2021/08/22
GRAND SHIP(グランシップ)/ブランズタワー大船 |
GRAND SHIP(グランシップ)/ブランズタワー大船は神奈川県横浜市栄区の大船駅前に建つ21階建て、高さ74.95m、総戸数253戸の超高層タワーマンションや地上8階、店舗数37店舗の大規模商業施設を含む大規模複合施設です。
鎌倉市と横浜市に跨がり、有数のターミナル駅となっている大船駅において、横浜市側の玄関口となっている北口(笠間口)の拠点性を高めるため、交通広場や自転車駐車場等の都市基盤施設を再整備するとともに、商業・業務機能の集積や都市型住宅を整備し、新たな賑わいの創出や、利便性、安全性の向上を図るため、再開発が行われました。
再開発街区の東側に都市型住宅として21階建てのタワーマンション、敷地南側に船首を思わせる外観デザインが特徴的な商業施設、敷地西側にロータリーを有した駅前広場が配置されています。
ブランズタワー大船は、大船エリアで最高層のタワーマンションとなり、大船駅とはペデストリアンブリッジで接続、駅ナカ商業施設の「アトレ大船」などとも直結しています。
着工は2016年12月20日、竣工は2020年12月下旬となっており、再開発街区の工期は2021年3月3日までとなっています。
商業施設の「グランシップ(GRAND SHIP)」が2021年2月23日より順次開業、「FOOD & TIME ISETAN OFUNA」が2021年7月15日に開業し、グランドオープンしています。
参考資料、引用元
・大船駅北第二地区市街地再開発 公式サイト
・横浜市 大船駅周辺地区
過去の記事
→2018年10月17日投稿 ブランズタワー大船
→2019年4月15日投稿 ブランズタワー大船
→2020年6月9日投稿 ブランズタワー大船

概要
・名称 GRAND SHIP(グランシップ)/ブランズタワー大船
・計画名 大船駅北第二地区市街地再開発事業
・name GRAND SHIP/Branz Tower Ofuna
・中文名 大船/品牌塔大船
・所在地 神奈川県横浜市栄区笠間二丁目1777番
・用途 商業施設、共同住宅、駐車場
・階数 地上21階、地下2階
・高さ 74.95m
・構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 ---
・総戸数 253戸(権利者住戸26戸含む)
・敷地面積 8,837.96㎡
・建築面積 6,179.35㎡ (※ブランズタワー大船公式サイト:6,185.91㎡)
・延床面積 65,044.56㎡ (※ブランズタワー大船公式サイト:64,804.05㎡)
・着工 2016年12月20日
・竣工 2020年12月下旬 ※再開発街区:2021年3月3日
・建築主 大船駅北第二地区市街地再開発組合(参加組合員:東急不動産)
・設計 梓設計
・施工 佐藤工業
・最寄駅 大船
(2021年3月3日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:大船駅北第二地区市街地再開発組合
配置図

出典:横浜市
立面図

出典:ブランズタワー大船 公式サイト
イメージパース

出典:ブランズタワー大船 公式サイト
南西側から見たGRAND SHIP(グランシップ)/ブランズタワー大船の様子です。

西側から見たブランズタワー大船の様子です。
共用施設には、2階にロビーラウンジ、コンシェルジュデスク、5階にフィットネスルーム、クラブラウンジ & コミュニティルーム、ゲストルーム、20階にビューラウンジが入ります。

北西側から見たブランズタワー大船の様子です。

北側から見たブランズタワー大船の様子です。

外観デザインはタワー部分のバルコニー手摺りのガラスに半透明~乳白色のグラデーションをつけることで「陽光を浴びながら風を切る”セイル(帆)”」のイメージとし、低層部分を流線型とセットバックした外観によって船首を思わせる象徴的なフォルムとなるようデザインされています。

東側から見たブランズタワー大船の様子です。

ブランズタワー大船の頂部には、フィンが取り付けられている点が外観意匠上の特徴となっています。

南西側から見た商業施設部分のGRAND SHIP(グランシップ)の様子です。

大船駅笠間口からペデストリアンブリッジで接続されています。
ブランズタワー大船は、駅直結タワーマンションとしては大船エリアで初となるほか、大船駅周辺で最高層のタワーマンションとなり、更にエリア初となる制振構造採用のタワーともなります。

ペデストリアンブリッジとGRAND SHIP(グランシップ)の様子です。

北側から見たGRAND SHIP(グランシップ)の様子です。
GRAND SHIP(グランシップ)の入る商業棟には、船首を思わせる印象的な流線型の曲面フォルムを採用しています。
また、海の風景にある水平線をイメージし、水平ラインを建物全体に配置することで住宅・商業など異なる用途の複合施設全体に統一感をもたらしています。

駅前交通広場整備は別途行われるためか、現在は暫定的なバスターミナルとなっています。
大船駅にはJR東海道線、横須賀線、根岸線、湘南モノレールが乗り入れており、JRと湘南モノレールの一日平均乗降客数合わせて22万6,806人(2019年度)の乗降客数を誇る郊外都市のターミナル駅となっています。
そのため、乗り換えでバス利用も非常に多く、鎌倉市側の湘南モノレールの大船駅高架下のみならず、こちらの横浜市側にもバスターミナルがあります。

GRAND SHIP(グランシップ)の商業テナント一覧です。
地下1階にはスーパーマーケット、1~2階にはライフスタイル提案型専門店やバラエティ関連、3~4階に大型専門店、5~R階が立体駐車場となります。

現地に掲載されているGRAND SHIP(グランシップ)の平面図です。

現地にて撮影
GRAND SHIP(グランシップ)の低層部分の様子です。

歩道との敷地境界付近には植栽が植えられています。

GRAND SHIP(グランシップ)南側には広場の「グランシップ広場」が設けられています。

南側から見たGRAND SHIP(グランシップ)の様子です。

南側にはこのような芝生広場もあります。

GRAND SHIP(グランシップ)のロゴです。

真下から見上げると、曲線を描く線が幾重にも重なって見えます。

GRAND SHIP(グランシップ)/ブランズタワー大船と大船駅のイメージパースです。
都市拠点としての機能を有し、大船駅にペデストリアンブリッジで直結した大型商業施設とタワーマンションから構成される複合施設が竣工しました。

出典:ブランズタワー大船 公式サイト
大船駅北第二地区市街地再開発事業として、最終的にはGRAND SHIP(グランシップ)/ブランズタワー大船の西側に交通広場も整備されます。

出典:横浜市
整理番号B-0633-04竣工