2022/12/14
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ル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナは、東京都府中市宮町に建つ地上15階、地下4階、高さ60m、総戸数138戸の大規模高層マンションと都市型商業施設からなる複合施設です。
京王線府中駅南口で進められていた府中駅南口第一地区第一種市街地再開発事業により建設され、施設構成は、地下2階に「府中市立府中の森芸術劇場分館」が入る公共公益施設、地下1階~地上4階に87店舗からなる商業施設ゾーン「SHOP PODS」、5~6階に市民活動センター「プラッツ」、7~15階に138 戸の住宅が入る「プラウド府中ステーションアリーナ」となっています。
施設名称は、フランス語で「萌(きざ)し、予感」を意味する名称「ル・シーニュ」とし、府中市の表玄関として地域全体の活性化を目指しているとのことです。
建築主は府中駅南口第一地区市街地再開発組合、参加組合員は野村不動産、設計はINA・清水建設設計共同企業体、施工は清水建設、京王建設、横沢建設共同企業体です。
着工は2013年10月1日、竣工は2017年6月30日となっており、2017年7月14日 には「ル・シーニュ」の開業式典が開かれています。
・東京都 府中駅南口第一地区第一種市街地再開発事業
・府中市 府中駅南口再開発 第一地区
・日刊建設工業新聞 府中駅南口第一地区第一種市街地再開発事業 ル・シーニュ 完成
→2015年1月19日投稿 府中駅南口第一地区市街地再開発事業
→2016年8月26日投稿 プラウド府中ステーションアリーナ


出典:東京都

出典:野村不動産
東側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。
プラウド府中ステーションアリーナは高さが60mと、航空障害灯の設置義務がある超高層建築物となりますが、中低層部分が階高の高い商業施設であるため、15階建てとなっています。

東側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの低層部分の様子です。

棟配置はL字型となっており、南側は商業施設部分のみとなっています。

外壁に設けられているル・シーニュと商業テナントのロゴです。

京王線府中駅からペデストリアンデッキにて直結しており、府中駅南口の直結再開発施設は、1996 年に第二地区の「伊勢丹・フォーリス」が完成、2005年に第三地区の「くるる」が完成しています。

高層部分のプラウド府中ステーションアリーナは、バルコニーと窓部サッシが交互に繰り返す外観デザインが特徴となっています。

府中駅から都心ターミナルの新宿駅までは、京王線特急で3駅21分、朝の通勤通学時間帯の急行で38~41分となっています。
プラウド府中ステーションアリーナは京王線府中駅までは直結しているデッキで徒歩1分の距離のため、都心のオフィスまでラッシュ時でもドアtoドア1時間以内で到達できます。

商業施設・公共公益施設の「ル・シーニュ」エントランス部分です。

駅直結ペデストリアンデッキには屋根も設けられており、エントランス部分の柱には時計が設置されています。

「ル・シーニュ」のフロア構成です。

現地にて撮影
「ル・シーニュ」の飲食テナント一覧です。

現地にて撮影
真下から見上げたル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。
中低層部分のファサードは、商業の賑わいを感じさせる一面ガラス張りのカーテンウオール、高層部分の住宅はベージュ色の落ち着いたアースカラーが主張する外観意匠となっています。

ル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの東側には、28階建て、高さ100.24mの超高層タワーマンションと都市型商業施設からなる「くるる(kururu)/グランタワー府中ラ・アヴェニュー」があります。
こちらも府中駅南口市街地再開発事業により建設された再開発施設となっており、2005年3月17日開業しています。

南東側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

プラウド府中ステーションアリーナ2階のマスターエントランスには、府中を代表するケヤキ並木の緑、石畳の石、大國魂神社をイメージした砂利、そして、府中の祭りをイメージした行灯をモチーフにした坪庭があるほか、7階には大きな吹き抜けの中庭である「アリーナパティオ」があります。

南東側から見上げたル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

施設名称のル・シーニュは、フランス語で「萌(きざ)し、予感」を意味しています。

ル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの西側には、大國魂神社の参道でもある「馬場大門のケヤキ並木」があります。
並木の起源は古く、平安時代の植樹から始まったともされ、1924年に史蹟名勝天然紀年物保存法により東京府より天然記念物として指定され、2010年現在もケヤキ並木として唯一の国指定天然記念物とされています。

馬場大門のケヤキ並木とル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

北西側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

南西側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

西側低層部分の外観意匠は、「馬場大門のケヤキ並木」の木々が映り込むようにデザインされているほか、ケヤキ並木の先にある大國魂神社との調和も図り、木目調のルーバーや伝統的な建築物に使われる墨色をアクセントとして用いていることが特徴的です。

西側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナです。
馬場大門のケヤキ並木により、住宅部分は見えにくくなっており、自然を用いて視線を遮ることができています。

