2021/06/08
和歌山県特定複合観光施設設置運営事業 |
和歌山県特定複合観光施設設置運営事業は和歌山県和歌山市の和歌山マリーナシティで計画されているIR(統合型リゾート)計画です。
クレアベストニームベンチャーズによる和歌山県特定複合観光施設設置運営事業のコンセプトは、「木の国・水の国」自然豊かな滞在・体験型IRとなっており、日本遺産・和歌の浦に浮かぶ「浮遊都市」や自然災害に強い「安全・安心な都市」、長期滞在が可能な「癒しの都市」を目指したものになります。
施設としては、3,000人収容の大会議場を備え、合計6,000人収容可能なMICE施設や約6万㎡の展示スペースを備えた展示施設、日本遺産ミュージアムや和食レストラン、e-SPORTS施設、アーバンスポーツパーク、インドアスカイダイビングなどの魅力増進施設、ほかに送客施設、宿泊施設、来訪・滞在促進施設、カジノ施設が入ります。
当初は中国・マカオの太陽城集団(サンシティーグループ)が参入予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大によって5月12日に撤退しており、今回、カナダのクレアベストニームベンチャーズを代表企業、Clairvest Group Inc.を構成員としたグループが優先権者候補として選出されています。
参考資料、引用元
・和歌山県 「和歌山県特定複合観光施設設置運営事業」の事業者公募における優先権者候補の選定について
過去の記事
→2020年1月20日投稿 和歌山県IR基本構想(和歌山IR2.0)

出典:和歌山県
概要
・名称 和歌山県特定複合観光施設設置運営事業
・name Wakayama Prefecture Specified Complex Tourist Facility Installation and Operation Project
・中文名 和歌山县指定综合旅游设施安装运营事业
・所在地 和歌山県和歌山市毛見字馬瀬
・開発面積 23.61ha
・着工 2023年春頃
・開業 2027年秋頃
・建築主 代表企業:クレアベストニームベンチャーズ、コンソ構成員:Clairvest Group Inc.
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 わかやま館前バス停(※海南、和歌山よりバス)
(2019年12月31日撮影)
位置図

出典:和歌山県
配置図

出典:和歌山県
イメージパース

出典:和歌山県
南側から和歌山県特定複合観光施設設置運営事業 計画地の様子です。
和歌山駅からバスで40分ほどの距離に位置する和歌山湾に浮かぶ人工島「和歌山マリーナシティ」の東側で計画が進められています。

和歌山県特定複合観光施設設置運営事業計画地である和歌山マリーナシティのゲート付近の様子です。
日本国内のIR(統合型リゾート)計画の候補地は「和歌山県」のほかに、「大阪万博開催計画地となっている夢洲」、「神奈川県横浜市の山下ふ頭」、「長崎県佐世保市のハウステンボス」の4つが有力候補地となっています。

和歌山県特定複合観光施設設置運営事業計画地西側の運河です。
運河を挟んだ西側エリアには、テーマパークの「ポルトヨーロッパ」があり、隣接して商業施設である「黒潮市場」もあります。

テーマパークのポルトヨーロッパには、高さ48mの観覧車があります。
ポルトヨーロッパは、地中海をイメージした造りになっており、ポルトヨーロッパゾーンと遊園地ゾーンの2つの地区に分かれています。
運河東側の遊園地ゾーンはIR用地の一部に含まれています。

ポルトヨーロッパのポルトヨーロッパゾーンには、このような地中海建築をイメージした建築が並んでいます。
フランスをイメージした街並みやイタリアの港街、スペインの古城の3つのエリアから構成されています。

和歌山県特定複合観光施設設置運営事業 計画地南側には、湾を挟んで有田市や海南市に広がる紀伊半島の山々を望めます。

西側から見た和歌山県特定複合観光施設設置運営事業 計画地の様子です。

和歌山県特定複合観光施設設置運営事業計画地の様子です。
東側半分ほどは暫定的に駐車場として活用されています。

隣接する海南市の人工島には日本製鉄の工場群や太平電業の工場が建ち並んでいます。
周辺も工業地帯となっており、ちょっとしたコンビナートのような雰囲気になっています。

複数棟のタワーマンションも建ち並ぶリゾート地「和歌山マリーナシティ」に隣接して新たにクレアベストニームベンチャーズの提案による和歌山県特定複合観光施設設置運営事業が進められることになっています。

新たに浮上した計画は超高層ビル群が描かれており、海外の最先端のIR(統合型リゾート)のような雰囲気の景観になりそうですね!
こちらも楽しみです!

出典:和歌山県
整理番号 和歌山県特定複合観光施設設置運営事業202106