2021/06/09
(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画 |
(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画は東京都千代田区内幸町で計画が進む大規模再開発事業で、帝国ホテル東京跡地を含め、計4棟の超高層ビルを建設する計画です。現在は、32階、高さ140mの「みずほ銀行内幸町本部ビル」や16階、高さ102.01mの「東京電力本社ビル」、31階、高さ129.1mの「帝国ホテル インペリアルタワー」、26階、高さ109.3mの「NBF日比谷ビル」などの超高層ビルのほかに「帝国ホテル東京」、「NTT霞ヶ関ビル 本館」、「NTT霞ヶ関ビル 新館」、「NTT 日比谷ビル」、「大同ホールディングス持株会社」、「みずほ銀行内幸町本部ビル」などが建ち並んでいます。
再開発街区に建設される棟構成は、地上46階、地下4階、高さ約230mの北地区 ノースタワー、地上29階、地下4階、高さ約145mの北地区 帝国ホテル東京新本館、地上46階、地下6階、高さ約230mの中地区 セントラルタワー、地上43階、地下5階、高さ約230mの南地区 サウスタワーとなり、それぞれの街区の主な用途構成は、北地区にオフィス、宿泊施設、商業、駐車場等、中地区 セントラルタワーにオフィス、宿泊施設、商業、ホール、駐車場等、南地区 サウスタワーにオフィス、宿泊施設、商業、ウェルネス促進施設、駐車場等となっています。
これらの超高層ビル群の建設は、2022年度に中地区 セントラルタワーと南地区 サウスタワーが着工、2024年度に北地区 ノースタワーが着工、2028年度に南地区 サウスタワーが竣工、2029年度に中地区 セントラルタワーが竣工、2030年度に北地区 ノースタワーが竣工、2031年度に北地区 新本館が着工、2036年度に北地区 新本館が竣工、街区全体の再開発完了は2037年度となります。
2021年6月8日に東京都環境局の環境影響評価図書のうち、環境影響評価書案の縦覧が開始されており、2021年4月時点では、既存建築物が残された状態となっています。
参考資料、引用元
・東京都環境局 環境影響評価図書
過去の記事
→2021年3月17日投稿 帝国ホテル東京建て替え・再開発計画
関連記事
・→2021年6月6日投稿 日比谷公園再生整備計画

出典:東京都
概要
・名称 (仮称)内幸町一丁目街区 開発計画
・計画名 (仮称)内幸町一丁目街区 開発計画
・name (Tentative name) Uchisaiwaicho 1-chome block development plan
・中文名 (暂定名)内幸町一丁目街区开发计划
・所在地 北地区 ノースタワー:東京都千代田区内幸町一丁目1番1
北地区 新本館:東京都千代田区内幸町一丁目1番1
中地区 セントラルタワー: 東京都千代田区内幸町一丁目1番6
南地区 サウスタワー:東京都千代田区内幸町一丁目1番3
・用途 北地区 ノースタワー:オフィス、宿泊施設、商業、駐車場等※北地区全体
北地区 新本館:オフィス、宿泊施設、商業、駐車場等※北地区全体
中地区 セントラルタワー:オフィス、宿泊施設、商業、ホール、駐車場等
南地区 サウスタワー:オフィス、宿泊施設、商業、ウェルネス促進施設、駐車場等
・階数 北地区 ノースタワー:地上46階、地下4階
北地区 新本館:地上29階、地下4階
中地区 セントラルタワー:地上46階、地下6階
南地区 サウスタワー:地上43階、地下5階
・高さ 北地区 ノースタワー:230m
北地区 新本館:145m
中地区 セントラルタワー:230m
南地区 サウスタワー:230m
・構造 北地区 ノースタワー:地上:鉄骨造、地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
北地区 新本館:地上:鉄骨造、地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
中地区 セントラルタワー:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
南地区 サウスタワー:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 北地区 ノースタワー: ---
北地区 新本館:---
中地区 セントラルタワー:---
南地区 サウスタワー:---
・客室数 北地区 ノースタワー:---
北地区 新本館:---
中地区 セントラルタワー:---
南地区 サウスタワー:---
・敷地面積 北地区 ノースタワー:約24,000㎡(約2.4ha)※北地区全体
北地区 新本館:約24,000㎡(約2.4ha)※北地区全体
中地区 セントラルタワー:約22,000㎡(約2.2ha)
南地区 サウスタワー:約19,000㎡(約1.9ha)
・建築面積 北地区 ノースタワー:---
北地区 新本館:---
中地区 セントラルタワー:---
南地区 サウスタワー:---
・延床面積 北地区 ノースタワー:約420,000㎡※北地区全体
北地区 新本館:約420,000㎡※北地区全体
中地区 セントラルタワー:約370,000㎡
南地区 サウスタワー:約310,000㎡
・着工 北地区 ノースタワー:2024年度
北地区 新本館:2031年度
中地区 セントラルタワー:2022年度
南地区 サウスタワー:2022年度
・竣工 北地区 ノースタワー:2030年度
北地区 新本館:2036年度
中地区 セントラルタワー:2029年度 ※工事予定期間2037年度
南地区 サウスタワー:2028年度 ※工事予定期間2037年度
・建築主 北地区 ノースタワー:帝国ホテル(代表)、三井不動産(代表)※北地区全体
北地区 新本館:帝国ホテル(代表)、三井不動産(代表)※北地区全体
中地区 セントラルタワー:エヌ・ティ・ティ都市開発(代表)、公共建物、東京電力パワーグリッド、三井不動産
南地区 サウスタワー:第一生命保険(代表)、中央日本土地建物(代表)、東京センチュリー、東京電力パワーグリッド
・設計 北地区 ノースタワー:---
北地区 新本館:---
中地区 セントラルタワー:---
南地区 サウスタワー:---
・施工 北地区 ノースタワー:---
北地区 新本館:---
中地区 セントラルタワー:---
南地区 サウスタワー:---
・最寄駅 内幸町、日比谷、新橋、有楽町
(2021年4月18日撮影)
位置図
▼北地区