2022年12月14日更新
2021年9月29日撮影
ル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナ |
ル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナは、東京都府中市宮町に建つ地上15階、地下4階、高さ60m、総戸数138戸の大規模高層マンションと都市型商業施設からなる複合施設です。
京王線府中駅南口で進められていた府中駅南口第一地区第一種市街地再開発事業により建設され、施設構成は、地下2階に「府中市立府中の森芸術劇場分館」が入る公共公益施設、地下1階~地上4階に87店舗からなる商業施設ゾーン「SHOP PODS」、5~6階に市民活動センター「プラッツ」、7~15階に138 戸の住宅が入る「プラウド府中ステーションアリーナ」となっています。
施設名称は、フランス語で「萌(きざ)し、予感」を意味する名称「ル・シーニュ」とし、府中市の表玄関として地域全体の活性化を目指しているとのことです。
建築主は府中駅南口第一地区市街地再開発組合、参加組合員は野村不動産、設計はINA・清水建設設計共同企業体、施工は清水建設、京王建設、横沢建設共同企業体です。
着工は2013年10月1日、竣工は2017年6月30日となっており、2017年7月14日 には「ル・シーニュ」の開業式典が開かれています。
参考資料、引用元
・東京都 府中駅南口第一地区第一種市街地再開発事業
・府中市 府中駅南口再開発 第一地区
・日刊建設工業新聞 府中駅南口第一地区第一種市街地再開発事業 ル・シーニュ 完成
過去の記事
→2015年1月19日投稿 府中駅南口第一地区市街地再開発事業
→2016年8月26日投稿 プラウド府中ステーションアリーナ

概要
名称 | ル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナ |
計画名 | 府中駅南口第一地区第一種市街地再開発事業 |
name | Proud Fuchu Station Arena |
中文名 | 骄傲的府中站竞技场 |
所在地 | 東京都府中市宮町一丁目100番 |
用途 | 店舗、公共公益施設、住宅、駐車場 |
階数 | 地上15階、地下4階 |
高さ | 60m |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 直接基礎 |
総戸数 | 138戸 (非分譲27戸含む) |
敷地面積 | 6,731.62㎡ |
建築面積 | 5,634.36㎡ |
延床面積 | 57,059.84㎡ |
着工 | 2013年10月1日 |
竣工 | 2017年6月30日 |
建築主 | 府中駅南口第一地区市街地再開発組合 参加組合員:野村不動産 |
設計 | INA・清水建設設計共同企業体 |
施工 | 清水建設、京王建設、横沢建設共同企業体 |
最寄駅 | 府中、府中本町 |
位置図

出典:東京都
イメージパース

出典:野村不動産
東側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。
プラウド府中ステーションアリーナは高さが60mと、航空障害灯の設置義務がある超高層建築物となりますが、中低層部分が階高の高い商業施設であるため、15階建てとなっています。

東側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの低層部分の様子です。

棟配置はL字型となっており、南側は商業施設部分のみとなっています。

外壁に設けられているル・シーニュと商業テナントのロゴです。

京王線府中駅からペデストリアンデッキにて直結しており、府中駅南口の直結再開発施設は、1996 年に第二地区の「伊勢丹・フォーリス」が完成、2005年に第三地区の「くるる」が完成しています。

高層部分のプラウド府中ステーションアリーナは、バルコニーと窓部サッシが交互に繰り返す外観デザインが特徴となっています。

府中駅から都心ターミナルの新宿駅までは、京王線特急で3駅21分、朝の通勤通学時間帯の急行で38~41分となっています。
プラウド府中ステーションアリーナは京王線府中駅までは直結しているデッキで徒歩1分の距離のため、都心のオフィスまでラッシュ時でもドアtoドア1時間以内で到達できます。

商業施設・公共公益施設の「ル・シーニュ」エントランス部分です。

駅直結ペデストリアンデッキには屋根も設けられており、エントランス部分の柱には時計が設置されています。

「ル・シーニュ」のフロア構成です。

現地にて撮影
「ル・シーニュ」の飲食テナント一覧です。

現地にて撮影
真下から見上げたル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。
中低層部分のファサードは、商業の賑わいを感じさせる一面ガラス張りのカーテンウオール、高層部分の住宅はベージュ色の落ち着いたアースカラーが主張する外観意匠となっています。

ル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの東側には、28階建て、高さ100.24mの超高層タワーマンションと都市型商業施設からなる「くるる(kururu)/グランタワー府中ラ・アヴェニュー」があります。
こちらも府中駅南口市街地再開発事業により建設された再開発施設となっており、2005年3月17日開業しています。

南東側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

プラウド府中ステーションアリーナ2階のマスターエントランスには、府中を代表するケヤキ並木の緑、石畳の石、大國魂神社をイメージした砂利、そして、府中の祭りをイメージした行灯をモチーフにした坪庭があるほか、7階には大きな吹き抜けの中庭である「アリーナパティオ」があります。

南東側から見上げたル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

施設名称のル・シーニュは、フランス語で「萌(きざ)し、予感」を意味しています。

ル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの西側には、大國魂神社の参道でもある「馬場大門のケヤキ並木」があります。
並木の起源は古く、平安時代の植樹から始まったともされ、1924年に史蹟名勝天然紀年物保存法により東京府より天然記念物として指定され、2010年現在もケヤキ並木として唯一の国指定天然記念物とされています。

馬場大門のケヤキ並木とル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

北西側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

南西側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナの様子です。

西側低層部分の外観意匠は、「馬場大門のケヤキ並木」の木々が映り込むようにデザインされているほか、ケヤキ並木の先にある大國魂神社との調和も図り、木目調のルーバーや伝統的な建築物に使われる墨色をアクセントとして用いていることが特徴的です。

西側から見たル・シーニュ/プラウド府中ステーションアリーナです。
馬場大門のケヤキ並木により、住宅部分は見えにくくなっており、自然を用いて視線を遮ることができています。

2022年12月14日更新
2021年9月29日撮影