2022/01/27
田町タワー |
田町タワーは、東京都港区の田町駅前に建っていた「徳栄ビル」と「第一田町ビル」跡地で建設中の地上29階、地下2階、高さ156mの超高層ビルです。
フロア構成は地下に駐車場、地下1~地上2階にレストラン、ショップ、3階にスポーツジム、保育所、4階にクリニック、地下1階と地上2~3階にオフィスエントランス、6~29階にオフィスとなります。
付帯施設には、28階にプレミアムオフィスとして専用の展望テラスを設けているほか、BCP対策として「芯棒型制震システム」の採用や防災備蓄倉庫、非常用発電機設備等の設置がなされています。
2019年6月1日に既存建築物の解体着手、着工は2021年2月1日、竣工は2023年5月末日となっており、2022年1月時点では2~3階の鉄骨建方が進められていました。
参考資料、引用元
・田町タワー 公式サイト
過去の記事
→2019年9月12日投稿 (仮称)TTMプロジェクト
→2020年5月7日投稿 (仮称)TTMプロジェクト

概要
・名称 田町タワー
・計画名 (仮称)TTMプロジェクト
・name Tamachi Tower
・中文名 田町塔
・所在地 東京都港区芝5丁目315番1
・用途 事務所、店舗、駐車場等
・階数 地上29階、地下2階
・高さ 156m
・構造 地上:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
地下:鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎
・敷地面積 8,617.93㎡
・建築面積 5,949.77㎡
・延床面積 112,178.97㎡
・着工 2021年2月1日 (解体着手:2019年6月1日)
・竣工 2023年5月末日
・建築主 田町ビル、徳栄商事、三菱重工業
・設計 三菱地所設計
・施工 清水建設
・最寄駅 田町、三田
(2022年1月26日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:港区
立面図

出典:港区
断面図

出典:港区
イメージパース

出典:田町タワー 公式サイト
南西側から見た建設中の田町タワーの様子です。

撮影時には2~3階の鉄骨建方が進められていました。

田町タワーでは、「芯棒型制震システム」と呼ばれる制振構造が採用されています。
低層部の剛強なRCコアで芯棒を構築し、芯棒周りにダンパーを集中することで事務所階に要していたダンパー設置用スペースを削減し、高い耐震性能と事務所空間の拡充を実現するとのことです。
免震構造と制振構造それぞれの長所を活かした新しい制振構造であり、長周期地震動や長時間地震動にも従来同等の冗長性を持つものとなっています。

出典:田町タワー公式サイト
南東側から見た建設中の田町タワーの様子です。

北東側から見た建設中の田町タワーの様子です。
タワークレーン4基を用いて鉄骨建方が進められています。

北西側から見た建設中の田町タワーの様子です。

目の前には既に竣工済みの「msb Tamachi (ムスブ田町) 」が建っています。
田町タワー着工前は全景が見えましたが、現在は田町タワーの鉄骨の影に隠れ始めています。

建設が進む田町タワーの低層部分の様子です。

RCコアの芯棒を探しましたが、まだ設置されていないのか外からは確認できませんでした。

回転窓の開放により自然の風を身近に感じられるほか、透光性の高いガラスの壁と床は木調デッキのため、テラスをイメージさせる新しいオフィス空間となります。

出典:田町タワー 公式サイト
ジャロジー窓の採用により高層ビルでありながら外気の取り入れが可能となり、感染症対策や空気の入れ替えが容易になります。

出典:田町タワー 公式サイト
田町タワーの完成予想パースです。
6~27階に入るオフィスは、無柱空間、600mmグリット天井と1,200mmピッチの小割サッシにより、小個室の配置も可能なフレキシブルな空間となります。

出典:田町タワー 公式サイト
田町タワーの鳥瞰パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
第一京浜側のサンクンガーデンのイメージパースです。
敷地緑化の緑化率は46%となり、緑豊かな敷地となるほか、壁面緑化や屋上緑化もなされ、ヒートアイランド対策が進められます。

出典:田町タワー 公式サイト
広場やカフェスペース、オフィスエントランス周りの完成予想パースです。

出典:田町タワー 公式サイト
六本木ヒルズ森タワーの展望台から見た建設中の田町タワーの様子です。

整理番号B-0936-03