2021/04/22
(仮称)中日ビル建替計画/中部日本ビルディング建替計画 |
(仮称)中日ビル建替計画/中部日本ビルディング建替計画は愛知県名古屋市中区栄で建設中の地上33階建て、高さ158.877m、延床面積117,267.00㎡の超高層ビルです。
外観デザインは、従前の中日ビルの外観をモチーフとした低層部分の上にセットバックしながら空へ伸びていく超高層ビルとなります。
建築主のうち事業主体は中部日本ビルディング、共同事業者として中日新聞、設計は竹中工務店、プロジェクトマネジメント(PJM)支援に三菱地所、コンストラクションマネジメント(CM)に三菱地所設計が入っており、施工は竹中工務店となっています。
また、ビルの主要用途は、オフィス、ホテル、商業施設、ホール、駐車場、地域冷暖房施設(DHC)となっており、高層部にはロイヤルパークホテルズアンドリゾーツのホテルが入ります。
旧中日ビルは2019年3月31日に閉館しており、既に既存建築物は解体、除去済み、2021年1月時点では基礎工事が進められています。
参考資料、引用元
・中部日本ビルディング (仮称)新中日ビル新築工事着工について
・中部日本ビルディング 中日ビル建て替え基本計画について
・中日新聞 新中日ビルの基本計画発表 外観イメージ初公表※リンク切れ
・中日新聞 新・中日ビルは31階建て 24年度完成※リンク切れ
・朝日新聞 中日ビル、170メートルの超高層に 24年度に開業へ
・東京新聞 中日ビル 建て替え計画発表 24年度完成、高層部にホテル※リンク切れ
・名古屋市 (仮称)新中日ビル(令和2年7月20日提出) 出店概要書
過去の記事
→2016年9月29日投稿 中部日本ビルディング(中日ビル) 再開発建て替え計画
→2018年12月7日投稿 中部日本ビルディング(中日ビル)再開発計画
→2019年2月15日投稿 中部日本ビルディング(中日ビル)再開発計画
→2019年4月17日投稿 中部日本ビルディング(中日ビル)再開発計画
→2019年9月19日投稿 中部日本ビルディング(中日ビル)再開発計画
→2019年12月9日投稿 中部日本ビルディング(中日ビル)再開発計画
→2020年5月6日投稿 中部日本ビルディング(中日ビル)建替計画
→2020年9月23日投稿 中部日本ビルディング建替計画(中日ビル建替計画)
→2021年1月7日投稿 (仮称)中日ビル建替計画/中部日本ビルディング建替計画

現地にて撮影
概要
・名称 (仮称)中日ビル建替計画
・計画名 中部日本ビルディング建替計画(中日ビル建替計画)
・name Chunichi Building rebuilding plan
・中文名 中日建筑物重建计划
・所在地 住居表示:愛知県名古屋市中区栄四丁目1番1
地番:愛知県名古屋市中区栄四丁目101番、105番3、106番~111番
・用途 事務所、ホテル、店舗、駐車場、ホール、地域冷暖房施設(DHC)
・階数 地上33階、地下5階
・高さ 158.877m
・構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 ---
・敷地面積 6,862.35㎡
・建築面積 5,952.71㎡
・延床面積 117,267.00㎡
・着工 2021年2月1日 (解体着手:2019年4月)
・竣工 2023年7月31日
・建築主 事業主体:中部日本ビルディング、共同事業者:中日新聞
・設計 竹中工務店、プロジェクトマネジメント(PJM)支援 三菱地所、コンストラクションマネジメント(CM) 三菱地所設計
・施工 竹中工務店
・最寄駅 栄、栄町
(2021年4月3日、4月5日撮影)
建築計画の概要板
▼建築計画の概要

▼旅館等指導要綱による標識

位置図

出典:名古屋市
配置図

出典:名古屋市
断面図

出典:中部日本ビルディング
イメージパース

出典:中部日本ビルディング
北西側、久屋大通パークから見た建設中の(仮称)中日ビル建替計画/中部日本ビルディング建替計画の様子です。
2021年2月1日に着工しており、現在はクローラークレーン等が並び、基礎工事が進められており、竣工は2023年7月31日、2032年夏頃、全体開業は2024年春頃を予定しています。

北東側から見た建設中の(仮称)中日ビル建替計画/中部日本ビルディング建替計画の様子です。
フロア構成は、地下に地域冷暖房設備(DHC)、地下1階から地上3階に吹き抜けのイベント施設もある商業施設、6階に可動式の約600席で、エンタメからビジネスまで利用できる多目的型ホール、7階に屋上広場、9~22階にオフィス、24~31階にロイヤルパークホテルズの宿泊主体型、約250室のホテルとなります。

栄エリアでは再開発計画が相次いでおり、中日ビル北西側の栄広場では「錦三丁目25番街区市有地等活用事業」、西側の三越の建つ街区では「オリエンタルビル(名古屋三越栄店)再開発・建て替え計画」、更に西側では「丸栄・栄町ビル再開発」など2030年代頃まで連鎖的かつ継続して再開発が進められることになります。

南西側から見た建設中の(仮称)中日ビル建替計画/中部日本ビルディング建替計画の様子です。
旧中日ビルは、1966年4月26日竣工の地上12階、地下4階、高さ53mの高層ビルで、フロア構成は地下に駐車場、地下2階から地上5階まで商業施設、4階と5階に中日文化センター、6階から12階までオフィスが入り、8階から12階までは中日劇場が入っていました。
1963年7月16日に容積地区制度が創設され、100尺(高さ31m)規制が撤廃されて3年後に竣工したもので当時の名古屋ではかなり巨大な高層ビルでした。

南東側から見た建設中の(仮称)中日ビル建替計画/中部日本ビルディング建替計画の様子です。

(仮称)中日ビル建替計画の完成予想パースです。
外観デザインは、東京の新丸の内ビルディングを思わせるような低層部分が軒で分節された建築デザインと、黒を基調としてガラスカーテンウォールで覆われた上品なファサードが特徴的です。

出典:中日新聞
(仮称)中日ビル建替計画高層部分の外観完成予想パースです。
高層部分にはホテルが入りますが、ホテルのエントランスやラウンジが入ると思われるフロアはガラス張りとなっていることがわかります。

現地仮囲いにて撮影
「屋上広場」の完成予想パースです。

出典:中部日本ビルディング
整理番号B-0443-09