2022/01/01
TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー) |
TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー) は、東京都千代田区大手町、東京都中央区八重洲の東京駅日本橋口前に建つ地上40階、地下5階、高さ212mの超高層ビルです。
TOKYO TORCH(東京トーチ)として再開発が行われている東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)では、合計4棟のビルが建設され、うち2棟は高さ100m以上の超高層ビルとなります。常盤橋タワーは2021年4月末竣工、地上40階、地下5階、高さ212mの超高層ビル、Torch Towerは2027年度竣工予定、地上63階、地下4階、高さ390mとなり、B棟は日本一の高さを誇る超高層ビルとなります。
TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー) のフロア構成は、地下5階~地下3階に駐車場、地下1階~地上3階に店舗の「TOKYO TORCH Terrace (トウキョウトーチテラス)」、1階~2階にエントランス、車寄せ、ロビー、3階にカフェテリアラウンジ「MY Shokudo」、4階~7階に機械室、8階にオフィスサポートフロアとして「就業者専用ラウンジ」や「コンファレンスルーム」、xLINK(クロスリンク) 常盤橋タワー」が入っており、9~37階に事務所(オフィス)となります。
また、常盤橋タワー竣工時に約3,000㎡の広場が先行整備されているほか、ビル就業者向けの共用スペースとして、3階に「カフェテリア」、8階に「ラウンジ・カンファレンスルーム」が入り、共用サービスとして、エレベーターの行先予報システムや、モバイルセキュリティ認証の導入、3階カフェテリアにおける席予約・注文・決済、8階カンファレンスルームの予約等のICTサービスが提供されます。
常盤橋タワーの着工は2018年1月15日、竣工は2021年6月30日、商業ゾーン・大規模広場が開業は2021年7月21日となっており、竣工、開業しています。
参考資料、引用元
・TOKYO TORCH(東京トーチ)公式サイト
・三菱地所「日本を明るく、元気にする」東京駅前常盤橋プロジェクト「TOKYO TORCH」がいよいよ本格始動「常盤橋タワー」竣工-充実した共用空間、人とのつながりを生む仕掛け、最新デジタルの実装で「働く」を豊かに-
・三菱地所 【丸の内熱供給】地域冷暖房プラント「常盤橋タワーサブプラント」竣工 TOKYO TORCH常盤橋タワーを環境性と防災性で支える地域冷暖房プラント
・三菱地所 東京駅前 3ha 超の大規模複合再開発「常盤橋街区再開発プロジェクト」計画概要について
・三菱地所 高さ日本一(約 390m)の大規模複合再開発「常盤橋街区再開発プロジェクト」第一弾 D 棟(下水ポンプ所)新築工事着工 ~東京駅前で 10 年超の長期プロジェクトがいよいよ始動~
・三菱地所 大手町・丸の内・八重洲・日本橋の結節点における敷地面積 3.1ha の大規模再開発「東京駅前常盤橋プロジェクト」A棟新築工事着工―「働く」ことは「人が動き、交わる」こと。これからの「働く」を発信するシンボルタワーへ。―
・東京都 報道発表資料 大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発の施行認可
・建設通信新聞 【東京駅前常盤橋プロジェクト】広場に錦鯉が泳ぐ池 新潟県小千谷市がPRゾーンを提案
・内閣府 資料1 都市再生特別地区(大手町地区(D-1街区))都市計画(素案)の概要
過去の記事
→2015年9月1日投稿 東京駅前に高さ390mの超高層ビル計画 (常盤橋地区再開発)
→2018年2月23日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)A棟
→2018年8月9日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) A棟
→2019年5月8日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) A棟
→2019年10月8日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) A棟
→2020年1月21日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) A棟
→2020年6月29日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)A棟
→2020年8月19日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) A棟
→2021年4月3日投稿 TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)
→2021年7月13日投稿 TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)