▼中地区

▼南地区

出典:東京都
配置図
▼北地区

▼中地区

▼南地区

出典:東京都
断面図
▼北地区

▼中地区

▼南地区

イメージパース

出典:東京都
日比谷公園から見た(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画計画地の様子です。
現在でも超高層ビルが建ち並んでいますが、高さ230mが3棟、高さ145mが1棟建設され、一気に200m級の超高層ビル群が形成されます。

北地区の帝国ホテル東京新本館計画地には、帝国ホテル東京の3代目となる「帝国ホテル東京」が建っています。
1970年3月10日に開業しており、既に築50年以上が経過している地上17階、高さ72.700mの高層ホテルです。

北地区 ノースタワー計画地には、地上31階、高さ129.1mの超高層ホテル「帝国ホテル インペリアルタワー」が建っています。
1983年1月に竣工している超高層ビルですが、まもなく解体され、北地区 ノースタワーは2024年度に着工、2030年度に竣工します。

中地区 セントラルタワー計画地には、26階、高さ109.3mの「NBF日比谷ビル(旧大和生命ビル)」が建っています。
全面ガラス張りのカーテンウォールで覆われた超高層ビルで、新しい超高層ビルかと思われる方もいると思いますが、竣工は1984年6月です。

同じく中地区 セントラルタワー計画地の南側に建つ「NTT 日比谷ビル」です。
地上9階、地下4階、1961年3月竣工の高度経済成長期の古いオフィスビルです。
設計は國方秀男、逓信建築の代表作品のひとつとなっています。

南地区 サウスタワー計画地には、32階、高さ140mの「みずほ銀行内幸町本部ビル」や「みずほ銀行内幸町本部ビル」などが建っています。

日比谷通りの様子です。
日比谷公園南側の内幸町エリア、南西側の虎ノ門エリア、六本木一丁目エリア、虎ノ門・麻布台エリアまで超高層ビル群が続きます。

皇居外苑から見た(仮称)内幸町一丁目街区 開発計画方面の様子です。
日本橋や大手町、丸の内から超高層ビル群が続き、有楽町付近で超高層ビルが少なくなっていますが、こちらは三菱地所が推し進める「丸の内 NEXT ステージ」と呼ばれる再開発プロジェクトがあります。
有楽町エリア及び常盤橋エリアを重点的に整備し、2030 年までに約6,000~7,000 億円を建替え及びソフト整備に投資するものです。
将来的にはこちらにも超高層ビルが建ち並び、日本橋~虎ノ門・麻布台まで続く日本最大級の超高層ビル群が形成されるものと思われます。

●海外の都市開発プロジェクトは更に凄まじい!日本も東京のみならず大阪、名古屋、福岡、札幌、広島、仙台などの大都市で一丸となって都市を刷新すべき!
日本国内では、近年、高度成長期に建てられたビルの建て替えや国鉄の操車場跡地の再開発で都市景観が急変していますが、海外、特に中国や韓国、東南アジア諸国、米国ニューヨーク、英国ロンドンなどのほかにも世界各地で都市開発が急速に進み、人口の都市集中が起きています。
日本国内では、東京の「TOKYO TORCH (トウキョウトーチ)」や「虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業」、「品川開発プロジェクト (第Ⅰ期) (Tokyo Yard Project)」、大阪の「うめきた2期地区開発事業」、名古屋の「名鉄 名古屋駅地区再開発」など前代未聞の規模の再開発が進められています。
・他都市含め、詳細はこちらへ→日本の未来は明るい!【パース公開済み限定!】日本全国注目の大規模再開発・超高層ビルプロジェクト100選/100 large-scale redevelopment & skyscraper projects in Japan
中国・深セン:深セン湾超中枢拠点都市

英国・ロンドン:ウッドワーフ

米国・ニューヨーク:ハドソンヤード

フィンランド・ヘルシンキ:ヘルシンキ・パシラ駅周辺大規模再開発

スリランカ民主社会主義共和国・コロンボ:コロンボ国際金融都市

タイ・バンコク:ワンバンコク

マレーシア・ジョホール州:フォレストシティ

中国・成都:成都ハイテク東地区(三茶駅TOD、成都天府国際空港)

カナダ・ブリティッシュコロンビア州:ブルースカイ ブライトサイド

このように海外では都心、郊外問わずに駅やバスターミナル、新都心などの超高層ビル複数棟からなる「拠点都市」そのものを開発しており、世界各地から人や投資マネー、ビジネス機会を引き付け、どんどん発展していっています。
日本も負けずに頑張ってほしいものですね!

作成:ブログ管理人
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