2022/05/30
TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディング/Torch Tower(トーチタワー) |
TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディングは、東京都千代田区大手町、東京都中央区八重洲の東京駅日本橋口前で進められている大規模再開発事業「TOKYO TORCH(東京トーチ)」の東京都下水道局棟(D棟)として建設された地上9階、地下3階、高さ53mの高層ビルです。
千代田区・中央区など、都心の汚水排除を担うポンプ所を、工事中も機能を止めることなく更新している点や下水道施設としてのアイデンティティや周辺環境とのつながりを意識した建物デザイン、建物の特性を生かした、下水熱の活用による環境負荷軽減等が特徴となっています。
TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)は、東京都千代田区大手町、東京都中央区八重洲の東京駅日本橋口前で計画されている地上63階、地下4階、高さ390mの超高層ビルです。
TOKYO TORCH(東京トーチ)として再開発が行われている東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業)では、合計4棟(※地下含む)が建設され、うち2棟は高さ100m以上の超高層ビルとなります。常盤橋タワーは2021年6月に竣工、地上40階、地下5階、高さ212mの超高層ビルとなっており、Torch Towerは2027年度竣工予定、地上63階、地下4階、高さ390mとなり、B棟は日本一の高さを誇る超高層ビルとなります。
再開発事業により、街区の更新と一体的に下水施設、変電所、都市計画駐車場等の広域的な都市基盤を更新・再構築するとともに、東京駅や日本橋等周辺地区を結ぶ地下歩行者ネットワークや地下交通結節空間、常盤橋公園の再整備と一体となった大規模広場等を整備する計画となっています。
また、「東京国際金融センター」構想の実現に資するビジネス交流拠点等を整備するとともに、国際都市東京の魅力を高める都市観光施設を整備し、災害時の復旧活動の拠点となる広場や、帰宅困難者の一時滞在施設等を整備するとともに、自立・分散型エネルギーの導入や水の自立化、省エネルギー化による環境負荷低減等を図るものとされています。
施設構成は、「Torch Tower(トーチタワー)」が地下4階~地下2階に駐車場、地下1階~地上6階に商業施設、3階~6階にホール、7階~53階に事務所、54階~56階に賃貸レジデンス、57階~61階に国際級ホテル、62階~屋上に展望施設となり、「銭瓶町ビルディング」が地下3階~地上3階に銭瓶町ポンプ所、1階に多目的スペース、4階~8階に事務所となります。
また、建築主は三菱地所、Torch Tower(トーチタワー)の設計は三菱地所設計、施工は清水建設、銭瓶町ビルディングの設計は三菱地所設計、日本水工設計、施工は三井住友建設です。
Torch Tower(トーチタワー)の延床面積は都市計画の変更に伴い、49万㎡から54万4,000㎡に規模が拡大されており、日本橋エリアの首都高速道路地下化、八重洲地区再開発による地下ネットワーク化などに伴い、容積率の最高限度が従来の1,760%から1,860%に変更となりました。
また、階数も当初の地上61階から地上63階に拡大、なお、高さは最高限度の高さが390mとして、既決定の都市再生特別地区で指定されているため変更はなく、高さ390mのままとなっています。
着工は常盤橋タワーが2018年1月、Torch Tower(トーチタワー)が2023年度、変電所棟Ⅰ期が2018年1月、Ⅱ期が2023年度、銭瓶町ビルディングが2017年4月上旬、竣工は常盤橋タワーが2021年6月末、Torch Tower(トーチタワー)が2027年度、変電所棟Ⅰ期が2021年6月末、Ⅱ期が2027年度、銭瓶町ビルディングが2022年3月末となっています。
2022年5月時点では、銭瓶町ビルディングが竣工し、2022年中には「日本ビルヂング」と「朝日生命大手町ビル」の2棟の既存建築物解体、除去に着手されます。
参考資料、引用元
・TOKYO TORCH(東京トーチ)公式サイト
・三菱地所 TOKYO TORCH 常盤橋タワーの商業ゾーン・大規模広場が2021年7月21日(水)にグランドオープン
・三菱地所 東京駅前 3ha 超の大規模複合再開発「常盤橋街区再開発プロジェクト」計画概要について
・三菱地所 高さ日本一(約 390m)の大規模複合再開発「常盤橋街区再開発プロジェクト」第一弾 D 棟(下水ポンプ所)新築工事着工 ~東京駅前で 10 年超の長期プロジェクトがいよいよ始動~
・三菱地所 大手町・丸の内・八重洲・日本橋の結節点における敷地面積 3.1ha の大規模再開発「東京駅前常盤橋プロジェクト」A棟新築工事着工―「働く」ことは「人が動き、交わる」こと。これからの「働く」を発信するシンボルタワーへ。―
・三菱地所 世界に誇る日本の新たなシンボル「TOKYO TORCH」(東京駅前常盤橋プロジェクト)大手町・有楽町・丸の内エリア初のラグジュアリーレジデンス 日本一の高さとなるTorch Tower高層部に導入決定地上高さ約300mのエクスクルーシブな超都心住機能を提供
・三菱地所 常盤橋タワーとTOKYO TORCH Park国内の都心複合ビル開発プロジェクト初の「SITES®」ゴールド評価を取得「江戸のみどり登録緑地」への新規登録も新たに完了DBJグリーンビルディング認証、SEGES、ABINC認証を含め5つの環境認証を取得
・三菱地所 都心の重要インフラである下水ポンプ施設の更新が完了「日本を明るく、元気にする」TOKYO TORCH(東京駅前常盤橋プロジェクト)は次のフェーズへ「銭瓶町ビルディング(D棟)」竣工
・東京都 報道発表資料 大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発の施行認可
・東京都 大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業に伴う銭瓶町(ぜにがめちょう)ビルディング(D棟)竣工について
・建設通信新聞 【東京駅前常盤橋プロジェクト】広場に錦鯉が泳ぐ池 新潟県小千谷市がPRゾーンを提案
・内閣府 資料1 都市再生特別地区(大手町地区(D-1街区))都市計画(素案)の概要
・日刊建設工業新聞 三菱地所/トーチタワー新築工事/優先交渉権者に清水建設
過去の記事
→2015年9月1日投稿 東京駅前に高さ390mの超高層ビル計画 (常盤橋地区再開発)
→2020年1月21日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト (大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) B棟 / D棟
→2020年7月9日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト (大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) B棟/D棟
→2020年8月22日投稿 東京駅前常盤橋プロジェクト (大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) B棟/D棟
→2021年7月18日投稿 TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)
→2021年12月13日投稿 TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)

