2021/07/31
東京ミッドタウン八重洲/ブルガリホテル東京 |
東京ミッドタウン八重洲/ブルガリホテル東京は東京都中央区八重洲で建設中の45階建て、高さ240mの超高層ビルです。
国際空港や地方都市を結ぶ大規模バスターミナルの整備や東京駅と周辺市街地等を結ぶ、地上・地下の歩行者ネットワークの整備、中央区立城東小学校の整備が行われます。
また、日本橋エリアで進められているライフサイエンスビジネス拠点と連携したビジネスサポート施設を整備することで、国際水準ホテルであるブルガリホテルズ&リゾーツの日本初進出ホテル「ブルガリホテル東京」など、国際競争力を高める都市機能の導入を行うものとされています。
外装デザインは日本国内で初めて「Pickard Chilton」を起用し、外堀通りは江戸城の外濠として水路であったという歴史から着想を得て、「Billowing Sail」をコンセプトに通過する船や帆をイメージしたものとなります。
2021年7月時点ではほぼ上棟していると思われ、カーテンウォールの設置も進められています。
参考資料、引用元
・三井不動産 「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」の街区名称を「東京ミッドタウン八重洲」に決定
日本の玄関口・八重洲に、第3の「東京ミッドタウン」が2022年8月末竣工(予定)
・東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
・ブルガリホテル東京 公式サイト
・東京都 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合の設立認可について
・「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」 計画概要について
・「八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業」着工 ~東京駅前における大規模ミクストユースプロジェクトが始動!交通結節機能の更なる強化へ~
・ブルガリ ブルガリ ホテル 東京、2023年開業を発表
過去の記事
→2015年8月4日投稿 (仮称)八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業
→2018年2月19日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事 A-1街区
→2019年5月11日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事 A-1街区
→2020年7月4日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
→2021年4月1日投稿 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事

概要
・名称 東京ミッドタウン八重洲/ブルガリ ホテル 東京
・計画名 八重洲二丁目北地区第一種市街地再開発事業新築工事
・name Tokyo Midtown Yaesu/Bulgari Hotel Tokyo
・中文名 东京中城八重洲/东京宝格丽酒店
・所在地 東京都中央区八重洲二丁目2番の一部および3番
・用途 事務所、店舗、ホテル、小学校、バスターミナル、駐車場等
・階数 A-1街区:地上45階、地下4階建て
A-2街区:地上7階、地下2階建て
・高さ A-1街区:240m
A-2街区:41m
・構造 鉄骨造、(一部鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
・基礎工法 パイルドラフト基礎(直接基礎と杭基礎の複合基礎)
・敷地面積 A-1街区:12,390.43㎡
A-2街区:1,043.69㎡
・建築面積 A-1街区:10,875.16㎡
A-2街区:742.92㎡
・延床面積 A-1街区:283,896.06㎡
A-2街区:5,853.53㎡
・着工 2018年12月1日
・竣工 2022年8月下旬
・建築主 八重洲二丁目北地区市街地再開発組合 (事業協力者:三井不動産)
・設計 日本設計
・施工 竹中工務店
・最寄駅 東京、日本橋、京橋
(2021年7月10日撮影)
建築計画の概要板
▼A-1街区

▼A-2街区

位置図

出典:東京都
配置図

出典:東京都
断面図

出展:東京都
イメージパース

出展:三井不動産 ニュースリリース
北西側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。
フロア構成は、地下2階にバスターミナル、地下1階~地上3階に商業ゾーン、1~4階に中央区立城東小学校、2階、3階に子育て支援施設、4階、5階に屋外テラス、ビジネス交流施設、会議室、7階にmot.Conference(テナント用貸会議室)、中高層フロアにオフィス、24階にmot.Fitness(会員制フィットネス)、mot.Park(テナント専用無料ラウンジ)、39~45階にブルガリホテル東京となります。

北西側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲 低層部分の様子です。

北東側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。
7~38階に入るオフィスは東京駅周辺のオフィスビルとしては最大級の基準階専有面積となる約4,000㎡(約1,200坪)となります。

