2022/02/03
(仮称)錦三丁目25番街区計画 |
(仮称)錦三丁目25番街区計画は愛知県名古屋市中区錦三丁目の栄広場(通称:栄角地)で計画されている地上41階、地下4階、高さ210.68mの超高層ビルです。
施設構成は、地下3階~4階に駐車場、機械式駐車室、機械室、地下2階~地上4階に「大丸松坂屋百貨店の商業専門店」、4~6階にシネマコンプレックス、9~25階にオフィス、コワーキング、イノベーション拠点、7~8階、26階~にラグジュアリーホテルとなります。
名古屋市の容積率緩和制度である「名古屋駅・伏見・栄地区都市機能誘導制度」のうち指定容積率1,300%のエリアに建設予定で、名古屋市高級ホテル立地促進補助金制度の適用の認定も行われているとのことです。
また、建設される超高層ビルの地下で、栄の地下街と直結、地下鉄栄駅とも接続することでビル内部を経由して地上にも出られるようになります。
2022年1月28日には、名古屋市により、大規模小売店舗地域貢献ガイドラインに基づく出店概要書が公開され、既存建築物である旧SMBCパーク栄の解体着手は2022年1月、着工は2022年7月、竣工は2026年春となっており、2022年1月時点では既存建築物が残されたままとなっていますが、まもなく既存建築物の解体着手となります。
参考資料、引用元
・名古屋市 錦三丁目25番街区市有地等活用事業の事業候補者決定について
・日本経済新聞 名古屋・栄に200メートルビル、三菱地所などが開発へ
・読売新聞 名古屋の超高層ビルに「コンラッド」…国内3軒目、26年開業目指す
・日本経済新聞 米ヒルトンの高級ホテル「コンラッド」、名古屋進出検討:
・朝日新聞 コンラッド、名古屋・栄に進出検討 市内初の外資系最高級ホテル
・中日新聞 米ヒルトンが栄にコンラッドホテル 26年完成のビルで開業計画
・名古屋市 名古屋駅・伏見・栄地区都市機能誘導制度の概要
・名古屋市 名古屋市高級ホテル立地促進補助金のご案内
・地方建設専門紙の会 【愛知】栄角地 再開発に向け解体着手
・名古屋市 (仮称)錦三丁目25番街区計画(令和4年1月19日提出) 出店概要書
過去の記事
→2018年10月12日投稿 栄広場再開発へ
→2019年1月23日投稿 栄広場再開発計画 (名古屋市と大丸松坂屋百貨店が基本合意へ)
→2020年3月25日投稿 錦三丁目25番街区市有地等活用事業
→2021年9月2日投稿 錦三丁目25番街区市有地等活用事業

出典:名古屋市
概要
・名称 (仮称)錦三丁目25番街区計画
・計画名 錦三丁目25番街区市有地等活用事業/(仮称)錦三丁目25番街区計画
・name (Tentative name) Nishiki 3-chome 25th block plan
・中文名 (暂定名)锦3丁目25街区图
・所在地 愛知県名古屋市中区錦三丁目2501番1
・用途 ホテル、オフィス、シアター、店舗、駐車場等
・階数 地上41階、地下4階
・高さ 210.68m
・構造 ---
・基礎工法 ---
・客室数 166室
・敷地面積 4,866.40㎡
・建築面積 約4,300㎡※当初計画
・延床面積 約109,700㎡
・着工 2022年7月(解体着手:2022年1月)
・竣工 2026年春
・建築主 三菱地所(代表)、日本郵政不動産、明治安田生命保険相互会社、中日新聞社、パルコ
・設計 ---
・施工 ---
・最寄駅 栄、栄町
(2022年1月1日撮影)
位置図

出典:名古屋市
断面図

出典:名古屋市
イメージパース

出典:名古屋市
北西側から見た(仮称)錦三丁目25番街区計画の様子です。
再開発街区西側には、「栄広場」が広がっており、1945年の名古屋空襲で焼失した日銀名古屋支店の跡地で今まで幾度も再開発計画構想が出てきましたが、実際に着手されることはなく、現在に至っています。

北東側から見た(仮称)錦三丁目25番街区計画の様子です。

西側から見た(仮称)錦三丁目25番街区計画の様子です。

北西側から見た(仮称)錦三丁目25番街区計画計画地の様子です。
奥に見える三越名古屋栄店の入る「オリエンタルビル」でも再開発計画が進められています。

栄広場の現地の様子です。

Google Earthで作成した栄周辺の未来の超高層ビル群の簡易パースです。

名古屋は名古屋駅前に高さ200m級の超高層ビル群がある以外は、高さ60m以下の中高層ビル群の中に都心タワーマンションが点在する光景となっていましたが、数年後にはこのように拠点ターミナルがわかるような感じで栄にも群が形成されてきます。

以前度されていた完成予想パースです。
高さや規模は拡大しましたが、外観デザインはシンプルかつ現実的なものへと変更されています。

出典:名古屋市
整理番号B-0631-05