2021/05/18
名鉄名古屋本線 山崎川から天白川間連続立体交差(桜~本星崎高架化) |
名鉄名古屋本線 山崎川から天白川間連続立体交差(桜~本星崎高架化)は、愛知県名古屋市南区の名鉄名古屋本線呼続駅~鳴海駅間で計画されている高架化事業です。
延長約3.9kmを高架化し、12箇所の踏切を除去、桜駅、本笠寺駅、本星崎駅の3駅が高架になる計画となっています。
南側の本星崎地区と北側の桜・本笠寺地区の2つの事業エリアに分かれており、本星崎地区は事業着手が2022年、事業完了が2034年、桜・本笠寺地区 は事業着手が2034年、事業完了が2054年とされています。
2021年4月時点では、計画段階環境配慮書の縦覧が行われており、2021年度中にも都市計画の変更手続き、その後に事業認可となります。
参考資料、引用元
・名古屋市 62.都市高速鉄道名古屋鉄道名古屋本線(桜駅から本星崎駅間連続立体交差)

概要
■概要
・名称 名鉄名古屋本線 山崎川から天白川間連続立体交差(桜~本星崎高架化)
・name ---
・中文名 ---
・区間 約3.9km
呼続駅~鳴海駅(愛知県名古屋市南区呼続二丁目から阿原町地内)
・着工予定 本星崎地区 2022年※事業開始年
桜・本笠寺地区 2034年※事業開始年
・竣工予定 本星崎地区 2034年
桜・本笠寺地区 2054年
・総工費 ---
(2021年4月5日撮影)
事業区間図

出典:名古屋市
断面図

出典:名古屋市
施工順序図

出典:名古屋市
堀田駅と呼続駅間の様子です。
現在はここで神宮前駅から続く高架が鳴海駅の手前まで途切れ、地上に降りてきます。

呼続駅の様子です。
一日平均乗降客数2,428人の駅で、こちらの呼続駅から本星崎駅まではホーム有効長が6両となっています。こちらの呼続駅は計画では高架にはならないようですが事業区間には含まれています。
山崎川を越える橋梁が水面に近く、増水時は堤防に備えられた陸閘により本線が閉鎖されてしまうことから、当初は立体交差事業により解消することが計画されていました。
しかし、「第二期山崎川流域浸水対策推進プラン」の一環として山崎川橋梁の改築が決定し、当該連続立体交差事業とは切り離して実行されることとなりました。

呼続~本星崎駅間の様子です。

桜駅の様子です。
一日平均乗降客数4,077人の駅となっています。

桜駅~本笠寺駅の様子です。

本笠寺駅の様子です。
追い越し可能な2面4線の駅となっており、一日平均乗降客数は4,707人となっています。

本笠寺駅を南下すると名古屋市道名古屋環状線と立体交差します。

本星崎駅の様子です。
一日平均乗降客数4,446人の駅となっており、駅前には名古屋工科高等学校があります。

本星崎駅南側で諸輪名古屋線と平面交差し、天白川を渡ると鳴海駅へ至る高架になります。

鳴海駅は既に高架化されており、鳴海駅前では「鳴海駅前第二種市街地再開発事業」により、高層マンションが建設されています。
名鉄名古屋本線 山崎川から天白川間連続立体交差はこちらの高架となっている鳴海駅と連続した高架になりますが、全ての区間が高架化される事業完了予定は2054年となっており、今から33年後、自分も58歳、59歳と定年直前にようやく完成となります。
恐ろしく時間のかかる開発ですが、円滑に進んでいくと良いですね!

整理番号 名鉄名古屋本線 山崎川から天白川間連続立体交差(桜~本星崎高架化) 2021年4月現地の様子