2022/08/31
(仮称)天神1-7計画 |
(仮称)天神1-7計画は、福岡県福岡市中央区天神一丁目の「イムズ」跡地で計画されている地上20階、地下4階、高さ91mの超高層ビルです。
福岡市が進める天神地区に新たな空間と雇用を創出するプロジェクト「天神ビッグバン」における「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けています。
フロア構成は、地下4階~地下3階に駐車場、機械室、地下2階~地上2階に商業、1階~3階にホテル、3階~5階にオフィス、6階に機械室、7階~15階にオフィス、16階~20階にホテル、20階に機械室となります。
建て替えに伴い、歩行者ネットワークの強化と憩いのある空間づくりも行われます。敷地南側には渡辺通りとふれあい広場をつなぐ約500㎡の地上広場、天神地下街とつながる敷地西側に約300㎡の地下広場が整備されるほか、敷地北東側にシンボリックな緑化柱を配した地上広場が整備されます。
外観デザインは、CLTを多用した魅力あるデザイン性に優れたビルとなります。都市と自然が調和した都市空間の形成を目指し、建物外装に、MEC Industry 株式会社が製造する九州産材のCLTのパネルと植栽を有機的に配置するものとされています。
更に渡辺通りに面する敷地南西側の建物低層部には、V 字柱と吹き抜け空間も設けられるとのことです。
建築主は三菱地所、設計は三菱地所設計です。
着工は2023年7月、竣工は2026年3月となっています。
参考資料、引用元
・三菱地所 「(仮称)天神 1-7 計画」始動 ~「イムズ」再開発により福岡・天神の新たなランドマークの誕生へ~
・天神ビックバン特設サイト
・福岡市 規制緩和によって民間投資を呼び込む 『天神ビッグバン』着実に進行中!!

出典:三菱地所
概要
名称 | (仮称)天神1-7計画 |
計画名 | (仮称)天神1-7計画 |
name | (Tentative name) Tenjin 1-7 plan |
中文名 | (暂定名)天神1-7计划 |
所在地 | 福岡県福岡市中央区天神一丁目326番1他 |
用途 | 事務所、ホテル、店舗、駐車場 |
階数 | 地上20階、地下4階 |
高さ | 91m |
構造 | 地上:鉄骨造 地下:鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | --- |
客室数 | --- |
敷地面積 | 約4,640㎡ |
建築面積 | 約3,930㎡ |
延床面積 | 約74,020㎡ |
着工 | 2023年7月 |
竣工 | 2026年3月 |
建築主 | 三菱地所 |
設計 | 三菱地所設計 |
施工 | --- |
最寄駅 | 天神、西鉄福岡、天神南 |
位置図
区域図

出典:三菱地所
断面図

出典:三菱地所
フロア構成
・地下4階~地下3階:駐車場、機械室
・地下2階~地上2階:商業
・1階~3階:ホテル
・3階~5階:オフィス
・6階:機械室
・7階~15階:オフィス
・16階~20階:ホテル
・20階:機械室
イメージパース

出典:三菱地所
「地上広場」のイメージパースです。

出典:三菱地所
「MEC Industryにて製造した CLT」です。
CLTの使用により、炭素固定による地球温暖化防止に貢献するものとされています。

出典:三菱地所
(仮称)天神1-7計画の完成予想パースです。
構造は鉄骨造ですが、建物外装には木材であるCLTが多用されるほか、屋上緑化や壁面緑化も施され、まるでジブリ映画に出てきそうな伝説の巨大建築のような凄まじい外観デザインとなっています。

出典:三菱地所
Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)天神1-7計画のイメージです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)天神1-7計画のイメージです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)天神1-7計画のイメージです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した(仮称)天神1-7計画のイメージです。
「天神ビッグバン」により、連鎖的に再開発が進められています。特例の規制緩和承認はなされるものの福岡空港の高さ規制が非常に厳しいエリアであるため、高さ100m前後とはなりますが超高層ビルが次々と建設されています。まるで東京・丸の内のようです。

主な「天神ビッグバン」認定プロジェクトの一覧です。
航空法高さ制限の特例承認や福岡市独自の容積率緩和制度などを組み合わせ、ソフト・ハード両面にわたる施策を一体的に推進することで、民間活力を最大限に引き出しながら耐震性の高い先進的なビルへの建替えを促進するとともに、快適でぬくもりのある公共空間の創出など、安全安心で、未来に誇れる、魅力的で質の高いまちづくりへの取り組みがなされています。

出典:福岡市
2022年8月31日更新