2022/06/02
岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業 |
岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業は、岡山県岡山市北区野田屋町一丁目の岡ビル市場や中低層ビル、住宅、商店が建ち並ぶ区域で計画されている再開発事業です。
再開発区域は、岡山駅前商店街「スカイモール」の東端部と、西川緑道公園の交差部に位置し、昭和26年竣工の岡ビル市場等が既存建築物として建っている場所になります。
近年では、建物の老朽化や商業施設の郊外化による駅前商店街の活力低下、生活必需品・サービスを扱う商店の不足等が課題となっており、「食」をテーマとした商業機能、暮らしを支えるサービス機能、都心居住・宿泊機能の3つの機能を有する複合施設として再開発が進められることになりました。
再開発施設は地上19階、地下1階、高さ59.39m、総戸数約200戸の住宅棟と地上12階、地下2階、高さ48.70mのホテル棟から構成されています。
また、フロア構成は、住宅棟の地下にピット、駐車場、地上1階に公開空地、店舗、住宅共用施設、2階に住戸用駐輪場等、3階~19階に住戸、ホテル棟の地下にピット、駐車場、地上1階~2階に店舗、3階にロビー、レストラン 客席、厨房等、4階~12階に客室となっています。
建築主は野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合、事業協力者はフジタ、三菱地所レジデンス、事業コンサルタントは都市環境研究所です。
2018年6月に都市計画決定、着工は2021年度以降、竣工は2024年度以降とされており、2022年4月時点では既存建築物が建ち並んでいる状態となっていました。
参考資料、引用元
・岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業 市街地再開発準備組合HP

出典:野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合
概要
・名称 岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業
・計画名 岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業
・name Okayama City Nodayacho 1-2-3 District Type 1 Urban Redevelopment Project
・中文名 冈山市野田屋町1-2-3地区1类城市再开发项目
・所在地 岡山県岡山市北区野田屋町一丁目2番、3番
・用途 住宅、ホテル、店舗
・階数 住宅棟:地上19階、地下1階
ホテル棟:地上12階、地下2階
・高さ 住宅棟:59.39m(建築物高さ:58.18m、軒高:57.58m)
ホテル棟:48.70m
・構造 ---
・基礎工法 ---
・総戸数 約200戸
・客室数 ---室
・敷地面積 約7,000㎡(約0.7ha)※都市計画区域
・建築面積 約4,200㎡
・延床面積 約40,400㎡
・着工 2021年度以降
・竣工 2024年度以降
・建築主 野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合
事業協力者:フジタ、三菱地所レジデンス
・設計 事業コンサルタント:都市環境研究所
・施工 ---
・最寄駅 西川緑道公園電停、岡山
(2022年4月9日撮影)
位置図
区域図

出典:野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合
配置図

出典:野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合
断面図

出典:野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合
フロア構成
▼住宅棟
・地下:ピット、駐車場
・地上1階:公開空地、店舗、住宅共用施設
・2階:住戸用駐輪場等
・3階~19階:住戸
▼ホテル棟
・地下:ピット、駐車場
・地上1階~2階:店舗
・3階:ロビー、レストラン 客席、厨房等
・4階~12階:客室
イメージパース

出典:野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合
南西側から見た岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

再開発計画地南西側には岡山駅前商店街「スカイモール」の東端に隣接しています。

再開発区域西側には西川緑道公園が広がっており、緑豊かな景観となっています。

岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業計画地の北側には、「岡ビル市場」が建っています。

岡ビル市場は、1951年竣工、久米建築事務所設計、大林組施工、地上4階の中層ビルとなっています。

北西側から見た岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

既存建築物の岡ビルは、1階に店舗、2~4階に住宅が入る複合ビルとなっており、開業時は店舗数67店舗、現在は31店舗が入っています。
当時は最先端の複合ビルでしたが、竣工から既に71年が経過しており、老朽化が進んでいます。

再開発区域北側には野田屋町公園があります。

北東側から見た岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

南東側から見た岡山市野田屋町一丁目2番3番地区第一種市街地再開発事業計画地の様子です。

店舗のイメージパースです。
店舗は「食」をテーマとした商業施設、マンションは事業協力者に三菱地所レジデンスが入っていることから、「ザ・パークハウス」ブランドのマンションになるものと思われます。

出典:野田屋町一丁目2番3番地区市街地再開発組合
整理番号 B-1334-01