2022/03/17
北海道新幹線 札幌駅 |
北海道新幹線は2030年度に新函館北斗 - 札幌間が延伸、開業予定の新幹線で、北海道新幹線札幌駅は現在の在来線札幌駅より約200m東側に設けられる計画となっています。
2階に創成川をまたぐ上下線別々の新幹線ホームを設置し、3階では在来線と動く歩道も設けられる連絡橋で結ぶ計画となっており、1階には在来線の改札口を高架下に新幹線専用の改札口をつくり、一帯を「新幹線東口改札」にするものとされています。
また、再開発によって建設される「札幌駅交流拠点北5⻄1・⻄2地区第一種市街地再開発事業」には、新幹線改札口と直結したアトリウム空間も設けられ、他の交通機関との円滑な乗り換えができるようになる計画です。
デザインコンセプトは「大地の架け橋」となっており、 札幌の活力ある都市の街並みと北海道の雄大な大自然をつなげる架け橋として、創成川に面した新しい札幌の顔となるようデザインされています。
2022年3月16日にJR北海道により計画概要や進捗のリリースが行われ、着工は2022年度、開業予定は2030年度となっています。
参考資料、引用元
・JR北海道 【社長会見】新幹線札幌駅の概要について
過去の記事
→2019年6月25日投稿 北海道新幹線 札幌駅 建設計画

出典:北海道旅客鉄道
概要
・名称 北海道新幹線 札幌駅
・name 北海道新干线札幌站
・中文名 北海道新干线札幌站
・開発箇所 北海道札幌市北区
・所属路線 北海道新幹線
・着工 2022年度
・開業予定 2030年度
(2019年6月5、6日撮影)
位置図
区域図

出典:北海道旅客鉄道
配置図

出典:北海道旅客鉄道
イメージパース

出典:北海道旅客鉄道
北海道新幹線路線計画図です。
2022年現在では、新青森駅~新函館北斗駅まで開業しており、2030年度には、新八雲駅、長万部駅、倶知安駅、新小樽駅を経由し、札幌駅まで至る計画となっています。

出典:札幌市
新幹線ホームの内装イメージパースです。
創成川通を見渡すことができるホーム空間となります。
また、内装には北海道、札幌市にゆかりのある素材を活用するなど、地域と連携した駅づくりが行われるものとされています。

出典:北海道旅客鉄道
再開発ビルのアトリウム空間から新幹線駅舎の眺めのイメージパースです。
新幹線改札口に隣接して建設が進められる「札幌駅交流拠点北5⻄1・⻄2地区第一種市街地再開発事業」には、アトリウムが設けられ、地下鉄、バス、タクシーなど様々な交通機関とスムーズに乗換えることが可能となります。
また、身近に新幹線を体感できるよう、このアトリウム空間から新幹線を見渡すことができる計画となっています。

出典:北海道旅客鉄道
アトリウム空間の断面イメージです。

出典:北海道旅客鉄道
南北乗換こ線橋のイメージパースです。
在来線の各ホームから直接新幹線駅にアクセス可能な乗換こ線橋も設置されます。
各ホームにはそれぞれエスカレーターとエレベーターを併設し、バリアフリーに配慮した計画となるほか、こ線橋の通路幅は約9とゆとりのある幅となる計画です。

出典:北海道旅客鉄道
北海道新幹線東改札口のイメージです。
新幹線東改札口は札幌市にて整備予定となっている交通広場に隣接し、創成東地区の新たな起点として、タクシーや自家用車に加え札幌市が検討しているLRTの利点を活かした新たな公共交通システムといった多様な交通モードとの接続が検討されています。

出典:北海道旅客鉄道
北海道新幹線札幌駅建設予定地の現在の様子です。

JRタワー展望台から見た北海道新幹線札幌駅建設予定地の様子です。
在来線や地下鉄の札幌駅からかなり距離があるため、動く歩道などの設置も検討されているようです。