概要
・名称 TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)
・計画名 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) A棟
・name TOKYO TORCH Tokiwabashi Tower
・中文名 东京火炬常盘桥塔
・所在地 東京都千代田区大手町二丁目8番1他、東京都中央区八重洲1丁目2番1他
・用途 A棟:事務所、店舗、駐車場等
B棟:事務所、店舗、ホール、ホテル、駐車場等
C棟:店舗、変電所、駐車場等
D棟:事務所、下水ポンプ場、駐車場等
・階数 A棟:地上40階、地下5階 (運用上:地上38階、地下5階)
B棟:地上63階、地下4階
C棟:地下4階
D棟:地上9階、地下3階
・高さ A棟:212m
B棟:390m
C棟:10m
D棟:65m
・構造 地上:鉄骨造
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎、杭基礎 (一部併用)
・敷地面積 31,400㎡ (街区全体)
A棟:5,455.97㎡
B棟:---
C棟:---
D棟:---
・建築面積 20,400㎡ (街区全体)
A棟:3,965.01㎡
B棟:13,200㎡
C棟:300㎡
D棟:2,900㎡
・延床面積 740,000㎡(街区全体)
A棟:146,440.68㎡
B棟:544,000㎡
C棟:20,000㎡
D棟:30,000㎡
・着工 A棟:2018年1月15日
B棟:2023年度
C棟:Ⅰ期:2018年1月
Ⅱ期:2023年度
D棟:2017年4月上旬
・竣工 A棟:2021年6月30日
B棟:2027年度
C棟:Ⅰ期:2021年6月末
Ⅱ期:2027年度
D棟:2022年3月
・建築主 三菱地所
・設計 A棟:三菱地所設計
B棟:---
C棟:Ⅰ期:三菱地所設計
Ⅱ期:---
D棟:三菱地所設計、日本水工設計
・施工 A棟:戸田建設
B棟:---
C棟:Ⅰ期:戸田建設
Ⅱ期:---
D棟:三井住友建設
・最寄駅 東京、日本橋、大手町、三越前
(2021年11月27日撮影)
建築計画の概要板


位置図

出典:三菱地所ニュースリリース
配置図

現地にて撮影
立面図

出典:三菱地所 ニュースリリース
断面図

出典:三菱地所ニュースリリース
開発ステップイメージ

出典:三菱地所ニュースリリース
イメージパース

現地にて撮影
イメージパース(街区全体)

出典:内閣府/首相官邸
南西側から見たTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。
ダーク系統の全面ガラス張り、漆黒の外観意匠が引き締まったデザインとなっています。
「常盤橋街区」は、江戸城へ向かう表玄関である「常盤橋御門」が存在し、武家屋敷が広がる起点となる場所であったことを受け、伝統を継承し、次の100年も東京駅前で東京の成長を牽引していくという想いを込め、未来を拓く「刀」、歴史や伝統の奥深さを感じさせる「重ね」を表現していることが特徴です。
各方向から見えるシルエットに変化を付けることで多様性を同時に表現しており、低層部においては、「行燈」や「桟敷」といった日本的な要素を取り入れ、中と外が呼応し、ゆるやかに融合するデザインが採用されています。

TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)低層部分の様子です。

街区名称の「TOKYO TORCH (東京トーチ)」と記載された巨大なサインと竣工、開業したTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。

西側、TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)から見上げたTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。

西側正面から見たTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の低層部分の様子です。
TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)のTOKYO TORCH Parkに面して商業ゾーンのショップ&レストランを中心とした「TOKYO TORCH Terrace(東京トーチテラス)」が配置されています。
TOKYO TORCH Terrace(東京トーチテラス)には、地方の名店を中心に、日本初出店1店舗、東京初出店4店舗/新業態5店舗を含む、多様なグルメが楽しめる個性的な13店舗とカフェテリア「MY Shokudo」が出店しています。
1~3階の飲食店舗が大規模広場「TOKYO TORCH Park」を望むテラス席を備えており、ポストコロナ時代のニューノーマルとして屋外で飲食が楽しめる空間も確保されています。

