2021/07/24
尾張旭北原山土地区画整理事業 |
尾張旭北原山土地区画整理事業は愛知県尾張旭市北原山で行われている土地区画整理事業で、既存のスプロールした郊外住宅地、約532,000㎡を再整備して居住環境の向上を目指すものです。
最寄り駅は名古屋都心の栄から名鉄瀬戸線の急行電車で19分(朝の通勤通学時間帯の普通電車で27分)の尾張旭駅とその東隣の三郷駅です。
公園は近隣公園が1か所(10,000㎡)、街区公園が5か所(6,500㎡)が計画されており、換地や公共施設整備に支障となる653戸もの移転や除去が行われる愛知県内の区画整理でも非常に大規模な土地区画整理事業となっています。
また、区画整理区域内には、スーパーマーケット「バロー城山店」やロードサイド型複合商業施設「SUN☀GO!!」が開業しており、住宅地域のみならず商業地域や準工業地域も存在しています。
2021年4月時点では、約8割程度の進捗で、公園が未整備、区画整理区域東側と南側で今後は施行が進められます。
参考資料、引用元
・尾張旭北原山土地区画整理組合
過去の記事
→2016年5月31日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業
→2017年2月21日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業
→2017年8月23日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業
→2018年2月13日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業
→2018年9月28日投稿 名古屋都市計画事業 尾張旭北原山土地区画整理事業
→2019年6月7日投稿 尾張旭北原山土地区画整理事業

概要
・名称 尾張旭北原山土地区画整理事業
・name Owariasahi Kitaharayama land readjustment project
・中文名 尾张旭北原山土地整理项目
・開発面積 532,000㎡
・着工 2000年9月12日
・完工 2024年3月31日
・計画戸数 ---
・計画人口 ---
・施工 ---
(2021年4月5日撮影)
位置図

出典:尾張旭市
尾張旭北原山土地区画整理事業の東側の様子です。
現在、造成が進められており、幅員の狭い道路がまだ残されています。

区画整理区域内の西側から北側へカーブを描きながら、城山街道方面へ抜ける道路の造成も進められています。

尾張旭北原山土地区画整理事業南東側の様子です。
写真の左手奥側に小規模な公園が設けられます。
また、写真左側に高さ15m制限の第1種中高層住居専用地域、右側に高さ15m制限の第1種住居地域となります。

尾張旭北原山土地区画整理事業中央付近の様子です。少しずつ戸建てやアパートの建設が進み、換地が行われていることがわかります。

名鉄瀬戸線沿いの区画整理も進み、線路南側も造成が完了して住宅の建設が進んできています。

将来的に道路の新設に伴って踏切の設置が予定されている箇所です。

尾張旭北原山土地区画整理事業のうち、尾張旭市北原山町六田池付近の様子です。
次々と戸建て住宅の建設が進められています。

廃止が予定されている踏切です。
基本的に道路の幅員が広い名古屋圏ではあまり見かけることが無い狭さの踏切です。

尾張旭北原山土地区画整理事業南側エリアの様子です。近隣商業地域や第1種住居地域に指定されており、現在ある道路に追加して新たに道路整備が行われるものと思われます。

尾張旭北原山土地区画整理事業南側エリアから見た区画整理区域を南北に貫く道路の様子です。
奥には踏切が設置され、2車線の道路となります。

先程の道路をもう少し南側から見た様子です。
現在はコンビニエンスストアの駐車場となっている場所に、2車線の道路が延伸され、瀬戸街道と接続されます。

線路沿いの道路整備も進められており、現在はまだ砂利の道路で舗装はされていませんでした。

新たに戸建てやアパートの建設が進められています。

尾張旭北原山土地区画整理事業西側の様子です。
南西側に調整池と公園が配置されます。

尾張旭北原山土地区画整理事業の西側に位置している尾張旭駅です。
駅南側には総合体育館や市役所、商業施設のアスカが立地しています。また、老朽化していた市民会館は解体され、暫定的に駐車場として活用されています。
尾張旭駅から名古屋方面へは朝の通勤通学時間帯に4分間隔で電車が運行されており、非常に利便性の高い駅となっています。
将来的には公共施設や商業施設を含めた再開発が行われるかわかりませんが、駅と一体となった再開発が行われれば良いなと思います。

整理番号 尾張旭北原山土地区画整理事業202104