2022/04/08
アドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーション |
アドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションは、愛知県刈谷市桜町の刈谷駅北口に建つ地上21階、高さ73.40m、総戸数81戸のタワーマンションです。
事業区域は刈谷市の重点整備地区に指定され、駅北口では、駅と一体となった交流拠点施設の充実、刈谷駅北地区整備事業、駅前広場や歩行者デッキ整備、刈谷駅前線の活用といったまちづくりの中核を担う事業が行われました。
多彩な駅前機能の充実や活気とにぎわいの創出、まちなか居住の促進が目的とされ、建築主がアイシン開発、設計・監理が岡田建築計画事務所、デザイン監修が南條設計室、施工が奥村組によるタワーマンションや商業施設、公共施設、事務所からなる駅直結複合施設が建設されています。
施設構成は、1~2階が商業施設及び公共施設(交流スペースなどの入る刈谷駅北地区地域交流施設)、3~6階が事務所、8~21階は住居となっています。
また、ペデストリアンデッキにより刈谷駅と直結されており、愛知県では初のペデストリアンデッキによる駅直結・20階建て以上のタワーマンションとなりました。
2081年5月31日までの定期借地権となっており、借地期間満了後に建物を解体し更地にて土地所有者に返還することとされています。
着工は2018年6月1日、竣工は2021年5月31日となっており、既に竣工しています。
参考資料、引用元
・刈谷市 刈谷駅北地区整備事業
・刈谷駅北地区地域交流施設
過去の記事
→2017年9月29日投稿 刈谷駅北口再開発
→2018年9月15日投稿 アルバックスタワー刈谷ステーション
→2019年1月29日投稿 アルバックスタワー刈谷ステーション
→2019年4月26日投稿 アルバックスタワー刈谷ステーション
→2019年7月20日投稿 アルバックスタワー刈谷ステーション
→2020年1月26日投稿 アルバックスタワー刈谷ステーション
→2021年1月16日投稿 アルバックスタワー刈谷ステーション

概要
・名称 アドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーション
・計画名 刈谷駅北地区整備事業/刈谷駅北地区再開発プロジェクト新築工事
・name Advance Square Kariya Sakuramachi/Albax Tower Kariya station
・中文名 前进广场刈谷樱町/Albax 塔楼刈谷站
・所在地 地名地番:愛知県刈谷市桜町一丁目11番1他11筆
住居表示:愛知県刈谷市市桜町1丁目22
・用途 共同住宅、商業、公共施設、事務所
・階数 地上21階
・高さ 73.40m(軒高:70.80m)
・構造 鉄筋コンクリート造
・基礎工法 杭基礎
・総戸数 81戸 (非分譲住戸1戸、グループ社員優先販売住戸(29戸))
・敷地面積 2,806.02㎡
・建築面積 1,575.26㎡
・延床面積 14,322.09㎡
・着工 2018年6月1日
・竣工 2021年5月31日 (公式サイト:2021年5月中旬)
・建築主 アイシン開発
・設計 設計・監理:岡田建築計画事務所
デザイン監修:南條設計室
・施工 奥村組
・最寄駅 刈谷
(2021年12月30日撮影)
建築計画の概要板

※概要板設置時とは数値が異なります
位置図
区域図

出典:刈谷市
配置図

出典:刈谷市
立面図

出典:刈谷市
断面図

出典:刈谷市
イメージパース

出典:刈谷市
南東側から見たアルバックスタワー刈谷ステーションの高層部分の様子です。
バルコニーの手摺には、半透明のガラス手摺が用いられています。

南東側から見たアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの中低層部分の様子です。
1~2階が商業施設及び公共施設が入り、無料区画の滞在スペースや有料区画の滞在ラウンジなどの入る刈谷駅北地区地域交流施設、3~6階が事務所という構成になっています。

アドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションは刈谷駅と直結しており、開発事業に伴い、ペデストリアンデッキの延伸設置もなされています。

刈谷駅から直結しているペデストリアンデッキの様子です。
ペデストリアンデッキ突き当たりで東側へ折れて延伸、直結しています。

アドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションとペデストリアンデッキの接続部分の様子です。

アドバンススクエア刈谷桜町のエントランスです。

アドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーション北側にペデストリアンデッキから地上に降りる階段が設置されています。

ペデストリアンデッキから見た南側の広場「きたくる広場」の様子です。

「きたくる広場」の様子です。

きたくる広場に面して店舗が配置されています。
広場から直接出入り可能な路面店形式のものとなっています。

南西側から見上げたアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの様子です。

アルバックスタワー刈谷ステーションのエントランスの様子です。

エントランスは、色鮮やかな壁面緑化と白いフレームにガラス、木目調の軒天井が特徴となっています。
駅直結タワーマンションですが、実はマンションのメインエントランスは、このようにペデストリアンデッキとは接続されていません。

南西側から見たアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの様子です。

北西側のデンソー本社方面から見たアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの様子です。

北西側から見たアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの様子です。

北東側から見たアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの様子です。
共用廊下は外廊下方式となっています。

東側に隣接している都市計画道路7・4・555刈谷駅前線では、再開発に合わせて道路新設改良工事が行われました。
周辺の商業ビルも飲み屋が連なり、賑やかな駅前商業の雰囲気が出てきました。

北東側から見上げたアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの様子です。

東側から見たアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーション低層部分の様子です。
免震構造を採用しており、地下には免震ピットが配置されていることから、写真右側では基礎部分と建物本体が絶縁されているように見えます。

アドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの建設された刈谷市には大企業の本社が複数あり、デンソーやアイシン精機、DCMカーマ、豊田自動織機、トヨタ紡績などの本社が集まっています。
ペデストリアンデッキで駅南北が結ばれており、刈谷駅南地区第一種市街地再開発事業として再開発がなされた複合施設の「みなくる刈谷/刈谷市総合文化センター アイリス」、大型ショッピングセンターの「バロー刈谷店」へも直結しています。
また、南口には、ビジネスホテルの「名鉄イン刈谷」や「アルバックスタワー刈谷駅前(地上23階、高さ82m)」、が建っています。

刈谷駅の様子です。
JR東海道本線と名鉄三河線の乗換駅となっており、2020年度のJRの一日平均乗降客数は7万3,054人、名鉄は2万1,571人となっています。

刈谷駅南口から見たアドバンススクエア刈谷桜町/アルバックスタワー刈谷ステーションの様子です。
愛知県では初のペデストリアンデッキによる駅直結かつ20階建て以上のタワーマンションとなる稀少性から、基礎工事の段階の時点で既に完売となっています。
愛知県に隣接する岐阜県では「岐阜シティ・タワー43」や「ミッドライズタワー多治見」などがペデストリアンデッキによる駅直結タワーマンションとなっていますが、愛知県では地下で直結しているグランドメゾン池下ザ・タワーなどを含めても駅直結タワーマンションはまだまだ希少な存在です。

刈谷駅南口側に建つ地上23階、高さ82mのタワーマンション「アルバックスタワー刈谷駅前」です。
こちらは駅前立地で同じく低層部分に商業施設が入っていますが、駅には直結していません。

刈谷駅周辺の様子です。
近年、急激に再開発が進み、駅前の景観が一変、都市機能も向上し、一気に拠点化が進んでいます。

整理番号B-0546-08竣工