超高層ビル・都市開発研究所

豊橋市に竣工した豊橋市まちなか図書館も入るタワーマンション“emCAMPUS EAST(エムキャンパス イースト)/THE HOUSE TOYOHASHI(ザ・ハウス豊橋)”/既存建築物解体除去が進む“emCAMPUS WEST(エムキャンパス ウエスト)”

2022/05/07
豊橋市の超高層ビル・タワーマンション
emCAMPUS(エムキャンパス)/THE HOUSE TOYOHASHI(ザ・ハウス豊橋)

emCAMPUS(エムキャンパス)/THE HOUSE TOYOHASHI(ザ・ハウス豊橋)は、愛知県豊橋市駅前大通2丁目の「名豊ビル」や「開発ビル」、隣接している狭間児童広場の跡地などを再開発して建設されたタワーマンションや商業・業務施設、図書館等からなる大規模複合施設で、地上24階、地下1階、高さ99.850m、総戸数129戸のイーストと地上16階、地下1階、高さ66.530mのウエストから構成されています。

再開発区域は、交通結節点である豊橋駅から延びる都市軸の駅前大通りに面した交通利便性が高い中心市街地にも関わらず、交通、商業、業務施設の老朽化による機能の縮小が進んでいる課題がありました。
市街地再開発事業により、施設建築物と公共空間を一体的に整備し、土地の合理的かつ健全な高度利用の促進と都市機能の更新を図ることで、にぎわいの創出、商業・サービスの活性化およびまちなか居住の促進を行うものとされています。


施設構成は、EASTが地下に待機スペース、ゴミ置場、地上1階に商業施設・フードホール「emCAMPUS FOOD」、2階~3階に公共公益施設「豊橋市まちなか図書館」、4階に業務施設(オフィス、豊橋市駅前窓口センター)、5階に業務施設「emCAMPUS STUDIO」(オフィス、豊橋技術科学大学サテライト・オフィス)、屋上に屋上農園、6階~24階に住宅となっており、WESTが地下に機械室、地上1階~2階に商業施設、3階~5階に住宅系サービス、6階~16階に住宅となっています。

敷地中央部には、「豊橋市まちなか広場」が整備されており、まちなか広場には様々な用途で使用できる「多目的空間」と、憩いやくつろぎが得られる「みどりの空間」があります。
また、2~3階に入る「豊橋市まちなか図書館」はウェルカムゾーンやアクティブゾーン、グローアップゾーン、リラクゼーションゾーン、ラーニングクリエイティブゾーンから構成されており、図書館内にはカフェや屋外テラスもあるほか、蔵書はすべて開架であり、開館時は約6万冊、将来は10万冊を目標としています。


建築主は豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合、参加組合員は中部ガス不動産、設計はアール・アイ・エー、北山孝二郎+K計画事務所共同企業体、施工はEASTが鹿島建設となっています。
当初はEASTが地上22階で建設される計画でしたが、規模拡大が行われ、地上24階で建設され、西棟は地上20階から地上16階へと規模縮小がなされています。


着工はEASTの既存建築物解体着手が2018年1月、新築着工が2018年12月、WESTは既存建築物解体着工が2021年6月となっており、竣工はEASTが2021年7月1日、WESTが2024年5月、ザ・ハウス豊橋の入居開始が2021年9月、emCAMPUS EAST(エムキャンパス イースト)の全面開業が2021年11月27日となっています。





参考資料、引用元

emCAMPUS(エムキャンパス) 公式サイト
豊橋市まちなか図書館 公式サイト
豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合
サーラコーポレーション 豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発事業「emCAMPUS EAST」の竣工式および開業発表会が行われました
サーラコーポレーション 「豊橋駅前大通二丁目地区第一種市街地再開発事業」の施設全体名称および東棟の概要について
豊橋市 まちなか広場の整備
豊橋市 まちなか広場の概要/まちなか広場活用ガイド




過去の記事

→2016年3月19日投稿 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業
→2017年6月6日投稿 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業
→2018年1月8日投稿 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業
→2018年11月26日投稿 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業
→2019年12月29日投稿 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業
→2019年4月3日投稿 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業 東棟
→2019年5月23日投稿 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業 東棟
→2019年8月8日投稿 豊橋駅前大通二丁目地区第1種市街地再開発事業 東棟
→2020年3月30日投稿 THE HOUSE TOYOHASHI (ザ ハウス 豊橋)/まちなか図書館(仮称)
→2020年9月8日投稿 ザ・ハウス豊橋/豊橋駅前大通二丁目地区第一種市街地再開発事業
→2021年1月10日投稿 ザ・ハウス豊橋/豊橋駅前大通二丁目地区第一種市街地再開発事業