東側から見上げた建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。
東京ミッドタウン八重洲では、感染症対策やオフィスビルロボットの活用がなされます。
接触感染対策としてビルのエントランスからテナント執務室までの入館導線において、完全タッチレス化を実現しているほか、オフィスビル内とエレベーターの空調機への抗菌高性能フィルターの設置により、エアロゾル感染対策がなされています。
また、オフィスビルロボットの活用では、「清掃ロボット」「案内ロボット」「運搬ロボット」に加え、オフィスワーカーのユーザビリティ向上に資するロボットとして「デリバリーロボット」を新たに導入することとされています。
フードデリバリーでの活用に加えて、施設内での飲食店のテイクアウト品のデリバリーをロボットが担い、自立走行でエレベーターに乗降できる機能や館内でのロボット充電ステーションの設置など、最先端科学技術の活用や昨今のデリバリーサービスの変化に対応した超高層ビルとなります。

南東側から見上げた建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

東側の柳通沿いの低層部分には、「中央区立城東小学校」が移転します。
再開発事業中は、同時期に校舎を改築する阪本小学校とともに坂本町公園の仮設校舎に移転し、続いて阪本小学校新校舎に移転し、竣工後にこちらに移転します。

カーテンウォールには庇のようなものも取り付けられており、青みがかったカーテンウォールで、方立の多い全面がガラスのものとなっています。
日本国内で初めて「Pickard Chilton」を起用した外装デザインとなっており、外堀通りは江戸城の外濠として水路であったという歴史から着想を得て、「Billowing Sail」をコンセプトに通過する船や帆をイメージしているとのことです。

南西側から見上げた建設中の東京ミッドタウン八重洲の様子です。

南東側から見た建設中の東京ミッドタウン八重洲 低層部分の様子です。

39~45階には国際水準のサービス提供を行うブルガリホテルズ&リゾーツの日本初進出ホテル「ブルガリホテル東京」が入ります。
39階から45階に入るブルガリ ホテル東京はブルガリ・スイートを含む98室の客室をはじめ、ブルガリ ホテルのアイコン的な空間であるイル・バール、イル・リストランテ、イル・チョコラートも展開予定となっているとのことです。
また、約1,500㎡のブルガリ・スパには、25mの屋内プールやフィットネスジムも併設されます。

東京ミッドタウン八重洲は、再開発によって交通結接点の機能強化もなされます。
東京駅へは八重洲地下街を経て直結し、地下2階には、国際空港や国内各都市へとつながる大規模地下バスターミナルが整備されます。

東京ミッドタウン八重洲には、DHCプラントも設けられます。
開発区域内外に「電気」と「熱」を供給するエネルギーセンターです。
このエネルギーセンターにより、環境負荷低減に資するだけでなく、災害時においても信頼性が高い中圧ガスにより発電するため、非常時にも建物のBCPに必要な電気の供給を受けることが可能となります。
また災害対策という点では、帰宅困難者の一時滞在施設や防災備蓄倉庫、災害用トイレも整備されることで、災害時における帰宅困難者のフォロー体制も構築され、災害時に逃げ込めるまちへと変化していきます。

出典:三井不動産ニュースリリース
東京ミッドタウン八重洲では、開発区域内外に「電気」と「熱」を供給するエネルギーセンターが設置されます。
いわゆる地域冷暖房のプラントです。
このエネルギーセンターは、環境負荷低減に繋がるだけでなく、災害時においても信頼性が高い中圧ガスにより発電するため、非常時にも建物のBCPに必要な電気の供給を受けることが可能となるとのことです。

出典:三井不動産ニュースリリース
東京ミッドタウン八重洲の低層部分の完成予想パースです。

出典:三井不動産ニュースリリース
東京ミッドタウン八重洲2階オフィスロビーの完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
東京ミッドタウン八重洲エントランスアプローチの完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
東京ミッドタウン八重洲の5階テラス完成予想パースです。

出展:東京都
東京ミッドタウン八重洲24階スカイロビーの完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
車寄せの完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン
東京ミッドタウン八重洲では再開発区域北側にA-2街区があります。
A-2街区には商業施設やオフィスの入る地上7階、地下2階建て、高さ41mの中層ビルが建ちます。

出展:東京都
東京駅丸の内駅舎側から見た東京ミッドタウン八重洲の完成予想パースです。

出典:東京ミッドタウン八重洲 公式サイト
整理番号B-0344-08