2021/05/27
横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業 |
横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業は神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町で建設中の43階建て、高さ178.43m、総戸数459戸の超高層タワーマンションです。
中期滞在型のサービスアパートメントの設置の要望がなされていることから、用途構成は住宅、ホテル、商業施設、多言語対応のメディカルモール・ 多言語対応コンシェルジュサービス・子育て支援施設の複合用途となっています。
フロア構成は地下に駐車場、1~4階に商業施設、4階に宿泊施設ロビー、5階に住宅施設ロビー、6階~12階に宿泊施設、13階~41階に住宅施設、42階~43階に複合施設が入り、2階レベルのペデストリアンデッキによって横浜駅や「JR横浜タワー」と接続されます。
2015年11月の第7回東京圏国家戦略特別区域会議で、国家戦略住宅整備事業と国家戦略都市計画建築物等整備事業として認定されており、国家戦略住宅整備事業としては全国初の認定案件となりました。
2021年5月時点では、基礎工事が進められており、相鉄不動産と東急による超高層タワーマンションとなります。
参考資料、引用元
・横浜市 79.(仮称)横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業 環境影響評価の手続
・横浜市 横浜駅きた西口鶴屋地区再開発(民間)
・日刊建設工業新聞 横浜駅きた西口鶴屋地区再開発(横浜市神奈川区)/特定業務代行者に大林組/組合
・相鉄アーバンクリエイツ
過去の記事
→2017年12月21日投稿 横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
→2019年3月1日投稿 横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
→2019年6月18日投稿 横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
→2020年7月2日投稿 横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業

出典:横浜市
概要
・名称 横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
・計画名 横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業
・name Yokohama station came Nishiguchi Tsuruya district first type city redevelopment project
・中文名 横滨站来了西口鹤屋地区第1次市再开发项目
・所在地 神奈川県横浜市神奈川区鶴屋町1丁目41番、42番
・用途 共同住宅、店舗、事務所、ホテル、サービスアパートメント、集会場
・階数 地上43階、地下2階
・高さ 178.43m
・構造 鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
・基礎工法 杭基礎
・総戸数 459戸
・敷地面積 6,687.15㎡
・建築面積 4,939.13㎡
・延床面積 79,333.20㎡
・着工 2019年10月10日
・竣工 2024年3月
・建築主 横浜駅きた西口鶴屋地区市街地再開発組合(参加組合員:相鉄不動産、東急)
・設計 松田平田設計・UG都市建築・東急設計コンサルタント共同企業体
・施工 大林組
・最寄駅 横浜
(2021年5月15日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:横浜市
配置図

出典:横浜市
断面図

出典:横浜市
イメージパース

出典:相鉄アーバンクリエイツ
西側から見た建設中の横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業の様子です。

北側から見た建設中の横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業の様子です。

東側から見た建設中の横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業の様子です。

JR横浜鶴屋町ビルから見た建設中の横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業の様子です。
横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業では災害対策も充実しており、制震構造の採用や長周期地震動に対する検証もなされており、外装材や天井などの非構造部材についても耐震性に配慮し、落下を防止するものとされています。
また、災害発生時には、ガスコージェネレーションシステム及び非常用自家発電機、太陽光発電システムを利用し、非常用の電源を確保したうえ、ペデストリアンデッキやオープンスペースを帰宅困難者用の受け入れ場所とする計画です。

地下躯体の施工が進められていますが、既に地上部に鉄筋コンクリートの柱部の鉄筋が出てきていることがわかります。
横浜市の環境影響評価書のうち、事後調査計画書の工事工程の概要で確認すると、地下躯体工事は2021年6月末に完了し、7月より地上躯体工事、躯体が完成したフロアから外装、仕上工事に着手されるという工程となっているため、間もなくタワークレーンの設置がなされるものかと思われます。
ちなみに横浜市の建築計画のおしらせ板(中高層建築物の建築計画概要を記載した標識)には、都内とは異なり、基礎工法の記載がありませんが、環境影響評価書の工事概要や工程に「杭工事」とあるため、杭基礎が採用されていることがわかります。

JR横浜タワーからJR横浜鶴屋町ビルへ延びるペデストリアンデッキに横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業により建設される超高層ビルも直結します。

南西側のJR横浜タワーから見た建設中の横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業の様子です。

横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業の低層部分の完成予想パースです。
ロータリーの整備がされるほか、デッキからもビルに出入りできるようになります。

出典:相鉄アーバンクリエイツ
整理番号B-0583-05
スポンサーサイト