2014/03/06
あべのハルカスは大阪府大阪市阿倍野区に建つ日本一高い超高層ビルで明日、2014年3月7日オープン予定でこれまで日本一高かった超高層ビルである横浜ランドマークタワーを4m上回り、日本で初めて300m超の超高層ビルとなりました。

■概要
・名称 あべのハルカス
・所在地 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番43
・階数 地上60階、地下5階建て
・高さ 300m
・構造 鉄骨造、コンクリート充填鋼管造(制震構造)
・敷地面積 28,738.06㎡
・建築面積 24,975.25㎡
・延床面積 352,981.73㎡
・着工 2010年1月9日
・竣工 2014年3月頃
・建築主 近畿日本鉄道
・施工 竹中工務店、奥村組、大林組、大日本土木、銭高組共同企業体
・最寄駅 大阪阿部野橋、天王寺、阿倍野橋駅前
あべのハルカスは阿倍野橋ターミナルビルとして近鉄百貨店を再開発し、当初は高さ270mの計画であったものが、同地区の航空法の高さ制限が解除されたため日本一の高さ300mの超高層ビルが建設可能になりました。

あべのハルカスの『ハルカス』は日本の古語である『晴かす』からきており、人の心を晴れ晴れとさせるという意味があるようです。
阿倍野橋歩道橋から見上げたあべのハルカス。

外観デザインはマレーシアのペトロナスツインタワーも手がけたペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ代表のシーザー・ペリが監修を務め、あべのハルカスでは全面がガラスで覆われたカーテンウォールであり、3段階にセットバックする立体構造となっており、建物内には周囲の公園施設と協調性を持たし緑のネットーワークを形成し、光と風の道を創出しているそうです。
写真は北側から見たあべのハルカス。
北側から見ると3段階にセットバックしている様子がわかる。

あべのハルカスの建設は百貨店を営業しながら敷地一杯に複雑な形の超高層ビルを建てる難工事でしたが設計の竹中工務店や施工の竹中工務店、奥村組、大林組、大日本土木、銭高組の共同企業体は逆打ち工法を採用したり不足する資材置き場をセットバック部分に設けたりと建設するのにも様々な工夫をした様です。
敷地南東側の道路からあべのハルカスを見上げた様子です。
この様に敷地ギリギリまで建てられていました。

JR天王寺駅からあべのハルカスへ導かれる阿倍野橋歩道橋から見上げたあべのハルカスです。
ここから見るとガラスの透明感、すなわちシーザー・ペリ氏が設計した全面ガラスで覆われるというのがよくわかります。

西側から見上げたあべのハルカス。
セットバックしている構造のため最頂部に達する部分はかなりスレンダーです。
また、日本一高い超高層ビルを地震などの自然災害から守るため、柱は国内最高強度のコンクリートと高強度鋼管を使用したコンクリート充填鋼管構造(CFT造)が採用され、耐震構造としてはこのコンクリート充填鋼管構造を利用し、数多くのブレースを入れたメガストラクチャ構造となっています。

北側から高層部分を見るとブレースがよく目立ちます。
地震対策はブレースなどの耐震構造だけでなく地震による揺れを建物が制御する制震構造も用いられており、2種類の振り子を組み合わせた最先端のATMD(アクティブチューンドマスダンパー)や、五重塔の心棒を現代の技術であるオイルダンパーなどと組み合わせた心棒ダンパー、建物の振動を軽減させる波形鋼板壁、通常のオイルダンパーに加え、回転摩擦ダンパーなども採用されています。

東側から見たあべのハルカス。
セットバックしているためとても細く見えて美しいですね!

地上から見たあべのハルカスの展望台部分のアップ。3層吹き抜けで樹木が植えてある事がわかります。
あべのハルカスは近鉄阿倍野橋駅の駅舎やオフィス、百貨店だけでなく、大阪マリオット都ホテルや美術館、さらに日本一の超高層ビルである特徴を活かし最上階に「 ハルカス300 」と呼ばれる展望台があります。
このハルカス300は日本一高い屋外展望台となり、晴れて、空気が澄んでいる天候であれば京都から六甲山系、明石海峡大橋から淡路島、生駒山系まで見渡せるそうです。
入場料金は、大人が1,500円、中学生が1,200円、小学生が900円、幼児が600円と細かく分けてあります。
また、展望台は2014年3月31日まで完全予約制で当日券の販売は4月以降の予定だそうです。

天王寺駅からあべのハルカスへ直結する阿倍野橋歩道橋。

あべのハルカスから南側にある岸本ビルなどへ直結するデッキ。

あべのハルカスの南側には張り出した庇が特徴的な岸本ビル(9階建て、高さ43.7m)があります。

あべのハルカスの百貨店部分は先行オープンしており、中にはいることが出来ました。
エレベーター部分がかなり格好良かったです。

あべのハルカスを南側から。
路面電車も走る谷町筋を挟んで西側にはあべのキューズモールと呼ばれるショッピングモールがあります。

最後は高槻市役所の展望フロアから大阪市方面を見た様子です。
あべのハルカスは高さ300mもあるのでかなり目立ちますね!
新たな大阪のランドマークになってくれそうです。

