2021/05/03
名古屋三井ビルディング北館 |
名古屋三井ビルディング北館は愛知県名古屋市中村区名駅に建つ20階建て、高さ99.75mの超高層ビルです。
ミッドランドスクエアとモード学園スパイラルタワーズとの間に西側から順に三井ビル北館、菱信ビル、白川第三ビルがありましたが、その三井ビル北館と菱信ビルの南側跡地に建設されました。
また、三井ビル北館跡地には元々、暫定的な飲食店舗のM4テラスが2014年から4年間ありました。
フロア構成は、3階および5~19階はオフィス、地下1階から地上2階は商業施設となっており、商業施設にはイタリアのファッションブランド「GUCCI」の名古屋旗艦店や「資生堂ビューティサロン名古屋店」、「キタチカ」が入っています。
2021年1月31日に竣工し、商業施設の「GUCCI(グッチ)名古屋メイエキ」も2021年3月28日に開業しています。
参考資料、引用元
・三井不動産 名古屋駅前に新たなランドマーク「名古屋三井ビルディング北館」竣工
・名駅前に3万㎡ビル/設計は日建、6月着工/三井不動産※リンク切れ
・三井不動産 名古屋駅前に新たなランドマーク 「(仮称)名古屋三井ビルディング北館」着工
過去の記事
→2015年9月30日投稿 三井ビル北館、菱信ビル、白川第三ビル跡地を一体的に再開発か? 菱信ビル解体工事開始
→2016年3月24日投稿 菱信ビル解体工事
→2016年4月26日投稿 菱信ビル解体工事
→2016年7月17日投稿 菱信ビル解体工事
→2016年8月19日投稿 菱信ビル解体工事
→2016年11月18日投稿 名駅四丁目8番街区再開発(菱信ビル跡地)
→2017年12月1日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2017年12月24日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2018年8月23日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2019年2月11日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2019年3月11日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2019年5月27日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2019年7月13日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2019年8月29日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2019年11月2日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2020年1月4日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2020年4月2日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2020年8月24日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
→2021年1月6日投稿 (仮称)名古屋三井ビルディング北館

概要
・名称 名古屋三井ビルディング北館
・計画名 (仮称)名古屋三井ビルディング北館
・name Nagoya Mitsui Building North Building
・中文名 名古屋三井大厦北楼
・所在地 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目804番、805番、806番、807番、808番、809番、810番及び811番
・用途 事務所、店舗、自動車車庫
・階数 地上20階、地下2階
・高さ 99.75m
・構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 ---
・敷地面積 2,248.53㎡
・建築面積 1,543.68㎡
・延床面積 29,450.98㎡
・着工 2018年6月22日
・竣工 2021年1月31日
・建築主 三井不動産
・設計 日建設計
・施工 竹中工務店
・最寄駅 名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋
(2021年4月5日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:三井不動産ニュースリリース
イメージパース

出典:三井不動産ニュースリリース
南西側から見た名古屋三井ビルディング北館の様子です。

南西側から見た名古屋三井ビルディング北館低層部分の様子です。

北西側、名駅通り沿いから見た名古屋三井ビルディング北館の様子です。

北西側から見上げた名古屋三井ビルディング北館の様子です。

北西側から見た名古屋三井ビルディング北館 低層部分の様子です。

名古屋三井ビルディング北館の低層部分の完成予想パースです。

出典:三井不動産 ニュースリリース
名古屋三井ビルディング北館 低層部分を拡大した様子です。
低層部分にはこのように「GUCCI(グッチ)」のロゴが掲示されており、地下1階から地上2階は商業施設となっており、商業施設には「GUCCI(グッチ)名古屋メイエキ」が入っています。

西側から見上げた名古屋三井ビルディング北館の様子です。

名駅通や南側の外観は濃青系統のガラスが用いられており、梁部分もガラスで覆われた全面ガラス張りのカーテンウォールで構成され、ガラス面はリズミカルにセットバックしていることが特徴です。
名駅界隈の超高層ビルは青色系統のガラス張りの超高層ビルが多く、景観に調和する外観となっています。

