2022/07/08
JR三ノ宮新駅ビル |
JR三ノ宮新駅ビルは、兵庫県神戸市中央区雲井通のJR三ノ宮駅前に建っていた「三ノ宮駅ビル」を建て替え、再開発する計画で、地上32階、地下2階、高さ160mの超高層ビルが建設されます。
三宮周辺地区に神戸の玄関口にふさわしい空間を整備するとともに地域のランドマークとなる新駅ビルを開発することにより、神戸が持つ魅力を発信し、新たな神戸ブランドの創出を目指すものとなっています。
また、6つの駅の間の乗換動線を快適にし、街の一体感を醸成することで、神戸エリアのハブである三宮周辺地区の機能向上とプレゼンス向上を目指していくものとされています。
施設構成は、商業、ホテル、オフィスとなっており、神戸の魅力発信基地 ~BasE KOBE~をコンセプトとした複合施設になります。
地下1階~地上10階に店舗面積約19,000㎡の商業施設、12階~17階に賃貸面積約6,000㎡のオフィス、18階~30階に客室数約250室のホテル、31階にレストランとなり、広場空間(駅前広場上空デッキ)は面積約2,500㎡となります。
当初は2018年に発表した中期経営計画で大阪駅や広島駅と同様に建て替え計画を発表していましたが、新型コロナの影響によって暫定的にイベント会場として活用されていました。
建築主は西日本旅客鉄道、都市再生機構、設計、施工は竹中工務店・大鉄工業共同企業体です。
着工は2023年度、竣工(開業)は2029年度となっており、2022年4月時点では既存建築物の解体、除去が完了した段階となっています。
参考資料、引用元
・西日本旅客鉄道/都市再生機構/神戸市 JR三ノ宮新駅ビル開発について
・神戸市 都心・三宮の再整備
・神戸新聞 三ノ宮駅ビル再開発、高さ160メートル計画 開業は2025年の万博後
過去の記事
→2021年9月23日投稿 三ノ宮駅ビル建て替え計画

出典:西日本旅客鉄道/都市再生機構/神戸市 ニュースリリース
概要
名称 | JR三ノ宮新駅ビル |
計画名 | JR三ノ宮新駅ビル/三ノ宮駅ビル建て替え計画 |
name | JR Sannomiya New Station Building |
中文名 | JR三宫新站大楼 |
所在地 | 兵庫県神戸市中央区雲井通8丁目1番2 |
用途 | 商業施設、ホテル、オフィス、レストラン |
階数 | 地上32階、地下2階 |
高さ | 160m |
構造 | --- |
基礎工法 | --- |
客室数 | 約250室 |
敷地面積 | 約8,600㎡ |
建築面積 | --- |
延床面積 | 約100,000㎡ |
着工 | 2023年度 |
竣工 | 2029年度(開業) |
建築主 | 西日本旅客鉄道、都市再生機構 |
設計 | 竹中工務店・大鉄工業共同企業体 |
施工 | 竹中工務店・大鉄工業共同企業体 |
最寄駅 | 三ノ宮、神戸三宮、三宮 |
(2022年4月9日撮影)
位置図
区域図

出典:国土交通省
施設構成イメージ

出典:神戸市
施設構成
・地下1階~地上10階:商業施設
・12階~17階:オフィス
・18階~30階:ホテル
・31階:レストラン
南東側から見たJR三ノ宮新駅ビル計画地の様子です。
現在は暫定的な駅前広場とロータリーが設置されています。

南側から見たJR三ノ宮新駅ビル計画地の様子です。

神戸三宮エリアでは、地上29階、高さ120mの超高層ビル「神戸阪急ビル東館/remm+神戸三宮(レムプラス神戸三宮)」が建設されるなど、業務・商業用途の集客型超高層ビルの建設が次々と進められています。

南西側から見たJR三ノ宮新駅ビル計画地の様子です。

敷地はそこそこ狭く、すぐ裏手にJR三ノ宮駅のホームがあります。

北側から見たJR三ノ宮新駅ビル計画地の様子です。

東側から見たJR三ノ宮新駅ビル計画地の様子です。

撮影時は暫定的に駅前広場として活用されていました。

JR 三ノ宮新駅ビル及びその周辺の乗換動線イメージです。
神戸三宮ターミナルは1日の乗降客数が70万人を超え、広域アクセスへの神戸空港や山陽新幹線の新神戸駅にも至近であり神戸エリアの重要なハブとなっています。
「えき≈まち空間」の実現に向けて、駅と駅をつなぐ、見通しの良くわかりやすい乗換動線の確保することや「えき」と「まち」を一体的な空間とするため、まちに向かい開かれた空間の確保することが掲げられています。

出典:西日本旅客鉄道/都市再生機構/神戸市 ニュースリリース
三宮クロススクエア(東側・第1段階)のイメージパースです。
広場空間の整備による人のための待合・イベント空間の確保や新駅ビルの低層部と三宮クロススクエアとが一体となったにぎわい空間の創出がなされます。

出典:西日本旅客鉄道/都市再生機構/神戸市 ニュースリリース
JR 三ノ宮新駅ビル外観イメージパースです。
商業施設は、神戸の産業や多様な食文化を背景とした付加価値の高い“モノ提案”や地域生活者の生活を豊かにする“コト・トキ提案”など、リアルとオンラインを組み合わせて「神戸ならでは」の価値を提供することにより、神戸の魅力を体感できる商業施設を目指すものとされています。

出典:西日本旅客鉄道/都市再生機構/神戸市 ニュースリリース
駅前広場上空デッキ(ミント神戸前から南西を望む)のイメージパースです。
オフィスは、JR 西日本グループが掲げる「ワークプレイスネットワーク」の中核の一つとして、コワーキングなどの人々が交錯・交流し、新たな価値を創造するオフィス空間や、フレキシブルな働き方を提案するワークプレイスの提供を検討するとともに、神戸市が掲げる医療産業都市との連携など、新たな価値の提供を目指すものとされています。

出典:西日本旅客鉄道/都市再生機構/神戸市 ニュースリリース
神戸・三宮エリアには、再開発のみならず新たに歩行者デッキの整備も進められます。

出典:神戸市
歩道や広場などの空地も増え、賑わい溢れる都市空間に変貌します。

出典:神戸市
2022年4月22日投稿
2022年7月8日更新