概要
・名称 TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディング/Torch Tower(トーチタワー)
・計画名 東京駅前常盤橋プロジェクト(大手町二丁目常盤橋地区第一種市街地再開発事業) B棟
・name TOKYO TORCH Torch Tower/Zenigamecho Building
・中文名 东京火炬火炬塔/钱瓶町大厦
・所在地 A棟:東京都千代田区大手町二丁目6番4
B棟:東京都千代田区大手町二丁目8番1他、東京都中央区八重洲1丁目2番1他
C棟:東京都千代田区大手町二丁目8番1他、東京都中央区八重洲1丁目2番1他
D棟:東京都千代田区大手町二丁目6番3
・用途 A棟:事務所、店舗、駐車場等
B棟:事務所、店舗、ホール、ホテル、駐車場等
C棟:店舗、変電所、駐車場等
D棟:事務所、下水ポンプ場、駐車場等
・階数 A棟:地上40階、地下5階 (運用上:地上38階、地下5階)
B棟:地上63階、地下4階
C棟:地下4階
D棟:地上9階、地下3階
・高さ A棟:212m
B棟:390m
C棟:10m
D棟:53m
・構造 鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
・総戸数 50戸
・客室数 約100室
・基礎工法 直接基礎、杭基礎 (一部併用)
・敷地面積 31,400㎡ (街区全体)
・建築面積 20,400㎡ (街区全体)
A棟:4,000㎡
B棟:13,200㎡
C棟:300㎡
D棟:2,900㎡
・延床面積 740,000㎡(街区全体)
A棟:146,000㎡
B棟:544,000㎡
C棟:20,000㎡
D棟:30,000㎡
・着工 A棟:2018年1月
B棟:2023年度
C棟:Ⅰ期:2018年1月
Ⅱ期:2023年度
D棟:2017年4月上旬
・竣工 A棟:2021年6月末
B棟:2027年度
C棟:Ⅰ期:2021年6月末
Ⅱ期:2027年度
D棟:2022年3月末
・建築主 三菱地所
・設計 A棟:三菱地所設計
B棟:三菱地所設計
C棟:Ⅰ期:三菱地所設計
Ⅱ期:三菱地所設計
D棟:三菱地所設計、日本水工設計
・施工 A棟:戸田建設
B棟:清水建設
C棟:Ⅰ期:戸田建設
Ⅱ期:---
D棟:三井住友建設
・最寄駅 東京、日本橋、大手町、三越前
(2022年5月22日撮影)
建築計画の概要板


