2022/09/05
呉駅周辺地域総合開発 (第1期) |
呉駅周辺地域総合開発 (第1期)は、広島県呉市西中央1丁目の呉駅前に建つ「旧そごう呉店」跡地で計画されている地上21階、高さ73.400m、総戸数120戸のタワーマンションです。
開発区域は旧そごう呉店の閉店による土地の未利用状態が長期化しており、呉市の玄関口としてふさわしい賑わいの再生が大きな課題となっているほか、呉市全域としては居住誘導と定住促進によるコンパクトシティの形成や中心市街地の賑わいと交流の促進が課題となっています。
また、呉駅周辺地域は 居住機能の更なる誘導や広場や市民の活動拠点がない点、公有財産の適正配置と有効活用といった課題があります。
それらの課題解決のため、駅前の賑わいを創出する複合施設の整備や複合施設への商業・賑わい機能、居住機能等の導入のほか、国が進めるバスタプロジェクトの一環として、呉駅の東西南北を連絡するデッキ広場を2階レベルで整備し、交通課題の解決や賑わいの創出、災害時の拠点など、多様かつ先進的な活用を図るものとされています。
施設構成はAゾーンに地上21階のバスターミナル、1~2階にバスターミナル、2~3階に商業施設、2~4階にオフィス、5階に公益施設、4階~6階に医療・教育・スポーツ施設が入る地上6階のBゾーン、1階、3階~6階に高齢者福祉施設、2階に商業施設、7階~18階にマンションが入る地上21階、高さ73.400mのCゾーンからなります。
建築主は、代表者が五洋建設、構成員が増岡組、GAパートナーズ、エクシオグループ、東急コミュニティー、マクニカ、ひろぎんエリアデザインです。
参考資料、引用元
・呉市 呉駅周辺事業推進室
・呉市 呉駅周辺地域総合開発(第1期)事業協力者を選定しました

出典:呉市
概要
名称 | 呉駅周辺地域総合開発 (第1期) |
計画名 | 呉駅周辺地域総合開発 (第1期) |
name | Comprehensive Development of Kure Station Surrounding Area (Phase 1) |
中文名 | 吴站周边综合开发(一期) |
所在地 | 広島県呉市西中央1丁目1番 |
用途 | Aゾーン:共同住宅、店舗、高齢者福祉施設 Bゾーン:店舗、公益施設、事務所、バスターミナル Cゾーン:バスターミナル |
階数 | Aゾーン:地上21階 Bゾーン:地上6階 Cゾーン:地上2階 |
高さ | 73.400m |
構造 | --- |
基礎工法 | --- |
総戸数 | 120戸 |
敷地面積 | Aゾーン:--- Bゾーン:約3,600㎡ Cゾーン::約2,000㎡ |
建築面積 | Aゾーン:--- Bゾーン:--- Cゾーン:--- |
延床面積 | Aゾーン:--- Bゾーン:12,700㎡ Cゾーン:11,000㎡ |
着工 | --- |
竣工 | --- |
建築主 | くれみらい 代表者:五洋建設 構成員:増岡組、GAパートナーズ、エクシオグループ、東急コミュニティー、マクニカ、ひろぎんエリアデザイン |
設計 | --- |
施工 | --- |
最寄駅 | 呉 |
(2022年8月10日撮影)
位置図
配置図

出典:呉市
立面図

出典:呉市
断面図

出典:呉市
フロア構成
▼Aゾーン
・バスターミナル
▼Bゾーン
・1~2階:バスターミナル
・2~3階:商業施設
・2~4階:オフィス
・5階:公益施設
・4階~6階:医療・教育・スポーツ施設
▼Cゾーン
・1階、3階~6階:高齢者福祉施設
・2階:商業施設
・7階~18階:マンション
イメージパース

出典:呉市
南東側から見た呉駅周辺地域総合開発 (第1期)計画地の様子です。

南東側から見た呉駅周辺地域総合開発 (第1期)計画地の様子です。
呉駅前に建つ「旧そごう呉店」は2013年1月に閉店しており、約10年近く未利用の状態が続いていました。

北東側から見た呉駅周辺地域総合開発 (第1期)計画地の様子です。

呉駅周辺地域総合開発についての横断幕です。

北西側から見た呉駅周辺地域総合開発 (第1期)計画地の様子です。

南西側から見た呉駅周辺地域総合開発 (第1期)計画地の様子です。

呉駅舎です。

呉駅構内の様子です。
駅ビル内には商業施設が入り、非常に利便性が高くなっています。
呉駅はJR呉線の駅となっており、2020年度の一日平均乗降客数は1万6,618人、新型コロナ流行前の2019年度は2万1,096人となっています。

既存建築物である「旧そごう呉店」は呉駅とペデストリアンデッキによって直結していました。

ペデストリアンサークル(円形ペデストリアンデッキ)の完成予想パースです。
将来改修予定のJR呉駅の橋上駅化にも対応し、駅の南側周辺及び港湾観光ゾーンとの連携強化にも寄与するものとされています。

出典:呉市
次世代モビリティの導入を想定した環境整備も推進されます。
Aゾーン東側に次世代モビリティにも対応できるスロープを設け、デッキへの乗り入れも可能にする計画です。
また、スロープを整備することで、キッチンカーなどの入場もでき、デッキをステージにした多彩な発想による賑わい創出がなされます。

出典:呉市
「2階デッキ広場」のイメージイラストです。

出典:呉市
Cゾーンには、多様なライフスタイルに対応できる都心型分譲タワーマンションが建設されます。
7階~21階には住戸が入り、3階~6階にサービス付き高齢者住宅やグループホームといった高齢者福祉施設が入ります。
また、Bゾーンの商業プロムナードとは2階レベルで直結し、医療施設やスポーツ施設なども利用しやすく、バス乗り場やJR呉駅へも雨天時に傘なしでつながる利便性や快適性を有するものとなります。

出典:呉市
2022年9月5日更新