2022/04/03
松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事 |
松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事は、千葉県松戸市松戸のJR常磐快速線(上野東京ライン)、常磐緩行線、新京成電鉄新京成線が乗り入れる「松戸駅」に地上6階の新駅ビル建設と、幅員 14mに東西通路を拡幅する工事、現状800㎡の改札内コンコースを1,100㎡にする拡張工事、入口専用・出口専用に分かれている中央改札を統合する工事です。
地上6階となる新駅ビルは南側の上野方面の駅直上にて建設が進められており、統合された中央改札から東西通路を挟んだ目の前に出入り口が設けられる見込みとなっています。
松戸駅のある松戸市は人口49万6,073人の東京近郊のベッドタウンで、松戸駅は市の中心拠点として機能しています。2020年度の一日平均乗降客数は、JR常磐線が14万9,626人、新京成線が7万9,250人となっており、合計22万8,876人の利用があります。
着工は2020年春頃、竣工は東西通路拡幅が2026年春頃、駅ビル開業が2027年春頃となっており、2022年2月時点では駅ビル部分にタワークレーンが設置され、鉄骨建方が進められていました。
参考資料、引用元
・東日本旅客鉄道 松戸駅が便利になります!~利便性向上に向けた駅改良工事の着手について

出典:東日本旅客鉄道 ニュースリリース
概要
・名称 松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事
・計画名 ---
・name Matsudo Station new station building construction / station improvement work
・中文名 松户站新站楼建设・车站改造工程
・所在地 千葉県松戸市松戸
・用途 駅施設、商業施設等
・階数 地上6階
・高さ ---
・構造 ---
・基礎工法 ---
・敷地面積 ---
・建築面積 ---
・延床面積 ---
・着工 2020年春頃
・竣工 東西通路拡幅:2026年春頃
駅ビル開業:2027年春頃
・建築主 東日本旅客鉄道
・設計 ---
・施工 フジタ
・最寄駅 松戸
(2022年2月22日撮影)
位置図
配置図

出典:東日本旅客鉄道 ニュースリリース
松戸駅東口から見た建設中の松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事の様子です。
撮影時は既存の東西通路の南側にタワークレーンが設置され、新駅ビルの鉄骨建方が進められていました。

松戸駅は東口も西口も駅から周辺のビルにペデストリアンデッキで直結していることが特徴的です。
現状では、駅の南北に幅員8.5mの自由通路があるものを中央に幅員14mの自由通路に統一、改札も現状では出口と入口が別々になっているものを統合する計画となっています。

松戸駅東口、南東側から見た建設中の松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事の様子です。

松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事の進捗について記載された標識が設置されていました。

現地にて撮影した、現状と改良後の平面配置です。

JR常磐線の松戸駅改札口です。
現状では、出口と入口に分かれています。

新駅ビルの建設が進められていますが、現在でも松戸駅には地上8階の駅ビル、駅ナカ商業施設等からなる店舗数87店舗の「アトレ松戸」があります。

現在の東西通路の様子です。

北西側、松戸駅西口から見た建設中の松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事の様子です。
タワークレーン2基が設置されています。

南西側から見た建設中の松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事の様子です。

南側から見た建設中の松戸駅新駅ビル建設・駅改良工事の様子です。
JR松戸駅は、3面6線のホームを有する駅となっています。

内閣府 都市再生緊急整備地域に指定された松戸駅周辺地域
松戸駅を中心とした約50haの「松戸駅周辺地域」について、都市再生緊急整備地域として新たに指定する「都市再生緊急整備地域及び特定都市再生緊急整備地域を定める政令の一部を改正する政令」が2021年9月1日に内閣府により施行されています。
指定区域は「松戸駅周辺まちづくり基本構造図」における「商業・業務ゾーン」に、官舎跡地や中央公園の一体開発を計画している「新拠点ゾーン」を加えたエリアを想定しているとのことです。
都市再生緊急整備地域では、土地利用規制の緩和や、都市計画の提案、事業認可等の手続期間の短縮、民間プロジェクトに対する金融支援や税制措置を受けるための国土交通大臣の認定等の特別な措置を受けることが出来ます。
また、都市再生本部が定める地域整備方針等に従って、関係省庁及び地方公共団体が、市街地の整備のための施策を強力に推進することとされており、今後、松戸駅周辺で再開発計画が浮上する可能性もあります。
・松戸市 都市再生緊急整備地域

出典:松戸市