位置図
区域図

出典:内閣府
配置図

出典:内閣府
立面図

出典:TOKYO TORCH(東京トーチ)公式サイト
断面図

出典:三菱地所ニュースリリース
開発ステップイメージ

出典:三菱地所ニュースリリース
フロア構成
▼TOKYO TORCH(東京トーチ) 常盤橋タワー (A棟)
・地下4階~地下2階:駐車場
・地下1階~地上3階:商業施設「TOKYO TORCH Terrace(東京トーチテラス)」
・3階:カフェテリア
・4階~7階:機械室
・8階:ラウンジ・カンファレンスルーム
・9~37階:事務所
▼TOKYO TORCH(東京トーチ) Torch Tower(トーチタワー) (B棟)
・地下4階~地下2階:駐車場
・地下1階~地上6階:商業施設
・3階~6階:ホール
・7階~53階:事務所
・54階~56階:賃貸レジデンス
・57階~61階:国際級ホテル
・62階~屋上:展望施設
▼変電所棟(C棟)
・地下1階~地下4階:変電所
▼TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディング (D棟)
・地下3階~地上3階:銭瓶町ポンプ所
・1階:多目的スペース
・4階~8階:事務所
イメージパース
▼街区全体

出典:内閣府
▼TOKYO TORCH(東京トーチ) Torch Tower(トーチタワー)

出典:TOKYO TORCH(東京トーチ)公式サイト
▼TOKYO TORCH(東京トーチ) 常盤橋タワー

出典:三菱地所 ニュースリリース
▼TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディング

出典:三菱地所 ニュースリリース
TOKYO TORCH(東京トーチ) 常盤橋タワー (A棟)
TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー) は、東京都千代田区大手町、東京都中央区八重洲の東京駅日本橋口前に建つ地上40階、地下5階、高さ212mの超高層ビルです。
フロア構成は、地下5階~地下3階に駐車場、地下1階~地上3階に店舗の「TOKYO TORCH Terrace (トウキョウトーチテラス)」、1階~2階にエントランス、車寄せ、ロビー、3階にカフェテリアラウンジ「MY Shokudo」、4階~7階に機械室、8階にオフィスサポートフロアとして「就業者専用ラウンジ」や「コンファレンスルーム」、「xLINK(クロスリンク) 常盤橋タワー」が入っており、9~37階に事務所(オフィス)となります。
着工は2018年1月15日、竣工は2021年6月30日、商業ゾーン・大規模広場が開業は2021年7月21日となっており、竣工、開業しています。
→2022年1月1日投稿 TOKYO TORCH 常盤橋タワー (東京トーチ 常盤橋タワー)

TOKYO TORCH(東京トーチ) Torch Tower(トーチタワー) (B棟)
TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)は、東京都千代田区大手町、東京都中央区八重洲の東京駅日本橋口前で計画されている地上63階、地下4階、高さ390mの超高層ビルです。
フロア構成は、地下4階~地下2階に駐車場、地下1階~地上6階に商業施設、3階~6階にホール、7階~53階に事務所、54階~56階に賃貸レジデンス、57階~61階に国際級ホテル、62階~屋上に展望施設となり、「銭瓶町ビルディング」が地下3階~地上3階に銭瓶町ポンプ所、1階に多目的スペース、4階~8階に事務所となります。
2022年5月時点では、既存建築物の「日本ビルヂング」と「朝日生命大手町ビル」が建っており、2022年中に2棟の既存建築物解体、除去に着手される計画となっています。

南東側から見たTOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)計画地の様子です。
計画地南西側に地上29階、高さ119.65mの「朝日生命大手町ビル」、東側に地上14階、高さ51.4mの「日本ビルヂング」が建っています。

南西側から見上げたTOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)の建設予定地に建つ既存建築物の「朝日生命大手町ビル(地上29階、高さ119.65m)」 の様子です。
ちなみに「朝日生命大手町ビル」は超高層ビルですが、竣工が1971年7月と既に築50年超となっており

