2022/05/05
(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー |
(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは、東京都港区虎ノ門の虎ノ門ヒルズ西側エリアで進められている再開発の虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業にて建設中の超高層ビルです。
A-1街区には地上49階、地下4階、高さ265.75mの超高層ビルが建設されるほか、A-2街区には地上4階、地下3階、高さ30.15m、A-3街区には地上12階、地下1階、高さ59.00m、また北側隣接地のB街区には地上17階、地下2階、高さ97.05mの高層ビルも建設されます。
2020年6月6日に暫定開業した東京メトロ日比谷線虎ノ門新駅である虎ノ門ヒルズ駅直上に、国際ビジネス拠点に相応しいオフィス、虎ノ門エリアの象徴となるビジネス発信拠点、国際水準のホテル、地下や低層階には商業施設が整備されます。
(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区では、「開発コンセプトに沿った都市づくりの推進」に加えて、「広場を中心とした緑化」、「空調機の高性能のフィルタ設置による高い空気質環境」、「カフェでの健康的な食事の提供」、「広場やデッキ歩行による運動の促進」などが高く評価され、米国グリーンビルディング協会による建物環境の人の健康やウェルネスに及ぼす影響に注目した世界初の建物基準である「WELL予備認証」を取得しています。
また、「LEED ND」と「LEED BD+C(CS)」の両方で最高ランクのプラチナ予備認証を取得もしています。
2016年2月に再開発準備組合が設立、2018年3月に都市計画決定、11月に再開発組合が設立され、A-1街区は2019年11月25日、A-2街区は2020年9月1日、A-3街区は2021年5月6日に着工、竣工はA-1街区は2023年7月15日、A-2街区は2023年11月30日、A-3街区は2023年7月15日となっており、2022年4月時点では、32~37階付近の鉄骨建方が進められていました。
参考資料、引用元
・森ビル (仮称) 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
・森ビル 『虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業』着工
・森ビル 国際新都心へ「虎ノ門ヒルズ」が拡大・進化
3つの大規模プロジェクトと地下鉄新駅の一体的都市づくりを一気に加速
・日経不動産マーケット情報 【開発】森ビルが虎ノ門に超高層3棟4000億円、外需呼び込めるか
・内閣府/首相官邸 都市再生特別地区(虎ノ門一・二丁目地区) 都市計画(素案)の概要
・港区 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業
過去の記事
→2017年12月1日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
→2018年9月14日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(A-1街区)
→2019年4月3日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(A-1街区)
→2020年1月20日投稿(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(A-1街区)
→2020年7月17日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
→2021年1月22日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
→2021年8月9日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
→2021年8月9日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
→2021年11月21日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
→2022年2月12日投稿 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー

概要
・名称 (仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー
・計画名 虎ノ門一・二丁目地区第一種市街地再開発事業
・name (Tentative name) Toranomon Hills Station Tower
・中文名 (暂定名)虎之门山站塔
・用途 A-1街区:事務所、店舗、ホテル、集会場、駐車場等
A-2街区:店舗等
A-3街区:事務所、共同住宅、店舗、駐車場等
・所在地 A-1街区:東京都港区虎ノ門二丁目11番1外
A-2街区:東京都港区虎ノ門一丁目300番1
A-3街区:東京都港区虎ノ門二丁目17番1外
・階数 A-1街区:地上49階、地下4階
A-2街区:地上4階、地下3階
A-3街区:地上12階、地下1階
・高さ A-1街区:265.75m (軒高または建築物高さ:264.00m)
A-2街区:30.15m
A-3街区:59.00m
・構造 A-1街区:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
A-2街区:鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
A-3街区:鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 A-1街区:直接基礎、杭基礎
A-2街区:直接基礎
A-3街区:場所打ちコンクリート杭
・敷地面積 A-1街区:9,907.59㎡
A-2街区:2,444.69㎡
A-3街区:1,610.98㎡
・建築面積 A-1街区:8,060.89㎡
A-2街区:1,692.56㎡
A-3街区:975.47㎡
・延床面積 A-1街区:238,441.51㎡
A-2街区:8,761.02㎡
A-3街区:7,986.11㎡
・着工 A-1街区:2019年11月25日
A-2街区:2020年9月1日
A-3街区:2021年5月6日
・竣工 A-1街区:2023年7月15日
A-2街区:2023年11月30日
A-3街区:2023年7月15日
・建築主 A-1街区:虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合(参加組合員:森ビル、都市再生機構、東洋海事工業)
A-2街区:虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合(参加組合員:森ビル、都市再生機構、東洋海事工業)
A-3街区:A-2街区:虎ノ門一・二丁目地区市街地再開発組合(参加組合員:森ビル、都市再生機構、東洋海事工業)
・設計 A-1街区:森ビル
A-2街区:森ビル
A-3街区:森ビル
・施工 A-1街区:鹿島建設
A-2街区:鹿島建設
A-3街区:鹿島建設
・最寄駅 虎ノ門ヒルズ、虎ノ門、神谷町
(2022年4月24日撮影)
建築計画の概要板
▼A-1街区

▼A-2街区

▼A-3街区

位置図

出典:内閣府
配置図

出典:内閣府
断面図

出典:内閣府
イメージパース

出典:森ビル 公式サイト
(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区
南東側から見上げた建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区の様子です。
(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区は低層部分が商業施設、中高層部分は事務所(オフィス)となり、更にビジネス発信拠点や国際水準のホテルなども入ります。

