2022/02/27
J& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)/J&MALL(ジェイトモール) |
J& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)/J&MALL(ジェイトモール)は東京都北区のJR埼京線十条駅西口南西側で建設中の地上39階、地下2階、高さ146.16m、総戸数578戸の超高層タワーマンションや商業施設、事務所等から構成される大規模複合型施設です。
都市計画マスタープランや十条地区まちづくり基本構想等に基づき、十条駅周辺市街地の防災性の向上と、区の「にぎわいの拠点」のシンボルにふさわしい土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るものとされています。
また、第一種市街地再開発事業により、駅前広場等の都市計画道路や駅周辺に不足するオープンスペースを整備するとともに、商業・業務機能と住宅が共存するバランスのとれた市街地を目指しているとのことです。
施設構成は、地下2階に非住宅駐輪場、地下1階に駐車場、地上1階~4階の一部は商業・業務フロア「J&MALL(ジェイトモール)」となり、うち1階に店舗、フォレストプロムナード、2階に店舗、3階に北区公益施設、業務施設、4階に北区公益施設、住宅用駐輪場、5階以上が共同住宅「THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)」となり、5階にはルーフガーデン、ウェルカムラウンジ、フォレストパーク、ワークラウンジ、ゲストルーム等共用施設、6階以上に住戸となります。
既存建築物の解体着手は2020年5月、着工は2021年3月15日、竣工は2024年10月31日となっており、2022年2月時点では基礎工事が進められていました。
参考資料、引用元
・ザ・タワー十条 公式サイト
・十条駅西口地区第一種市街地再開発事業 公式サイト
・東急不動産/日鉄興和不動産 環境配慮型超高層タワーマンションを開発 住宅共用部の一部に解体材などの古材や廃材を活用 マンションギャラリーには太陽光パネルを設置し脱炭素化社会に貢献 ~ 今秋販売開始予定 ~
・日刊建設工業新聞 十条駅西口地区再開発(東京都北区)/都が組合設立認可/40階建て、18年6月着工
・日鉄興和不動産 JR 十条駅前・北区初の組合施行による再開発事業 『十条駅西口地区第一種市街地再開発事業』 市街地再開発組合設立認可
・東京都 十条駅西口地区第一種市街地再開発事業
・東京都 十条駅西口地区市街地再開発組合の設立認可
過去の記事
→2019年4月6日投稿 十条駅西口地区第一種市街地再開発事業
→2021年7月26日投稿 十条駅西口地区第一種市街地再開発事業

出典:ザ・タワー十条 公式サイト
概要
・名称 J& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)/J&MALL(ジェイトモール)
・計画名 十条駅西口地区第一種市街地再開発事業
・name J& TERRACE THE TOWER JUJO/J&MALL
・中文名 J和露台 塔十条/J和商场
・所在地 東京都北区上十条二丁目1001番
・用途 物品販売業を営む店舗、飲食店、地方公共団体の支所又は支庁、事務所、共同住宅(ワンルーム形式住戸10戸含む)
・階数 地上39階、地下2階
・高さ 146.16m
・構造 鉄筋コンクリート造、鉄骨造
・基礎工法 杭基礎
・総戸数 578戸(事業協力者住戸184戸含む)
・敷地面積 7,071.32㎡
・建築面積 4,691.78㎡
・延床面積 80,996.68㎡
・着工 2021年3月15日 (解体着手:2020年5月)
・竣工 2024年10月31日
・建築主 十条駅西口地区市街地再開発組合(参加組合員:日鉄興和不動産、東急不動産)
・設計 前田建設工業
基本設計のうちビル関係:日本設計
ビル以外の公共施設:トーニチコンサルタント
・施工 前田建設工業 (事業協力者:前田建設工業、新日鉄興和不動産、東急不動産)
・最寄駅 十条
(2022年2月5日撮影)
建築計画の概要板

位置図
配置図

出典:ザ・タワー十条 公式サイト
立面図

出典:ザ・タワー十条 公式サイト
断面図

出典:十条駅西口地区第一種市街地再開発事業 公式サイト
イメージパース

出典:ザ・タワー十条 公式サイト
南西側から見た建設中のJ& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)の様子です。

南側から見た建設中のJ& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)の様子です。

地上部にも一部、鉄筋コンクリートの躯体が現れていました。

南東側から見た建設中のJ& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)の様子です。

再開発区域東側には、十条駅へ向かう通路があります。

北東側から見た建設中のJ& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)の様子です。

北西側から見た建設中のJ& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)の様子です。

「ウェルカムラウンジ」の完成予想パースです。
共用施設には、ウェルカムラウンジ、フォレストパーク、ワークラウンジ、2つのゲストルームなどが入ります。

出典:ザ・タワー十条 公式サイト
低層部分の完成予想パースです。

出典:ザ・タワー十条 公式サイト
38階、39階限定でプレミアムフロアがあり、駐車場優先権や4段階のセキュリティライン、39階は約2.95m、38階は約2.80mの天井高、リビングダイニング・天井カセット型エアコンなどの特別仕様となっています。

出典:ザ・タワー十条 公式サイト
J&MALL(ジェイトモール)
J&MALL(ジェイトモール)は、新しい「賑わい」「やすらぎ」「出会い」など多面的な機能を提供できる「モール=複合施設」を意味する基壇部施設名称です。
1階~4階の一部を商業・業務フロアとし、北区公益施設の入居のほか、地元の活気を生み出す店舗や商業施設を整備し、幅広い世代がともに暮らし、人と情報の交流が地域をつなぐ、安心で快適な「にぎわいの拠点の形成」を目指すものとされています。
また、街区名称の「J& TERRACE(ジェイトテラス)」は、「テラス=集いの場、緑豊かな駅前拠点」「未来を照らす」を意味する名称となります。
街をイチからつくり直すものではなく十条が大切にしてきた「街の魅力」をそのまま残し、次代へつなぐというテーマがあり、十条(JUJO)の頭文字「J」と、「ともに」の意味として「&」で「十条と=J&(ジェイト)」としているとのことです。

出典:十条駅西口地区第一種市街地再開発事業 公式サイト
J& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)/J&MALL(ジェイトモール)の施設構成イメージです。

出典:ザ・タワー十条 公式サイト
北東側から見た建設中のJ& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)の様子です。
手前側に駅前広場が整備され、1~4階の基壇部低層部分には商業・業務施設の「J&MALL(ジェイトモール)」が入ります。

十条駅駅舎西側には、新たに交通広場が整備されます。

南西側から見た整備が進められている交通広場の様子です。

整備が進められている交通広場の北側の様子です。すぐ隣接して雑居ビル群となっています。

再開発街区西側では、駅前交通広場へのアクセス道路となる補助第73号線の整備が進められていました。

現在は、商店街の十条銀座商店街のアーケードまで仮囲いで覆われた空間が続いています。

十条銀座商店街です。昭和13年に組合を設立した全171店舗からなるアーケード商店街です。

現地仮囲いに掲載されているJ& TERRACE(ジェイトテラス) THE TOWER JUJO(ザ・タワー十条)の完成予想パースです。
印象的なコーナーデザインや市松パターンのガラス手摺、頂部のティアラなどを採用し、建物の個性を創出しています。
またわ基壇部から頂部まで縦に一本通るコーナーの柱を利用し、垂直性を強調しているほか、遠景からのシンボル性を出すために市松パターンを採用しています。
市松を構成するガラス手摺の色は2種類とし、さらにガラス面に凹凸をつけることで奥行、陰影を与えたものとなっているとのことです。

現地にて撮影
整理番号B-0760-02