商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace(東京トーチテラス)」のテナント一覧です。

出典:三菱地所ニュースリリース
TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の商業ゾーンエントランス(左)とオフィスエントランス(右)です。
常盤橋タワーでは、生体認証による強固なセキュリティシステム導入のほか、共用カフェテリアでの生体認証決済システム、位置情報を活用した混雑緩和支援や就業者の身体状態に応じた行動支援(バイタルセンシング)など、時間の価値と自由度を高めるICTサービスを本格導入しています。
また、就業者専用アプリ「TOKYO TORCH App for 常盤橋タワー」の導入により、館内共用スペースの予約やカフェテリアでの注文・決済、非接触セキュリティ等をスマホ等モバイル端末から行うことが可能となっています。

オフィスエントランスと商業ゾーンエントランスの真上には、巨大な庇が設けられています。

TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)低層部分は、ガラスの箱が飛び出したようなデザインとなっていることが印象的です。
低層部分の外観意匠においては、「行燈」や「桟敷」といった日本的な要素を取り入れているとのことです。

低層部分の商業ゾーンや機械室と中高層部分のオフィスエリアとの間には、軒の深い大きな庇が設置されています。

商業ゾーン「TOKYO TORCH Terrace(東京トーチテラス)」は屋外にテラスが設けられています。

「TOKYO TORCH Terrace(東京トーチテラス)」のエントランスです。
袖壁部分が門のようになっており、光輝いていました。

真下から見上げたTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。

北西側真下から見上げたTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。
中高層部分のオフィスエリアのカーテンウォールも凹凸がはっきりとした彫りの深いものとなっていることがわかります。

大規模広場「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」は、約7,000㎡の広場のうち約3,000㎡が先行整備されています。
未整備の西側約4,000㎡は暫定的にアスファルトで舗装されました。
また、一部は「つくばの天然芝」による芝生敷きとなっています。

大規模広場「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」の全体が整備されたあとの完成予想パースです。

出典:三菱地所ニュースリリース
先行整備されたTOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)のうち、「錦鯉が泳ぐ池」周りの様子です。

「錦鯉が泳ぐ池」の様子です。

新潟県小千谷市との協業による「錦鯉が泳ぐ池」には錦鯉が約50匹放流されています。

錦鯉を眺めることができる鑑賞台もあります。

滝や小さな橋が坪庭感を醸し出しています。

ベンチ等も設置されており、一息つける空間が整備されました。

日本橋川沿いには木々の緑が美しい親水空間が整備されています。

木々の紅葉が美しい空間となっています。

TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)の北東側約3,000㎡ほどがA棟建設時に先行整備されています。

TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)に設置されている「佐渡島の金鉱石」を示す銘板です。

TOKYO TORCH (東京トーチ)のサイン類です。

配置図です。

現地にて撮影
断面図です。

現地にて撮影
TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)のテナント一覧です。

北西側から見たTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。

TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)では、環境関連の認証を複数取得しています。
「SITES(R)※予備認証(国内の都心複合ビル開発プロジェクト初のゴールド認証)」、「DBJグリーンビルディング認証」、「SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム認証)」、「ABINC認証(いきもの共生事業所(R)認証)」などです。
これら様々な環境関連の認証をクリアすることで、環境負荷低減が図られた開発となっています。

北側から見たTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。

北東側から見たTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。

南東側から見たTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の様子です。

南東側から見たTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)低層部分の様子です。

南東側、呉服橋交差点側から見たTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー) 低層部分の様子です。
柱、梁部分が黒一色で角がアールを描いている外観が新丸の内ビルディングを彷彿させます。

オフィス有効面積は約23,400坪、フロア面積約780坪の無柱空間が確保され、約8,000人もの就業者の入居を想定しているとのことです。
全オフィスフロアからダイレクトにアクセス可能
な3階と8階に、就業者の共用サービススペースが拡充、整備され、3階には共用カフェテリアやイベント・ミーティングスペース等、新しいスタイルのワークプレイスが整備されています。

東京駅丸の内駅舎とTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)の組み合わせです。

塔屋部分は斜めになっているデザインとなっています。

竣工したTOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)と丸の内・八重洲の超高層ビル群の組み合わせです。
日本橋エリアから常盤橋、大手町、丸の内、日比谷、内幸町、虎ノ門と延々と超高層ビル群が続いています。

整理番号B-0354-10竣工