整理番号B-0039-01

■概要
・名称 あべのハルカス
・所在地 大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1丁目1番43
・階数 地上60階、地下5階建て
・高さ 300m
・構造 鉄骨造、コンクリート充填鋼管造(制震構造)
・敷地面積 28,738.06㎡
・建築面積 24,975.25㎡
・延床面積 352,981.73㎡
・着工 2010年1月9日
・竣工 2014年3月頃
・建築主 近畿日本鉄道
・施工 竹中工務店、奥村組、大林組、大日本土木、銭高組共同企業体
・最寄駅 大阪阿部野橋、天王寺、阿倍野橋駅前
あべのハルカスは阿倍野橋ターミナルビルとして近鉄百貨店を再開発し、当初は高さ270mの計画であったものが、同地区の航空法の高さ制限が解除されたため日本一の高さ300mの超高層ビルが建設可能になりました。

あべのハルカスの『ハルカス』は日本の古語である『晴かす』からきており、人の心を晴れ晴れとさせるという意味があるようです。
阿倍野橋歩道橋から見上げたあべのハルカス。

外観デザインはマレーシアのペトロナスツインタワーも手がけたペリ・クラーク・ペリ・アーキテクツ代表のシーザー・ペリが監修を務め、あべのハルカスでは全面がガラスで覆われたカーテンウォールであり、3段階にセットバックする立体構造となっており、建物内には周囲の公園施設と協調性を持たし緑のネットーワークを形成し、光と風の道を創出しているそうです。
写真は北側から見たあべのハルカス。
北側から見ると3段階にセットバックしている様子がわかる。

あべのハルカスの建設は百貨店を営業しながら敷地一杯に複雑な形の超高層ビルを建てる難工事でしたが設計の竹中工務店や施工の竹中工務店、奥村組、大林組、大日本土木、銭高組の共同企業体は逆打ち工法を採用したり不足する資材置き場をセットバック部分に設けたりと建設するのにも様々な工夫をした様です。
敷地南東側の道路からあべのハルカスを見上げた様子です。
この様に敷地ギリギリまで建てられていました。

JR天王寺駅からあべのハルカスへ導かれる阿倍野橋歩道橋から見上げたあべのハルカスです。
ここから見るとガラスの透明感、すなわちシーザー・ペリ氏が設計した全面ガラスで覆われるというのがよくわかります。

西側から見上げたあべのハルカス。
セットバックしている構造のため最頂部に達する部分はかなりスレンダーです。
また、日本一高い超高層ビルを地震などの自然災害から守るため、柱は国内最高強度のコンクリートと高強度鋼管を使用したコンクリート充填鋼管構造(CFT造)が採用され、耐震構造としてはこのコンクリート充填鋼管構造を利用し、数多くのブレースを入れたメガストラクチャ構造となっています。

北側から高層部分を見るとブレースがよく目立ちます。
地震対策はブレースなどの耐震構造だけでなく地震による揺れを建物が制御する制震構造も用いられており、2種類の振り子を組み合わせた最先端のATMD(アクティブチューンドマスダンパー)や、五重塔の心棒を現代の技術であるオイルダンパーなどと組み合わせた心棒ダンパー、建物の振動を軽減させる波形鋼板壁、通常のオイルダンパーに加え、回転摩擦ダンパーなども採用されています。

東側から見たあべのハルカス。
セットバックしているためとても細く見えて美しいですね!

地上から見たあべのハルカスの展望台部分のアップ。3層吹き抜けで樹木が植えてある事がわかります。
あべのハルカスは近鉄阿倍野橋駅の駅舎やオフィス、百貨店だけでなく、大阪マリオット都ホテルや美術館、さらに日本一の超高層ビルである特徴を活かし最上階に「 ハルカス300 」と呼ばれる展望台があります。
このハルカス300は日本一高い屋外展望台となり、晴れて、空気が澄んでいる天候であれば京都から六甲山系、明石海峡大橋から淡路島、生駒山系まで見渡せるそうです。
入場料金は、大人が1,500円、中学生が1,200円、小学生が900円、幼児が600円と細かく分けてあります。
また、展望台は2014年3月31日まで完全予約制で当日券の販売は4月以降の予定だそうです。

天王寺駅からあべのハルカスへ直結する阿倍野橋歩道橋。

あべのハルカスから南側にある岸本ビルなどへ直結するデッキ。

あべのハルカスの南側には張り出した庇が特徴的な岸本ビル(9階建て、高さ43.7m)があります。

あべのハルカスの百貨店部分は先行オープンしており、中にはいることが出来ました。
エレベーター部分がかなり格好良かったです。

あべのハルカスを南側から。
路面電車も走る谷町筋を挟んで西側にはあべのキューズモールと呼ばれるショッピングモールがあります。

最後は高槻市役所の展望フロアから大阪市方面を見た様子です。
あべのハルカスは高さ300mもあるのでかなり目立ちますね!
新たな大阪のランドマークになってくれそうです。

整理番号B-0039-01