2022/05/23
(仮称)赤坂二丁目計画 |
(仮称)赤坂二丁目計画は、東京都港区赤坂の国際赤坂ビル跡地で建設中の地上28階、地下3階、高さ147.98mの超高層ビルです。
事務所、飲食店舗、物販店舗、駐車場からなる超高層ビルで、環境影響調査計画書の縦覧段階では「クリニック、子育て支援施設」も含まれていたため、クリニックや子育て支援施設といった用途も入ります。
また、地域冷暖房の導入も検討されており、建物周辺の緑化や公開空地などのオープンスペース確保も行われるとのことです。
また、当初計画から変更し、壁面緑化も行われるものとなりました。
自然エネルギーの活用や省エネの高効率機器を積極的に取り入れることで、事務所用途において「BELS」認証の5つ星および「ZEB Oriented」評価を取得予定するとともに、自然換気や非接触動線を確保し感染症対策も講じたビルを実現するものとされています。
解体、除去がなされた既存建築物の国際赤坂ビルは、1973年2月に竣工した地上20階、高さ76.4m、延床面積62,836.39㎡の超高層ビルとなっており、建て替え後は大型化されます。
国際赤坂ビルは、かつて総合商社である日商岩井(現:双日)の本社ビルとしても使われたことがあり、2018年12月に日本生命保険相互会社が積水ハウスとエーエフイレブン合同会社が所有していた床の一部を取得し、再開発がなされることとなりました。
既存建築物の解体着手は2019年2月、着工は2022年4月1日となっており、竣工は2024年6月30日となっており、2022年5月時点では基礎工事が進められています。
参考資料、引用元
・日刊建設工業新聞 積水ハウスら/国際赤坂ビル建替(東京都港区)/延べ7・3万平米、21年度着工へ
・日本生命保険相互会社 国際赤坂ビルの一部取得について
・積水ハウス/日本生命保険相互会社 「(仮称)赤坂二丁目計画」の新築着工について
過去の記事
→2019年4月18日投稿 解体の始まった「国際赤坂ビル」、再開発後は超高層ビルの建設?
→2020年1月8日投稿 (仮称) 赤坂二丁目計画
→2021年12月26日投稿 (仮称) 赤坂二丁目計画

出典:積水ハウス/日本生命保険相互会社 ニュースリリース
概要
・名称 (仮称)赤坂二丁目計画
・計画名 (仮称) 赤坂二丁目計画
・name (Tentative name) Akasaka 2-chome plan
・中文名 (临时名称)赤坂2丁目计划
・所在地 地名地番:東京都港区赤坂2丁目410番1
住居表示:東京都港区赤坂2丁目4番5
・用途 事務所、飲食店舗、物販店舗、駐車場
・階数 地上28階、地下3階
・高さ 147.98m
・構造 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
・基礎工法 直接基礎
・敷地面積 5,988.25㎡
・建築面積 2,967.19㎡
・延床面積 73,984.00㎡
・着工 2022年4月1日 (解体着手:2019年2月)
・竣工 2024年6月30日
・建築主 積水ハウス、日本生命保険
・設計 日建設計
・施工 大林組
・最寄駅 溜池山王、国会議事堂前、赤坂、赤坂見附
(2022年5月4日撮影)
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:東京都
配置図

出典:東京都
立面図

出典:東京都
断面図

出典:東京都
北東側から見た建設中の(仮称)赤坂二丁目計画の様子です。

外堀通り沿いで建設が進められており、南東側には、赤坂インターシティAIRや虎ノ門ヒルズ等が見えます。

南東側から見た建設中の(仮称)赤坂二丁目計画の様子です。

南西側から見た建設中の(仮称)赤坂二丁目計画の様子です。
三点式パイルドライバが設置され、基礎工事が進められていました。

北西側から見た建設中の(仮称)赤坂二丁目計画の様子です。

整理番号B-0814-04