概要

・名称  emCAMPUS(エムキャンパス)/THE HOUSE TOYOHASHI(ザ・ハウス豊橋)
・計画名 豊橋駅前大通二丁目地区第一種市街地再開発事業
・name  emCAMPUS/The House Toyohashi
・中文名 em校园/丰桥之家
・所在地 愛知県豊橋市駅前大通二丁目81番
・用途  東棟:商業、業務、公共公益(図書館等)、住宅、駐車場、駐輪場
     西棟:商業、業務、住宅系サービス等、住宅、駐車場、駐輪場
・階数  イースト:地上24階、地下1階
     ウエスト:地上16階、地下1階
・高さ  イースト:99.850m(軒高:92.850m)
     ウエスト:66.530m(軒高:59.630m)
・構造  イースト:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
     ウエスト:鉄筋コンクリート造
・基礎工法 イースト:杭基礎(場所打ちコンクリート拡底杭)
      ウエスト:---
・総戸数  イースト:129戸(非分譲住戸を含む)
      ウエスト:約90~110戸
・敷地面積 イースト:5,013.54㎡
      ウエスト:約2,250㎡
・建築面積 イースト:3,983.96㎡
      ウエスト:約1,570㎡
・延床面積 イースト:33,404.70㎡
      ウエスト:約13,840㎡
・着工  イースト:2018年12月(解体着手:2018年1月)
     ウエスト:2021年6月※解体着手
・竣工  イースト:2021年7月1日
     ウエスト:2024年5月
・建築主 イースト:豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合(参加組合員:中部ガス不動産)
     ウエスト:---
・設計  イースト:アール・アイ・エー、北山孝二郎+K計画事務所共同企業体
     ウエスト:---
・施工  イースト:鹿島建設
     ウエスト:---
・最寄駅 豊橋、新豊橋、駅前大通、新川
(2021年12月28日撮影)






位置図





区域図


出典:豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合





配置図


出典:豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合



立面図

▼EAST

出典:ザ・ハウス豊橋 公式サイト



断面図


出典:豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合



施設構成

▼EAST
・地下:待機スペース、ゴミ置場
・地上1階:商業施設(emCAMPUS FOOD)
・2階~3階:公共公益施設(豊橋市まちなか図書館)
・4階:業務施設(オフィス、豊橋市駅前窓口センター)
・5階:業務施設(emCAMPUS STUDIO、オフィス、豊橋技術科学大学サテライト・オフィス)
・屋上:屋上農園
・6階~24階:住宅

▼WEST
・地下:機械室
・地上1階~2階:商業施設
・3階~5階:住宅系サービス
・6階~16階:住宅



イメージパース

▼EAST


▼豊橋市まちなか広場


▼豊橋市まちなか図書館

出典:豊橋駅前大通二丁目地区市街地再開発組合





emCAMPUS(エムキャンパス) EAST/THE HOUSE TOYOHASHI(ザ・ハウス豊橋)

北西側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の様子です。

エムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋は、地上24階、地下1階、高さ99.850mのタワーマンションや商業・業務施設、図書館等からなる大規模複合施設です。
タワーマンションのTHE HOUSE TOYOHASHI(ザ・ハウス豊橋)は、豊橋市内最高層のタワーマンションとなっており、共用施設にはコミュニティラウンジ、ミーティングルーム、キッチンスペースが入っています。また、6階にペット足洗い場、6~24階各階に防災備蓄倉庫、非常用発電機、AEDが備えられています。












エムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の高層部分の様子です。
特徴的な形状をした大きな塔屋が目立ちます。











北西側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋低層部分の様子です。











エムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の北側壁面には壁面緑化が施されています。











壁面緑化のイメージパースです。
低層部分と中高層部分のブロックに分かれて緑化されています。

出典:ザ・ハウス豊橋 公式サイト









北東側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の様子です。











北東側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋低層部分の様子です。











北側、駅前大通りに面した場所には、商業施設が入ります。











駅前大通りの地下道からも接続され、駅前大通り北側の歩道からもアクセス可能な構造となっています。










エムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋東側には、駐輪場へのアプローチがあります。
施設利用者向けに2段式250台収容の駐輪場が整備されています。











emCAMPUS EAST(エムキャンパス イースト)のサインです。

emCAMPUS に来ることによって、その人毎の「笑む」が満ちていく。そんなキャンパスを目指すという想いを込め、“あなたの「笑む」が満ちるキャンパス”というコンセプトから、「emCAMPUS (エムキャンパス)」という施設名称となりました。












サインの裏側には、施設構成が記載されています。












南東側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の様子です。









南東側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋高層部分の様子です。
バルコニー手摺りには、透明のガラス手摺が採用されています。












南東側から広角で見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋全景です。










南東側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の低層部分基壇部の様子です。











南側正面から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の様子です。
持ち出しのキャンチ庇が印象的な外観デザインとなっています。











エムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の南側、豊橋市まちなか広場に隣接して公衆トイレが配置されています。










南西側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の様子です。












6~24階に入る住戸は、専有面積58.84㎡~193.57㎡、間取り1LDK~3LDKとなっており、共用廊下は内廊下設計となっています。











南西側から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋低層部分の様子です。

低層部分は、地下に待機スペース、ゴミ置場、地上1階に商業施設「emCAMPUS FOOD」、2階~3階に公共公益施設「豊橋市まちなか図書館」、4階に業務施設(オフィス、豊橋市駅前窓口センター)、5階に業務施設「emCAMPUS STUDIO」(オフィス、豊橋技術科学大学サテライト・オフィス)、屋上に屋上農園というフロア構成になっています。











豊橋市まちなか広場の様子です。
豊橋市まちなか広場は、面積約2,200㎡、北側の様々な用途で使用できる「多目的空間」と、南側の憩いやくつろぎが得られる「みどりの空間」から構成されています。











豊橋市まちなか広場の平面図です。

出典:豊橋市









豊橋市まちなか広場の「みどりの空間」の様子です。木々が高密度に植えられ、緑化された景観となっています。











現地に設置されている豊橋市まちなか広場の案内図です。













豊橋市まちなか広場には屋外階段が設置されており、emCAMPUS(エムキャンパス)2階の豊橋市まちなか図書館へアクセスすることが可能となっています。











豊橋市まちなか広場の「みどりの空間」とエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋低層部分の様子です。











豊橋市まちなか広場には、狭間児童広場に設置されていたに二宮金次郎像も移設されています。






 




デッキから見た豊橋市まちなか広場の「みどりの空間」の様子です。










豊橋市まちなか広場の「多目的空間」の様子です。











豊橋市まちなか広場の「多目的空間」の周りには、楕円形にデッキが配置されています。












デッキはエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の2階と接続されています。











将来的にエムキャンパス ウエストとも接続される計画となっています。










豊橋市まちなか広場の「多目的空間」から見上げたエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の様子です。










豊橋市まちなか広場の「多目的空間」から見たエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋低層部分の様子です。











南西側から見上げたエムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋の様子です。

構造面では、工場で製作したプレキャストコンクリート板を現場で兼用型枠として配置し、その上面に配筋、現場打コンクリートを打設して一体化する「ハーフプレキャスト工法」が採用されています。
また、制振構造を採用しており、建物全体の変形や加速度を低減する目的で、鉄骨部には座屈拘束ブレース、RC部には鋼板ダンパー及びオイルダンパーといった制振部材を各方向に配置されています。











エムキャンパス イースト/ザ・ハウス豊橋エントランスの様子です。








2階~3階に入る「豊橋市まちなか図書館」の様子です。
「豊橋市まちなか図書館」はウェルカムゾーンやアクティブゾーン、グローアップゾーン、リラクゼーションゾーン、ラーニングクリエイティブゾーンから構成されており、図書館内にはカフェや屋外テラスもあるほか、蔵書はすべて開架であり、開館時は約6万冊、将来は10万冊を目標としています。

ウェルカムゾーンは、まちなか広場や商業施設を訪れた市民が気軽に立ち寄り、待ち合わせや散歩の休憩に利用できるよう施設の入口付近にマガジンコーナー、カフェカウンターが配置されていることが特徴となっており、中央部には大階段も設置されています。









豊橋市まちなか図書館の大階段のイメージパースです。

出典:豊橋市





emCAMPUS(エムキャンパス) WEST

emCAMPUS(エムキャンパス) WESTは、地上16階、地下1階、高さ66.530mの商業施設、住宅系サービス、タワー型マンションからなる複合施設です。
豊橋駅前大通二丁目地区第一種市街地再開発事業 の西棟として既存建築物である「開発ビル」を解体し、跡地に建設する計画となっています。











北東側から見た既存建築物の解体、除去が進むemCAMPUS(エムキャンパス) WESTの様子です。










南東側真下から見上げた既存建築物の解体、除去が進むemCAMPUS(エムキャンパス) WESTの様子です。











南東側から見た既存建築物の解体、除去が進むemCAMPUS(エムキャンパス) WESTの様子です。











豊橋駅前から見た駅前大通りとエムキャンパス/ザ・ハウス豊橋の様子です。










豊橋駅前というほどでもないですが、駅周辺・豊橋市中心市街地を高度に再開発することで、中心市街地の活性化に繋がる開発となっています。
駅周辺や路面電車沿線に集客施設や居住施設が増えて歩き回れるまちになれば、豊橋市の魅力が更に高まりそうですね!




整理番号B-0392-09/B-1324-01
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