2022/02/13
(仮称)芝浦一丁目計画/芝浦一丁目プロジェクト |
(仮称)芝浦一丁目計画/芝浦一丁目プロジェクトは、東京都港区芝浦に建つ地上40階、高さ165.9m、1984年3月竣工の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」やJR東日本のカートレイン乗降場跡地の再開発計画で、地上43階、地下3階、高さ228.88mのⅠ期S棟と地上45階、地下3階、高さ227.28mのN棟のニ棟の超高層ビルが建設されます。
東京圏国家戦略特別区域の特定事業として認定されており、 約10年の期間をかけてオフィスやホテル、住宅、商業施設等からなる大規模複合施設の整備を段階的に行うものとなっています。
また、超高層ビルの建設のみならず、「芝浦運河」の船着場やテラス、運河に開かれた広場等の整備や浜松町駅南口東西自由通路の拡幅・バリアフリー化、およびカートレイン乗降場跡地を歩行者専用道路として整備などもなされます。
フロア構成は、低層階に商業施設やホテルレセプション、子育て支援施設など、中層階からはS棟とN棟に分かれ、両方とも高層階までオフィスが入りますが、S棟は高層部分にホテル、N棟は高層部分に住宅が入ります。
Ⅰ期S棟の着工は2021年9月1日、 S棟竣工後に浜松町ビルディングの解体を行い、その後、2026年度以降にⅡ期N棟に着工、2031年3月31日竣工の計画となっています。
2022年1月時点では、基礎工事が進められていました。
参考資料、引用元
・野村不動産「(仮称)芝浦一丁目計画」 整備方針について
・野村不動産/東日本旅客鉄道 国家戦略特区 浜松町エリアの延床面積約55万㎡の大規模複合開発「芝浦一丁目プロジェクト」 10月1日に着工(野村不動産ホールディングス株式会社、東日本旅客鉄道株式会社)
・内閣府 国家戦略特区 資料8 都市再生特別地区(芝浦一丁目)都市計画の概要
・野村不動産ホールディングス 再開発事業
過去の記事
→2017年8月16日投稿 (仮称)芝浦一丁目計画
→2020年7月28日投稿 (仮称)芝浦一丁目計画

出典:野村不動産/東日本旅客鉄道 ニュースリリース
概要
・名称 (仮称)芝浦一丁目計画/芝浦一丁目プロジェクト
・計画名 (仮称)芝浦一丁目計画/芝浦一丁目プロジェクト
・name (Tentative name) Shibaura 1-chome plan
・中文名 (临时名称)芝浦1丁目计划
・所在地 東京都港区芝浦一丁目1番1 他51筆
・用途 事務所、商業施設、ホテル、住宅、駐車場
・階数 Ⅰ期S棟:地上43階、地下3階
Ⅱ期N棟:地上45階、地下3階
・高さ Ⅰ期S棟:228.88m (※ニュースリリース:約235m)
Ⅱ期N棟:227.28m (※ニュースリリース:約235m)
・構造 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎
・総戸数 約350戸(住宅部分)
・敷地面積 40,104.29㎡
・建築面積 28,192.30㎡
・延床面積 551,437.56㎡
・着工 Ⅰ期S棟:2021年10月1日
Ⅱ期N棟:2027年4月
・竣工 Ⅰ期S棟:2025年3月
Ⅱ期N棟:2031年3月31日
・建築主 野村不動産ビルディング、東日本旅客鉄道
・設計 槇総合計画事務所、清水建設
・施工 Ⅰ期S棟:清水建設、Ⅱ期N棟:---
・最寄駅 浜松町
(2022年1月22日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:内閣府
配置図

出典:内閣府
断面図

出典:野村不動産 ニュースリリース

出典:東京都
イメージパース

出典:野村不動産/東日本旅客鉄道 ニュースリリース
建設中の(仮称)芝浦一丁目計画Ⅰ期S棟の様子です。
三点式パイルドライバ等が立ち並び、基礎工事が進められていました。

南西側から見た建設中の(仮称)芝浦一丁目計画Ⅰ期S棟の様子です。

南東側から見た建設中の(仮称)芝浦一丁目計画Ⅰ期S棟の様子です。

北東側から見た建設中の(仮称)芝浦一丁目計画Ⅰ期S棟の様子です。

北西側から見た建設中の(仮称)芝浦一丁目計画Ⅰ期S棟の様子です。

現在、建っている既存建築物である地上40階、高さ165.9m、1984年3月竣工の「浜松町ビルディング(東芝ビルディング)」です。
まだ築37年の超高層ビルですがS棟竣工後の2023年以降に解体されます。高度成長期からバブル期の間に建設された超高層ビルですが、約40年の寿命でした。

(仮称)芝浦一丁目計画の完成予想パースです。

出典:野村不動産ホールディングス
新芝浦橋から計画建物を望むイメージパースです。

出典:内閣府
「(仮称)セントラルプラザ」の完成予想パースです。
運河沿いには、水辺に向かって下りていくステップ状のオープンスペースを連続させ、人々が運河や緑を眺めて楽しめる親水性の高い空間形成を図るものとされており、このようなテラスが整備されます。
まな、歩行者通路沿いには、カフェ等の小規模店舗を点在させるとともに、敷地中央部に開放的な広場「(仮称)セントラルプラザ」を設け、イベント等を開催することで、水辺のにぎわい創出を目指す計画です。

出典:内閣府
敷地西側のJR山手線や京浜東北線、上野東京ラインと東京モノレールとの間に位置するカートレイン乗降場跡地も歩行者専用道路へと再開発されます。
現在は、このようにアスファルト敷きの仮設通路となっています。

カートレイン乗降場跡地の歩行者専用道路完成予想パースです。
JR浜松町駅から直結する歩行者専用道路として整備され、公共空間等を活用した飲食店・オープンカフェ等の設置が想定されています。

出典:内閣府
カートレイン乗降場跡地の歩行者専用道路の平面イメージです。

出典:内閣府
街区北側には、地上45階、地下3階、高さ227.28mのN棟が将来的に建設されます。

六本木ヒルズ展望台から見た建設中の(仮称)芝浦一丁目計画の様子です。
Ⅰ期S棟の着工は2021年9月1日、 S棟竣工後に浜松町ビルディングの解体を行い、その後、2026年度以降にⅡ期N棟に着工、2031年3月31日竣工の計画となっています。
最終的な再開発の完了予定は、今から約9年後の2031年3月31日となります。

整理番号B-0537-03