーションスペースが入るほか、WEST棟の高層部には、京急グループの宿泊特化型ホテルの上位グレードとなる「京急EXホテル」が横浜エリアに初出店します。

北東側、横浜グランゲート側から見た建設中のみなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクトの様子です。

北東側から見た建設中のみなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクトの様子です。

東側から見た建設中のみなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクトの様子です。
こちらの53街区が建設されると、みなとみらい大通り沿いはほぼ開発完了となります。
1965年に開発構想が生まれ、1979年に「横浜市都心臨海部総合整備計画」基本構想ぎ発表、1981年に一般公募により事業名が「みなとみらい21」に決定し、1983年11月8日に「みなとみらい21」地区の開発事業が着工、1992年に中央地区の埋め立てが完了、そして1993年には横浜ランドマークタワーや横浜銀行本店ビルなどの超高層ビルが竣工し、バブル崩壊によってオフィスビルの開発が停滞していましたが、2010年代から一気に開発が進んでいます。

南東側から見た建設中のみなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクトの様子です。

グランモール軸から続くデッキから見た建設中のみなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクトの様子です。

将来的にはこちらのデッキが延伸され、WEST棟とEAST棟の間を抜け、街区北側の広場に直結、北側のペデストリアンデッキとも接続します。

敷地北側に見える横浜グランゲート側のデッキです。こちらから日産グローバル本社、そごうを通じて横浜駅までアクセスできるようになります。

ペデストリアンデッキの引込みイメージパースです。
WEST棟・EAST棟の低層部には、みなとみらい 21 中央地区の骨格となる都市軸やコモンスペースに沿って、オフィスワーカーのサポート店舗を中心に、商業施設が入ります。
また、音や音楽を通じた文化をヤマハのコンテンツによって提供することとなっており、ヤマハのブランド発信拠点も入るものとされています。

出典:日鉄興和不動産 ニュースリリース
大階段・ゲートプラザのイメージパースです。
WEST棟・EAST棟の主要な出入口前や店舗の前には、人々が自由に利用・通行できる「ランブリング(気ままなぶらぶら歩き)」をコンセプトにしたコモンスペース(広場状空地)が設けられます。
こちらのコモンスペースには屋外ステージ、大屋根、大階段といった仕掛けを効果的に配置し、音楽を中心としたイベントやアウトドアオフィスといったシーンでの活用を想定しているとのことです。

出典:日鉄興和不動産 ニュースリリース
みなとみらい21中央地区53街区開発事業/(仮称)MM53街区プロジェクト低層部のイメージです。

出典:日鉄興和不動産 ニュースリリース
整理番号B-0815-03