朝日生命大手町ビルの低層部分の様子です。

既に「朝日生命」ロゴが取り外されていることが確認できます。

東側から見た地上14階、高さ51.4mの既存建築物「日本ビルヂング」です。
1962年7月4日に「第三大手町ビルヂング」の名称で竣工し、「第三大手町ビルヂング」2期が1965年11月26日に竣工、14階建て、延床面積173,016㎡と東洋一の規模のオフィスビルとなり、名称もこの時に「日本ビルヂング」に改められています。
2016年4月から北側半分の部分解体に着手し、現在は南側半分にある既存のポンプ場を移転するためにD棟が建設されています。

日本ビルヂングには「PASONA」ロゴがあります。パソナは人材派遣事業などを展開している企業で、2020年8月31日に、現在の大手町に位置する本社から本社の主要機能を兵庫県の淡路島に移す方針を明らかにしています。

東側から見た日本ビルヂングの様子です。

北東側から見たTOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)計画地の様子です。

日本ビルヂングは北側が部分解体されているため、このように全面が壁のようになっています。

日本ビルヂングには移転前の「東京都下水道局」が入っていました。

日本ビルヂングに入っている「銭瓶町ポンプ場」の銘板です。

TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)低層部分の完成予想パースです。
都心型MICE拠点の整備として、2000席級大規模ホールの整備や観光先進国の実現に資する国際級ホテルの整備、日本の玄関口として多機能を備えたツーリストラウンジの整備が行われます。

出典:三菱地所 ニュースリリース
大規模ホール外観完成予想パースです。
3階~6階には、現代の芝居小屋をモチーフにした約2,000席の大規模ホール、地下1階~地上6階には商業ゾーンが設けられます。
大規模ホールでは、常盤橋タワーとTorch Tower(B棟)間に設けられる「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」とのコンテンツ連動により、ダイナミックなイベント展開が可能となります。
ちなみに商業ゾーンの一部には、銭湯発祥の地ともいわれる常盤橋ゆかりの温浴施設「常盤湯」を整備し、また、広場の一角には横丁空間の整備も予定されています。

出典:三菱地所 ニュースリリース
環境負荷低減への更なる取組のイメージ図です。
発電効率の良い大規模CGSの活用や・搬送エネルギー削減の為、高層エリアへのサブプラントの設置が行われます。
また、超高層建物の持つエネルギーポテンシャルを活用した発電システムの構築(太陽光・水力・風力)を行うほか、具体例では超高層ビルの高低差を活用した水力発電が挙げられています。
また、ダブルスキンを活用してオフィス内の自然換気を促進するなど、パッシブデザインの概念が取り入れられた超高層ビルとなります。

出典:内閣府
災害復旧活動の拠点・帰宅困難者支援機能の強化もなされます。
かまどベンチやマンホールトイレなどの広場空間における機能実装や災害時の帰宅困難者受け入れ施設として8,000 ㎡、約4,800人収容のホールを防災活用する計画となっています。

出典:内閣府
TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)の北側の常盤橋公園では、首都高速道路日本橋区間地下化事業へ協力し、一体的な川沿いの景観を形成するものとされています。

出典:内閣府
TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー) にて整備される大規模広場「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」のイメージスケッチです。
呉服橋交差点地下通路により繋がる日本橋川沿いエリアとも連携して、地下結節空間を設けるものとされています。

出典:内閣府
大規模広場「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」には視覚的な情報発信をするために外壁と一体となった大型ビジョンの設置も行われます。

出典:内閣府
TOKYO TORCH (東京トーチ) の街区中央に設けられる大規模広場「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」の完成予想パースです。
金属のシャープさとガラスのクールさが際立つA棟とは真逆に、湾曲した外壁や庇、温かみあるアースカラーを採用した外観が特徴のB棟とのコントラストが印象的な都市空間となります。

出典:三菱地所ニュースリリース
TOKYO TORCH (東京トーチ) の街区中央に設けられる大規模広場「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」の完成予想パースです。
大規模広場の地下には都市計画駐車場や変電所も設けられます。

出典:内閣府
TOKYO TORCH(東京トーチ)の街区中央に設けられる大規模広場「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」の完成予想パースです。

