2021/09/15
(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画) |
(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)は東京都新宿区歌舞伎町で建設中の48階建て、高さ225mの超高層ビルで、東京圏国家戦略特別区域の特定事業として「新宿TOKYU MILANO(新宿ミラノ座)」跡地、暫定施設の「VR ZONE 新宿」跡地で建設が進められています。
フロア構成は地下1~4階に約1,500人を収容するライブホール、地上1階に空港連絡バスの乗降場、同1~2階に東西貫通道路、同6~8階に約850席の劇場、9~12階に8スクリーンの映画館となります。
また、13~40階はグローバルな旅行者の多様な滞在ニーズに対応するホテルを配置、13、40階にはそれぞれレストランも設けるものとされています。
2019年5月31日付で国土交通省から民間都市再生事業計画に認定され、2019年8月1日に着工、2021年8月時点では、30~40階付近の鉄骨建方が進められ、外装材のカーテンウォールの取り付けが進められています。
参考資料、引用元
・国土交通省 民間都市再生事業計画(歌舞伎町一丁目地区開発計画)を認定~複合エンターテイメント施設・宿泊施設等、新たな都市観光拠点
・『歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿 TOKYU MILANO 再開発計画)』エンターテイメント施設の企画・運営に関する合弁会社設立について
・第64回新宿区景観まちづくり審議会 [報告]資料1 新宿TOKYU MILANO 再開発計画
・内閣府 国家戦略特区 資料4 都市再生特別地区(歌舞伎町一丁目地区)都市計画の概要
・日刊建設工業新聞 東急レク、東急電鉄/新宿ミラノ座跡地に複合ビル、19年度着工/延べ8・5万平米超
過去の記事
→2018年11月13日投稿 歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)
→2019年3月25日投稿 歌舞伎町一丁目地区開発計画(新宿TOKYU MILANO再開発計画)
→2019年8月5日投稿 歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)
→2020年10月31日投稿 (仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)
→2021年5月4日投稿 (仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)

概要
・名称 (仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)
・計画名 (仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)
・name (Tentative name)Kabukicho 1-chome district development plan
・中文名 (暂定名)歌舞伎町1丁目地区发展计划
・所在地 東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1、3
・用途 ホテル、劇場、映画館、店舗、駐車場等
・階数 地上48階、地下5階
・高さ 225m
・構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎
・敷地面積 4,603.74㎡
・建築面積 3,171.05㎡
・延床面積 87,208.30㎡
・着工 2019年8月1日(既存建築物除去、解体着手:2019年4月8日)
・竣工 2023年1月11日
・建築主 東急、東急レクリエーション
・設計 久米設計、東急設計コンサルタント設計共同企業体
・施工 清水・東急建設共同企業体
・最寄駅 西武新宿、新宿、新宿西口
(2021年8月30日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:内閣府
配置図

出典:内閣府
立面図

出典:新宿区景観まちづくり審議会
断面図

出典:国土交通省
イメージパース

出典:内閣府
南東側から見上げた建設中の(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画の様子です。

南東側から見上げた建設中の(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 低層部分の様子です。

低層部分の外観意匠は旧新宿 TOKYU MILANOの建物高さ、色彩イメージを歴史・記憶の要素として継承したものとなっています。
フレーム形状による「構え」を形成し、その内側へ広告や店舗等を配置、外へ賑わいを滲み出させることで、宿場町の街並みを表現したものとなります。

東側のシネシティ広場から見上げた建設中の(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画の様子です。

(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画の東側に位置するシネシティ広場の様子です。

(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画の1階平面図です。
西武新宿駅からシネシティ広場への歩行者動線軸を意識した設計となっています。

出典:新宿区景観まちづくり審議会
シネシティ広場からラウンジや劇場、映画館、地下のライブホールへの動線設計イメージです。

出典:新宿区景観まちづくり審議会
シネシティ広場側から見た(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)の低層部分完成予想パースです。

出典:新宿区景観まちづくり審議会
シネシティ広場側には屋外ステージが設けられます。
広場をを客席と見立て、客席に面してビジョン(約200㎡)、ステージ(約150㎡)を整備することで、民有地と公有地が一体となった「屋外劇場的都市空間」を形成するものとされています。

出典:新宿区景観まちづくり審議会
北東側のシネシティ広場から見上げた建設中の(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画の様子です。

中高層部分の外観意匠は、水の勢いが噴水のように天に伸びるイメージからなるものとなっており、このようにグラデーションがかかったカーテンウォールが採用されています。

鉄骨には「ブレース」が組み込まれていることがわかります。

西側から見上げた建設中の(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画の様子です。

南西側から見上げた建設中の(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画の様子です。

(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)の夜景パースです。
高・中層部の照明計画は温かみのある夜間照明と個性ある頂部のデザインにより、来街者を迎える新たな夜間景観を形成するものとされており、低層部では、シネシティ広場や西武新宿駅前通りの照明とのつながりを保ち、歌舞伎町の華やかな夜の賑わいを連続させる計画となっています。

出典:新宿区景観まちづくり審議会
(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画 (新宿TOKYU MILANO再開発計画)の断面イメージです。
シネシティに面して屋外ステージ、屋外ビジョンが設置されます。
劇場や映画館などのエンターテイメント施設の上には、ホテルがセットバックして設けられます。

出典:新宿区景観まちづくり審議会
新宿西口側からも(仮称)歌舞伎町一丁目地区開発計画が見えてきました。
高さ約110m地点でセットバックしており、南北面の塔状比は約1:7ほどで非常に細身の超高層ビルとなっています。

整理番号 B-0646-07
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