2022/02/15
CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷) |
CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)は、東京都新宿区本塩町の四ツ谷駅北西側に建つ地上31階、地下3階、高さ144.68mの超高層ビルで、「財務省公務員宿舎」や「旧四谷第三小学校」跡地、周囲の雑居ビル等の跡地の再開発となります。
施設構成は、オフィス棟の「YOTSUYA TOWER」、商業ゾーンの「CO・MO・RE Mall」、住宅の「ザ・レジデンス四谷アベニュー」、「ザ・レジデンス四谷ガーデン」、教育施設の「四谷グローバル スタディスクエア」、公益施設の「四谷スポーツスクエア」、「四谷クルーセ」等となっており、四ツ谷駅前の都市拠点として機能する多機能施設として整備されています。
敷地内には、約5,000㎡に及ぶ緑豊かな緑地空間が設けられており、北西側に賑わいの核となる約3,300㎡の「コモレビの広場」、四ツ谷駅前側に交流空間として約1,000㎡の「出迎えの広場」が配置されています。
また、災害時における帰宅困難者の一時滞在場所、地域住民の一時集合場所としても機能し、防災倉庫等の設置も行われたほか、区道の拡幅や歩道状空地の確保等による防災性向上もなされています。
街区名称は「CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷) 」で、四谷に誕生する豊かな緑や広場を持つ大規模複合施設が人とつながり、街とつながり、いつでも憩いと賑わいで溢れる施設に成長させたいという想いが込められています。
「木漏れ日」+「COMMON(共同、共通)=つながり」による造語で「CO・MO・RE(コモレ)となりました。
着工は2016年9月10日、建物竣工は2020年1月31日 、街区全体の竣工、コモレビの広場整備完了は2020年7月となっており、2020年2月3日よりテナントが順次開業しています。
参考資料、引用元
・コモレ四谷 公式サイト
・UR都市機構 コモレ四谷
・三菱地所/UR都市機構 四谷駅前地区第一種市街地再開発事業 地区名称を「CO・MO・RE YOTSUYA (コモレ四谷)」に決定
・(仮称)四谷駅前地区第一種市街地再開発事業/CO・MO・RE YOTSUYA 公式サイト
・UR都市機構/三菱地所 ~四谷のランドマークとなる駅前約2.4ha の大規模再開発・多機能開発~「CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)」竣工
過去の記事
→2016年11月12日投稿 (仮称)四谷駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物
→2019年1月1日投稿 (仮称)四谷駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物
→2019年3月27日投稿 CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)
→2019年12月10日投稿 CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)

概要
・名称 CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷) YOTSUYA TOWER(四谷タワー)
・計画名 (仮称)四谷駅前地区第一種市街地再開発事業施設建築物
・name CO・MO・RE YOTSUYA YOTSUYA TOWER
・中文名 CO・MO・RE 四谷 四谷塔
・所在地 東京都新宿区四谷一丁目50番
・用途 事務所、物販店舗、飲食店、共同住宅、大学、集会場、語学学校、付属自動車車庫、郵便局
・階数 地上31階、地下3階
・高さ 144.68m (軒高:142.03m)
・構造 地上:鉄骨造、一部CFT造、鉄筋コンクリート造
地下:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎、一部杭基礎
・総戸数 60戸
・敷地面積 17,931.82㎡
・建築面積 10,309.36㎡
・延床面積 139,330.85㎡
・着工 2016年9月10日
・竣工 2020年1月31日 (街区全体※コモレビの広場整備完了:2020年7月)
・建築主 独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)
事業パートナー(特定事業参加者):三菱地所、第5メック都市開発特定目的会社※1
・設計 基本設計:日本設計、三菱地所設計共同企業体
実施設計:大成建設
・施工 大成建設
・最寄駅 四ツ谷
(2021年10月24日撮影)
※1:第5メック都市開発特定目的会社:三菱地所、阪急阪神不動産、太陽生命保険が出資するSPC
建築計画の概要板