出典:内閣府
皇居前広場から見たTOKYO TORCH(東京トーチ)と丸の内~大手町の超高層ビル群の完成予想パースです。日本一迫力ある超高層ビル群のランドマークとして君臨します。

出典:内閣府
TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)の62階、屋上階には屋外空間併設の展望施設が整備されます。
都心を眼下に、遠く富士山を臨むことができ、57階~61階には、圧巻の眺望と世界水準のホスピタリティとなる約100室の国際級ホテルが入ります。
57階のホテルロビー階は、外気を取り入れるデザインとし、建築家の藤本 壮介氏による頂部デザインが採用されています。

出典:三菱地所ニュースリリース
TOKYO TORCH Torch Tower(東京トーチトーチタワー)の54階~56階には賃貸レジデンスが入ります。
Torch Towerの地上高さ約300mのフロアに約50戸、専有面積70㎡台~400㎡台を予定しており、東京駅前かつ東京駅・大手町駅直結という高い利便性、日本最高層クラス地上約300mからの圧倒的な眺望、高層部に導入するスーパーラグジュアリーホテルとのサービス連携、足元の約2.0haの屋外空間や複合機能集積により、TOKYO TORCHでしか味わえないエクスクルーシブな超都心住機能を提供するものとされています。

出典:三菱地所ニュースリリース
TOKYO TORCH(東京トーチ) 変電所棟(C棟)
TOKYO TORCH(東京トーチ) 変電所棟は、大規模広場「TOKYO TORCH Park(東京トーチパーク)」の地下に位置する地下4階の店舗、変電所、駐車場等から構成される地下施設です。
東京電力常盤橋変電所の更新・再構築が進められており、Ⅰ期は常盤橋タワーと同時に工事が行われ、2018年1月着工、2021年6月末竣工、Ⅱ期はトーチタワーと同時に工事が行われ、2023年度着工、2027年度竣工となっています。

TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディング (D棟)
TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディング (D棟)は、東京都千代田区大手町、東京都中央区八重洲の東京駅日本橋口前で進められている大規模再開発事業「TOKYO TORCH(東京トーチ)」の下水道局棟(D棟)として建設された地上9階、地下3階、高さ53mの高層ビルです。
銭瓶町ポンプ所は、都心の大手町、丸の内などの汚水を水再生センターに送水するポンプ場ですが、稼働から約50年が経過し老朽化したため、ポンプ所の機能を維持しながら再構築されています。
銭瓶町ビルディングに未利用エネルギーである下水熱の特性(※気温と比べて「夏は冷たく、冬は暖かい」下水の温度特性)を利用し、建物の冷暖房用の熱源とする空調システムを採用しており、環境負荷を低減する見込みとなっています。
2022年3月末に竣工し、4月中旬頃に旧施設からの切替、7月中旬から下旬頃に業務開始、8月初旬頃に多目的スペース利用開始となっています。

北側正面から見たTOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディングの様子です。

外観デザインは、環境負荷の大きいコーナー部分に向かって大きくなるように、庇の出を変化させることで表情豊かなファサードを形成しています。

北東側から見たTOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディングの様子です。

東側から見たTOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディングの様子です。

北西側から見たTOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディングの様子です。

TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディング低層部分の様子です。

低層部の外壁は下水道の管渠(かんきょ)に伝統的に用いられていたレンガタイルを積み上げたような表現とすることで下水道施設としてのアイデンティティを表現した外観意匠となっています。

1階には多目的スペースが入ります。
ガラスの箱のような空間が交差点に向けて配置されています。

TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディングのエントランスの様子です。

エントランスに設置されている「東京都下水道局」の名標です。

建物外壁に設けられたデジタルサイネージです。

TOKYO TORCH(東京トーチ) 銭瓶町ビルディングの通用口です。

駐車場出入口の様子です。

公開空地を示す掲示板です。

北側道路に面して歩道状空地が設けられています。

銭瓶町ビルディングの建設は、日本ビルヂングの北側を部分解体することにより進められました。
下水道局所有エリアを除いた日本ビル全館を2016年4月に一旦閉鎖し、工事対象地となる北側部分のみを解体しました。
残る南側部分を活かしながら開発を行う「部分解体」の珍しい工法を取り入れることにより、従前のポンプ所の稼働を継続しながら新ポンプ所の建設を実現しています。

出典:三菱地所ニュースリリース
整理番号B-0354-B07