2021/09/25
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー |
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーは東京都港区虎ノ門に建つ36階建て、高さ185.365mの超高層複合ビルです。
フロア構成は、1階にバスターミナル、1~3階に商業施設、4階に大規模インキュベーションセンター「ARCH」、5~36階にオフィスとなっています。
商業施設は59店舗が入っており、飲食店など東京中の名だたる名店26店舗が入る「虎ノ門横丁」も入っています。
また、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」や銀座線「虎ノ門駅」に地下通路で直結しており、1階には空港リムジンバスや都心部と臨海部を結ぶBRTも発着可能なバスターミナルが設置されており、交通結接機能も有しています。
独自のエネルギーネットワークの構築も採用されており、地下3階には、虎ノ門ヒルズエリア内に、電気と熱を供給する独自のエネルギープラントが設置されています。
ガスコージェネレーションシステム(CGS)などの自家発電システムや、大規模水蓄熱槽・廃熱利用設備を活用した高効率熱製造システムを導入しており、災害時においても都市機能の継続に必要な電気・熱の供給を実現しています。
2020年1月21日に竣工しており、2020年6月11日に商業施設が開業しています。
また、当初計画では高さは185.49m、変更後に185.415mになり、最終的には高さ185.365mへと変更されています。
参考資料、引用元
・日刊建設工業新聞 虎ノ門一丁目地区再開発(東京都港区)/施工予定者に大林組/組合
・虎ノ門ヒルズビジネスタワー 公式サイト
・森ビル 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
・森ビル「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」上棟
・内閣府 参考資料5 都市計画(素案)虎ノ門一丁目3・17地区
過去の記事
→2016年9月22日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
→2018年9月11日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
→2019年1月20日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
→2019年4月4日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
→2019年6月6日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー

概要
・名称 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー
・計画名 虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物(高層棟)
・name Toranomon Hills Business Tower
・中文名 虎之门山商务大厦
・所在地 東京都港区虎ノ門一丁目200番1
・用途 事務所、店舗、駐車場等
・階数 地上36階、地下3階
・高さ 185.365m (軒高:183.365m)
・構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎、場所打ちコンクリート杭
・敷地面積 10,064.60㎡
・建築面積 8,356.85㎡
・延床面積 172,924.69㎡
・着工 2017年2月1日
・竣工 2020年1月21日
・建築主 虎ノ門一丁目地区市街地再開発組合(参加組合員:森ビル、西松建設、京阪電気鉄道、東京都市開発)
・設計 森ビル
外装デザイン:インゲンホーフェン・アーキテクツ
内装デザイン:ワンダーウォール
・施工 大林組
・最寄駅 虎ノ門
(2021年7月24日、2020年12月20日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:内閣府
配置図

出典:内閣府
断面図

出典:内閣府
イメージパース

出典:森ビル ニュースリリース
南西側から見上げた虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの様子です。

北西側から見上げた虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの様子です。

北西側から見た虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 低層部分の様子です。
森ビルの開発コンセプトは立体緑園都市(Vertical Garden City)となっており、敷地内緑化はもちろんのこと、このように低層部分庇上や壁面の緑化も施されています。

敷地内西側の公開空地には、「港区立西桜公園」が整備されています。

港区立西桜公園から虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 2階のデッキへ上がる階段は壁面緑化がなされており、緑豊かな空間が形成されています。

「港区立西桜公園」北側には、東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」や銀座線「虎ノ門駅」にアクセス可能な地下通路への出入口が整備されています。
水平の軒ラインの意匠が美しい駅出入口です。

東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ駅」と銀座線「虎ノ門駅」、そして「虎ノ門ヒルズ」を直結する地下通路も新たに整備されています。
延々と壁面が光輝くSF的な近未来空間が続いています。

「港区立西桜公園」南側には、ベンチが設けられた休憩スペースになっています。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー南西側に「日本基督教団芝教会(日本キリスト教団芝教会)」が建っています。
虎ノ門一丁目地区第一種市街地再開発事業 A-2街区(教会棟)として新たに建設されました。

港区立西桜公園から虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 2階のデッキへ上がる階段の様子です。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 2階デッキから見た港区立西桜公園の様子です。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 2階デッキやエントランスには、滝が流れていることが特徴です。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー 2階デッキの様子です。
歩行者デッキによって南側の虎ノ門ヒルズ森タワーと接続されています。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの2階デッキの様子です。

現地に掲載されている位置図兼周辺の案内図です。

現地にて撮影
現地に掲載されている配置図です。

現地にて撮影
現地に掲載されている断面構成図です。

現地にて撮影
虎ノ門ヒルズビジネスタワーのショップ&レストランのテナント一覧です。

虎ノ門ヒルズビジネスタワーと虎ノ門ヒルズ森タワーを結ぶ歩行者デッキです。

歩行者デッキの両サイドも緑化が施され、緑豊かな歩行空間となっています。

西側真下から見上げた虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの様子です。
虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの低層部分はこのように裾広がり形状をしています。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの外装デザインは、Google本社の設計も行ったドイツの建築設計事務所である「Ingenhoven Architects」が手掛けています。
パッシブデザインのひとつである庇があることにより、夏の強い日射を避けることができ、逆に気温の下がる冬には太陽高度が低くなることを利用して室内へ太陽光を導くことが可能になります。

北東側から見上げた虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの様子です。

北側から見た虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの低層部分の様子です。
キャンチで大きく張り出した庇の内側に、一面ガラス張りの空間が広がっています。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーのエントランスの様子です。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー南東側エントランスです。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー東側は歩道と一体となった広場整備がなされました。

南東側から見た虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの様子です。

南西側、桜田通り側から見た虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーの様子です。
周辺では、「虎ノ門ヒルズ森タワー」、「虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー」、「虎ノ門ヒルズステーションタワー」と虎ノ門ヒルズエリアが拡大しつつあります。

最上階付近には森ビルのロゴが取り付けられています。

虎ノ門ヒルズ ビジネスタワーと虎ノ門ヒルズ森タワーを見上げた様子です。

整理番号B-0441-06竣工