位置図

出典:東京都
配置図

出典:三菱地所/UR都市機構 ニュースリリース
断面図

出典:東京都
イメージパース
▼街区全体/YOTSUYA TOWER

▼ザ・レジデンス四谷アベニュー

▼ザ・レジデンス四谷ガーデン

出典:三菱地所/UR都市機構 ニュースリリース
南東側から見上げたCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の様子です。
オフィス棟の「YOTSUYA TOWER」は総面積約17,800坪のオフィスフロアとなっており、樹皮のイメージを投影した柱や木目調の天井やルーバー壁といった有機的なデザインを積極的に取り入れていることが特徴です。
また、オフィスは72時間の非常用電源供給や受変電設備の地上階設置等の災害時のBCP(事業継続計画)に配慮したものとなっています。

南東側から見たCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)低層部分の様子です。

低層部分の角には「CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)」のロゴが設置されているほか、ガラスウォールで覆われた内部にも樹木が植えられていることがわかります。

CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)高層部分の様子です。

外堀通りに面した「出迎えの広場」です。

オフィスエントランスと出迎えの広場の様子です。

CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)のテナント一覧です。

現地にて撮影
都心の超高層オフィスビルがメインの大規模複合施設ですが、スーパーマーケット「ライフ」が入っています。

南側の三栄通りに面した広場です。

過去にこの地に存在した玉川上水を引き込んだと思われる上水井戸が、再開発による発掘調査で発見されたことから、玉川上水をイメージした水景が設けられています。

玉川上水と四谷の関係について記載されたサインです。

現地にて撮影
真下から見上げたCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の様子です。

共同住宅棟の「ザ・レジデンス四谷アベニュー」です。

南西側から見たCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の様子です。

南西側から見たCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)低層部分の様子です。

CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の街区西側に建つ公益施設「四谷スポーツスクエア」、「四谷クルーセ」です。

CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の駐車場出入口です。
駐車場台数は288台確保されており、地下に設けられています。

北西側から見たCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の「四谷スポーツスクエア」、「四谷クルーセ」です。
黒く引き締まった外観に水平方向に連続したガラス、壁面緑化のコントラストが美しい外観意匠となっています。

CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)は壁面緑化や屋上緑化がふんだんになされています。
「地域のみどり」、「歴史のみどり」、「人とみどり」、「機能とみどり」からなる共感型デザインコンセプト【GREEN3.0】の複合開発となっています。

北東側から見上げたCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の様子です。

再開発に合わせて周辺道路の整備も行われています。

「コモレビの広場」の北西側に広がる緑地空間です。
北西側に賑わいの核となる約3,300㎡の「コモレビの広場」、 駅前側に交流空間として約1,000㎡の「出迎えの広場」を整備する等緑豊かな空間が創造されています。

「コモレビの広場」を鳥瞰した様子です。
広々とした芝生広場も設けられています。
防災対策が強化されており、災害時には帰宅困難者の一時滞在場所(出迎えの広場、約1,000㎡)、地域住民の一時集合場所(地域の広場、約3,300㎡)となるほか、地域の広場とその周辺に、災害時に利用できるマンホールトイレ、かまどマンホール、防災井戸を設置することで防災活動拠点として機能するものとされています。

CO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の中低層部分は屋上緑化や壁面緑化がなされており、コモレビの広場と一体となった緑地空間を創り出しています。

西側から見たザ・レジデンス四谷ガーデンの様子です。
地上6階、地下3階、総戸数26戸のマンションとなっています。

東側から見たザ・レジデンス四谷ガーデンの様子です。

北東側から見たCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の様子です。

渋谷ヒカリエ展望台から見たCO・MO・RE YOTSUYA(コモレ四谷)の様子です。
特徴的な中低層部分は周辺の雑居ビルやマンションに隠れてしまい、遠方から見ると普通の超高層ビルに見えます。

整理番号B-0453-05竣工