2021/06/21
ヒューリックアンニュー銀座8丁目(仮称)/(仮称)銀座8丁目開発計画 (仮称) |
ヒューリックアンニュー銀座8丁目(仮称)/(仮称)銀座8丁目開発計画 (仮称)は東京都中央区銀座の銀座通りに面した場所で建設中の12階建て、高さ63.00mの木造商業高層ビルです。
日本初となる木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリッド構造の耐火木造12階建てとなり、外装材にも木材を利用した外観が特徴となります。
竹中工務店の木造架構「燃エンウッド」の柱・梁が用いられており、CLTや集成材を用いた制振壁や防振柱など、様々な技術が採用されています。
2021年6月時点では、既に上棟しており、竣工予定は2021年10月15日となっています。
参考資料、引用元
・ヒューリック 銀座8丁目開発計画
・ヒューリック 耐火木造建築
・ヒューリック 銀座で耐火木造商業ビルを計画
・隈研吾氏が銀座で耐火木造の12階建て、ペンシルビルに“森”をデザイン
・竹中工務店 (仮称)銀座8丁目開発計画
過去の記事
→2019年9月26日投稿 銀座8丁目開発計画 (仮称)

概要
・名称 ヒューリックアンニュー銀座8丁目(仮称)/(仮称)銀座8丁目開発計画 (仮称)
・計画名 (仮称)銀座8丁目開発計画
・name Hulic Ann New Ginza 8-chome (tentative name)
・中文名 Hulic Ann New 银座8丁目(暂定名)
・所在地 東京都中央区銀座八丁目1番7、1番18
・用途 飲食店舗、物販店舗、サービス店舗
・階数 地上12階、地下1階
・高さ 63.00m(軒高:53.00m) ※最高高さ:51.295m、軒高:50.540mという情報もあり
・構造 木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
・基礎工法 現場造成杭
・敷地面積 251.98㎡
・建築面積 208.80㎡
・延床面積 2,450.00㎡ (※ヒューリック公式サイト:2,456.54㎡)
・着工 2020年3月15日
・竣工 2021年10月15日
・建築主 ヒューリック
・設計 竹中工務店
(ファサードデザイン監修:隈研吾建築都市事務所)
・施工 竹中工務店
・最寄駅 新橋、銀座
(2021年9月26日撮影)
建築計画の概要板

イメージパース

現地にて撮影
北西側から見上げた建設中のヒューリックアンニュー銀座8丁目(仮称)/(仮称)銀座8丁目開発計画 (仮称)の様子です。

真下正面から見上げた建設中のヒューリックアンニュー銀座8丁目(仮称)/(仮称)銀座8丁目開発計画 (仮称)の様子です。

拡大してみると耐火集成材「燃エンウッド」の柱や梁が確認できます。
建物開口部側は耐火集成材「燃エンウッド」の柱や梁、建物中央部は耐震壁や制振壁を有する「鉄骨ラーメン架構」、銀座通りとは逆側に「防振木柱」、スラブには「CLT合成スラブ」が設けられています。
また、木柱と木梁との接合部にはSRC仕口が採用されており、短工期を実現しているとのことです。

木造と鉄骨造を組み合わせたハイブリッド構造であることを表現した構造パースです。
銀座通り側に木造が多用されていることがわかります。

出典:ヒューリック
柱や梁に用いられている「燃エンウッド」の構造図です。
国土交通大臣より耐火構造の認定を受けた技術で、独自の燃え止まり機構により、スギ、ヒノキ、カラマツなど代表的な国産木材を耐火被覆などで覆わずに用いることが可能となっていることが特徴です。
→竹中工務店 耐火集成材「燃エンウッド」

出典:竹中工務店
ヒューリックアンニュー銀座8丁目(仮称)/(仮称)銀座8丁目開発計画 (仮称)の低層部分の様子です。
間口は非常に狭く、塔状比が6.0となる細身の高層ビルを木造と鉄骨造のハイブリッド構造によって実現しています。

現地に掲載されていた完成予想パースのうち、高層部分です。
建物頂部にはヒューリックのロゴが設置され、塔屋部分もそのまま壁面が伸びるような外観となります。

現地にて撮影
ファサードデザイン監修が隈研吾氏ということもあり、“木”を意識した外観となり、樹木の枝が重なり合うようなファサードとなっています。

現地にて撮影
建物内部の完成予想パースです。
開口側は柱や梁、天井にCLT材が用いられた木の温もり溢れる内装となります。

現地にて撮影
東側から見上げた建設中のヒューリックアンニュー銀座8丁目(仮称)/(仮称)銀座8丁目開発計画 (仮称)の様子です。

東側から見た建設中のヒューリックアンニュー銀座8丁目(仮称)/(仮称)銀座8丁目開発計画 (仮称)の低層部分の様子です。

整理番号B-0950-02