南東側から見た建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区低層部分の様子です。
鉄骨が斜めに設けられ、まるで門のような構えが特徴的なデザインとなります。
桜田通り側にはデッキレベルで広場や歩行空間の整備も行われ、駅前広場としての役割も果たします。

低層部分北東側は錐体形状にアルミカーテンウォールが取付けられ、三次元的なフォルムが目を引きます。

鉄骨柱が枝分かれした特徴的な構造をしています。

桜田通り側にキャンチで飛び出した部分が目立ちます。
鳥瞰完成予想パースを見ると、こちらの屋上は緑化されるかテラス等ができるものと思われます。

正面から見上げた建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区の様子です。
(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区には基準階約1,000坪のグローバルレベルのオフィス、広場と一体になった商業施設、国際水準のホテルなどが入る計画となっています。

南側真下から見上げた建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区の様子です。

南西側から見上げた建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区の様子です。

南西側から見た建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区の様子です。

カーテンウオールの取り付けが進められています。

「虎ノ門ヒルズ」のタワー4棟目として建設が進められています。

西側正面から見た建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区の様子です。

北西側から見た建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区の様子です。
最上階には、フォーラム、ギャラリー、レストラン等、様々なニーズやイベント形態に対応した多機能複合型拠点が設けられ、新しいアイデア・技術・産業等を発信する様々なビジネスイベント等の開催が可能となります。
また、中層階には国際水準のビジネスニーズ・トレンド等に対応した利便性・デザイン性を兼ね備えた宿泊機能や、ターゲットとなる利用者のニーズを踏まえ、ビジネスライフスタイルに対応した
宿泊機能及びラウンジ等の付帯機能を導入ものとされています。

アルミカーテンウォールが、微妙にセットバックしながら取り付けられていることが確認できます。

建物は南北がずれて配置されているような形状となっており、側面から見るとこのように湾曲しているように見えます。

北東側から見た建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区の様子です。

北東側から見た建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-1街区低層部分の様子です。

(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー A-2街区
虎ノ門ヒルズ森タワーの広場に隣接するA-2街区には地上4階、地下3階、高さ30.15mの商業機能が入るビルが建設されます。
A-2街区からA-1街区にかけて、国道1号線直上にはデッキが設けられ、虎ノ門ヒルズ森タワーやレジデンシャルタワー、ビジネスタワーとステーションタワー、そして東京メトロ虎ノ門ヒルズ駅が直結されます。

出典:内閣府
北西側から見た建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーA-2街区の様子です。
手前に国道1号(桜田通り)が通り、桜田通り直下には東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅、直上には虎ノ門ヒルズステーションタワーのデッキが架かり、ダイナミックな立体都市となります。

南東側から見た建設中の(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーA-2街区の様子です。

(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの鳥瞰パースです。

出典:港区
新駅と一体となった交通結節空間イメージ、いわゆる断面図です。
地下2階から地上2階にかけて、約2,500㎡にもなる駅とまちをつなぐ立体的な駅広場の整備が行われます。
2020年東京五輪を前に開業する計画で、国家戦略特区にも認定されています。

出典:内閣府
国道1号線上空から見た(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの完成予想パースです。
国道1号線上空には虎ノ門ヒルズ森タワーから接続されるデッキが整備されます。

出典:内閣府
国道1号線の様子です。虎ノ門ヒルズ森タワーからA-1街区、A-2街区へと通じるデッキが建設されます。

虎ノ門ヒルズ全体の完成予想パースです。
(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーは斜めに線が入った特徴的な外観をしており、何となく同じ森ビルが開発した中国・上海の上海環球金融中心の外観デザインに似ています。

出典:内閣府
超高層の最上部には、様々なビジネスイベントに対応するフォーラム、ギャラリー、レストランなどを有する多機能複合施設を配置し、新たなビジネスやイノベーションの発信拠点になることを目指すものとされています。

出典:森ビル 公式サイト
虎ノ門ヒルズ森タワーと(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが直結するデッキの完成予想パースです。

出典:内閣府
虎ノ門ヒルズ森タワーと(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーが直結する接続デッキは2023年度完成予定で、東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅や虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー1階に設けられたリムジンバスやBRTの発着するバスターミナルなどから、TOD的要素を持った再開発にもなっています。

出典:虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー公式サイト
(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの地下には、駅前広場やコンコースも整備されます。

出典:虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー公式サイト
駅前広場の完成予想パースです。

出典:森ビル 公式サイト
虎ノ門ヒルズ全体の完成予想パースです。
4棟の高さ200m級超高層ビルやタワーマンション、複数の中高層ビルから構成される街に変貌します。
右側から建設中の「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」、間もなく竣工する「虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」、竣工した「虎ノ門ヒルズ 森タワー」、「虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」となります。

出典:虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー公式サイト
六本木ヒルズ森タワー展望台から見た(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワーの様子です。
遂に手前側の泉ガーデンタワーの上に鉄骨が見えてきました。

背後には日比谷や八重洲の超高層ビルが連なり、凄まじい超高層ビル群が形成されつつあります。

整理番号B-0625-11