2022/02/23
(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟 |
(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物は東京都新宿区西新宿で進められている大規模都市再開発事業で、敷地北側のA地区(A棟)は地上33階、地下2階、高さ151.40mの超高層ビル、敷地中央のB地区(B棟)は地上35階、地下2階、高さ131.57m、総戸数404戸の超高層タワーマンション、敷地南側には地権者意向の低層棟が建設されます。
敷地の高度利用、高層化により、約500戸の共同住宅、2,000人が働く事務所を整備し、都市居住、昼間人口の確保が図られます。
(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟は東京都新宿区西新宿で建設中の地上35階、地下2階、高さ131.57m、総戸数404戸うちワンルーム36戸のタワーマンションとなり、老朽木造住宅等の建替えの促進と防災性の向上及び住環境の整備が進められます。
また、地区内の建物の老朽化と大規模災害への不安、商業の沈滞、古くからの住民の減少に伴う地域コミュニティの衰退等から賑わい創出や防災強化が計画され、神田川沿いにビオトープやコミュニティ広場の整備がなされます。
2022年2月時点では、25~27階付近の躯体施工が進められていました。
参考資料、引用元
・新宿区 第67回新宿区景観まちづくり審議会
・西新宿五丁目北地区 防災街区整備事業組合
・新宿区 西新宿五丁目北地区防災街区整備事業(事業地区)
・(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業について
・西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合
・(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト
過去の記事
→2019年3月28日投稿 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟
→2019年8月13日投稿 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟
→2020年2月9日投稿 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟
→2020年11月28日投稿 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟
→2021年10月26日投稿 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟

概要
・名称 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物
・計画名 (仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物/A棟:(仮称)住友不動産西新宿5丁目プロジェクト
・name (Tentative name) Nishi-Shinjuku 5-Chome North District Disaster Prevention Block Maintenance Project Disaster Prevention Facility Building
・中文名 (暂定名)西新宿5丁目北区防灾区块维修项目防灾设施
・所在地 A棟:東京都新宿区西新宿五丁目1番
B棟:東京都新宿区西新宿五丁目2番
・用途 A棟:共同住宅、事務所、店舗、駐車場、駐輪場
B棟:共同住宅、店舗、保健所、駐車場、駐輪場
・階数 A棟:地上33階、地下2階
B棟:地上35階、地下2階
・高さ A棟:151.40m
B棟:131.57m (軒高:124.59m)
・構造 A棟:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
B棟:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
・基礎工法 A棟:マットスラブ工法
B棟:マットスラブ工法
・総戸数 404戸
・敷地面積 A棟:7,980.01㎡
B棟:4,267.00㎡
・建築面積 A棟:4,121.14㎡
B棟:2,042.25㎡
・延床面積 A棟:90,012.09㎡
B棟:44,555.42㎡
・着工 A棟:2019年5月下旬
B棟:2019年6月下旬
・竣工 A棟:2023年3月下旬
B棟:2023年3月下旬
・建築主 A棟:西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合(参加組合員:住友不動産)
B棟:西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合(参加組合員:住友不動産)
・設計 A棟:アール・アイ・エー、E.D.L.共同企業体
B棟:アール・アイ・エー、E.D.L.共同企業体
・施工 A棟:大成・五洋建設共同企業体
B棟:大成・五洋建設共同企業体
・最寄駅 西新宿、中野坂上、都庁前、新宿西口、新宿、西武新宿
(2022年2月5日撮影)
建築計画の概要板
▼A棟

▼B棟

位置図

出典:新宿区
配置図

出典:新宿区
立面図

出典:新宿区
断面図

出典:新宿区
イメージパース

出典:新宿区
南側から見た建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟の様子です。
賃貸タワーマンションとのことですが、2022年2月時点では情報が出ていないため、詳細はわかりませんが、住友不動産による賃貸タワーマンションということで「ラ・トゥール」シリーズのタワーマンションになるものと思われます。

南側から見た建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟高層部分の様子です。
角住戸には床から天井まであるダイレクトウィンドウが採用されていることが確認できます。

南西側正面の新宿区立淀橋けやきばし公園から見た建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟の様子です。

西側から見た建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟の様子です。

建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟の高層部分の様子です。

建物西側には、スリット窓やバルコニー部分も含めたコーナーサッシが設けられています。

高層部分では躯体施工が進められています。
バルコニー部分には支保工がなされ、施工階ではプレキャストコンクリートの設置が進められていました。

北西側から見た建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟の様子です。

タワークレーンにより、プレキャストコンクリート部材が吊り上げられていきます。
プレキャストコンクリートによる工法は、事前に成形されたコンクリート部材を工場生産しておき、その部材を建設現場に運び込んでつなぎ合わせる工法となっており、一般的なコンクリート造の現場で型枠を作り、コンクリートを打設するのとは異なる工法となっています。

プレキャストコンクリートの梁は中央部で現場打設して接合する工法が用いられており、施工中の最上階では接合部のみが空いた状態となっていることが確認できます。
また、施工中の最上階の下階では、型枠で覆われていることも確認できました。

途中階までバルコニー部分の壁面の塗装仕上が完了していることがわかります。
こちらから見た外観デザインは、埼玉県所沢市に竣工した「シティタワー所沢クラッシィ」に似ています。

北側から見た建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟の様子です。

北東側から見た建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟の様子です。

プレキャストコンクリートの梁接合部に打設するものと思われるコンクリートが、コンクリートホッパーに入れられ、吊り上げられていきます。

南東側から見た建設中の(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物 B棟の様子です。

北側のA地区に超高層オフィスビル、B地区にタワーマンション、南側のC地区は個別利用区となっています。

出典:西新宿五丁目北地区防災街区整備事業組合
再開発計画地全体の配置図です。
神田川沿いには、水景施設のある親水空間やコミュニティ広場が設けられ、桜並木が美しい都市空間となります。

出典:新宿区
十二社通り・青梅街道沿い低層部分の完成予想パースです。

出典:新宿区
(仮称)西新宿五丁目北地区防災街区整備事業防災施設建築物と周辺の鳥瞰パースです。

出典:新宿区
整理番号B-0783-06