名駅通りの緑と名古屋三井ビルディング北館 低層部分の様子です。
西側にはオフィスエントランスがあり、愛知県産杉材を活用した木ルーバーが特徴的な意匠のオフィスロビーとなっています。

名古屋三井ビルディング北館の低層部分オフィスエントランス外観意匠のイメージパースです。

出典:三井不動産 ニュースリリース
名古屋三井ビルディング北館 オフィスエントランスのイメージパースです。

出典:三井不動産 ニュースリリース
南側に隣接する「モード学園スパイラルタワーズ」と名古屋三井ビルディング北館の組み合わせです。

名古屋三井ビルディング北館では、オフィスから直接出入りできるバルコニーが設けられています。

「バルコニー」のイメージパースです。

出典:三井不動産 ニュースリリース
名駅通り側の地上部分の様子です。
建物が敷地境界からセットバックして配置されており、セットバックした箇所はインターロッキング舗装され、歩道としての機能を有します。

名古屋三井ビルディング北館の目の前から名駅通り沿いに建ち並ぶ超高層ビル群を見た様子です。

「GUCCI(グッチ)名古屋メイエキ」のエントランス部分です。

常設か期間限定かはわかりませんが、ガラス面にはクマのぬいぐるみ「テディベア」が大量に貼られていました。

真下から見上げた名古屋三井ビルディング北館の様子です。

南東側から見た名古屋三井ビルディング北館の様子です。

オフィスエントランス南側の様子です。
ベンチでしょうか、特徴的な形状をしたストリートファニチャーも設置されています。

北東側から見た名古屋三井ビルディング北館の様子です。

街区集約に困難を極めた結果、敷地形状、建物形状共にL型をしているため、名駅通の裏側はこのような外観となっています。

名古屋三井ビルディング北館は「三井ビル北館」と「菱信ビル」の南側の土地を合筆させて建設されましたが、「菱信ビル」北側は単独開発として、むさしコーポレーショングループによって地上2階建ての「メイクラッシービル KOMEHYO名古屋駅店」が建設されました。

名古屋三井ビルディング北館は地下街からもエスカレーターとエレベーターにてアクセスできます。
なお、館内の撮影は不可のため地下街までとさせていただきました。

地下1階の商業施設エリア「キタチカ」のイメージパースです。
商業エリアは、地下1階から地上2階で構成されており、約13 店舗となっています。
地下1階は、旧「新名フード地下街」と「地下1階の商業部分」をデザイン的に融合し、新名称「キタチカ」として開業しています。

出典:三井不動産 ニュースリリース
ミッドランドスクエア展望台から見た名古屋三井ビルディング北館の様子です。

名古屋三井ビルディング北館のヘリポートは「ホバリング用ヘリポート」となっています。
屋上に「H」と描かれたヘリポートは緊急離着陸場としてヘリコプターが着陸可能なものですが、「R」と描かれたヘリポートは上空でヘリコプターをホバリングさせたながら緊急救助用スペースとして活用できるスペースであることを示します。

名古屋三井ビルディング北館は塔屋、屋上設備機器類を覆うようにカーテンウォールが屋上部分にも設置されています。

屋上南東側に設置された「リフレッシュガーデン キタソラ」のイメージパースです。
都心の真ん中で緑に囲まれ空を見ながら、Wi-Fi が整備された開放的な空間の中で憩い働く環境を提供しています。

出典:三井不動産 ニュースリリース
モード学園スパイラルタワーズから大名古屋ビルヂングまで4棟連続で超高層ビルが建ち並ぶ迫力ある景観が創出されました。

笹島交差点から見た名駅通り沿いの超高層ビル群です。
ここ10数年でガラス張りの近未来的な超高層ビルが建ち並ぶエリアへと変貌しています。

整理番号B-0394-19竣工