2022/09/07
NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) |
NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)は、愛知県名古屋市中村区名駅南の新洲崎JCT北西側のパナソニックの工場跡地で建設中の地上42階、地下1階、高さ149.100m、総戸数435戸の超高層タワーマンションです。
パナソニックの工場跡地約15,000㎡のうち、北東側5,898.70㎡に名古屋駅周辺で最高層となるタワーマンションが建設されています。
デザインの監修は建築家の光井純氏、植栽計画はローズスタイリストの大野耕生氏が起用されていることが特徴です。
また、共用施設には、グランドロビー、エグゼクティブラウンジ、ゲストルーム等が入るほか、敷地の約40パーセントを緑化した約2,000㎡の庭園を有しています。
災害時によるダメージに備えた自家発電装置として、屋上にはガス発電機を設置しており、非常用エレベーター、防災センター(管理事務室)の照明・コンセントに活用されるものとされています。
また、名古屋エリア分譲住宅で初めてガス中圧管引込を採用し、各階には防災倉庫の設置や共用部には非常用飲料水生成システムWELL UP、かまどスツール、非常用マンホールトイレ設置がなされています。
構造面では、3~33階に各階8基、合計248基採用された低降伏点鋼と呼ばれる特殊な鋼材による制振ダンパーを用いた制振構造を採用しています。
更に高さ60mを超える超高層建築物のため、国土交通大臣認定や長周期地震動対応設計がなされています。
専有面積は54.25㎡ ~ 135.45㎡、間取りは1LDK~3LDK+Nとなります。
建築主は総合地所、名鉄都市開発、三交不動産、大和ハウス工業、住友商事、京阪電鉄不動産、設計は長谷工コーポレーション、デザイン監修は光井純氏、施工は長谷工コーポレーションです。
着工は2020年3月31日、竣工は2023年4月15日となっており、2022年9月時点では、37~39階付近の躯体施工が進められていました。
参考資料、引用元
・NAGOYA the TOWER (名古屋 ザ タワー)公式サイト
・総合地所/名鉄不動産/京阪電鉄不動産/大和ハウス工業/三交不動産/住友商事 ナゴヤ・ザ・タワーが「いきもの共生事業所Ⓡ認証」を取得
・総合地所/名鉄不動産/京阪電鉄不動産/大和ハウス工業/三交不動産/住友商事 名駅エリアの新たなランドマーク 名古屋駅徒歩圏で最高層のタワーマンション 「NAGOYA the TOWER」着工
・CASBEE(仮称)名駅南二丁目計画 新築工事
過去の記事
→2018年7月17日投稿 名駅南エリア・パナソニックの工場跡地でタワーマンション計画??
→2019年7月29日投稿 名古屋市中村区名駅南タワーマンション計画
→2019年11月4日投稿 (仮称)名駅南二丁目計画 新築工事
→2019年3月13日投稿 (仮称)名駅南二丁目計画 新築工事
→2020年5月3日投稿 (仮称)名駅南二丁目計画 新築工事
→2020年10月3日投稿 NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)
→2021年2月12日投稿 NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)
→2022年2月7日投稿 NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)
→2022年4月15日投稿 NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)

概要
名称 | NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) |
計画名 | (仮称)名駅南二丁目計画 新築工事 |
name | NAGOYA the TOWER |
中文名 | 名古屋塔 |
所在地 | 愛知県名古屋市中村区名駅南2丁目702番1 |
用途 | 共同住宅(分譲) |
階数 | 地上42階、地下1階 |
高さ | 149.100m |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 場所打ち鋼管コンクリート拡底杭 |
総戸数 | 435戸 |
敷地面積 | 5,898.70㎡ |
建築面積 | 1,717.79㎡ (現地概要板:1,702.63㎡) |
延床面積 | 53,805.34㎡ (現地概要板:53,811.03㎡) |
着工 | 2020年3月31日 (現地概要板:2020年3月下旬) |
竣工 | 2023年4月15日 |
建築主 | 総合地所、名鉄都市開発、三交不動産、大和ハウス工業、住友商事、京阪電鉄不動産 |
設計 | 長谷工コーポレーション デザイン監修:光井純氏 |
施工 | 長谷工コーポレーション |
最寄駅 | 名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋 |
(2022年9月3日撮影)
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
配置図

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
断面図

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
イメージパース

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
西側から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の様子です。

西側から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)低層部分の様子です。

西側から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)高層部分の様子です。

角住戸には床から天井付近まであるダイレクトウィンドウが採用されており、アウトフレームとなっています。彫りの深い外観が特徴的です。

北側から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の様子です。

名古屋市道江川線から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の様子です。

北東側から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の様子です。

南東側から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の様子です。

南側から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の様子です。

南側から見た建設中のNAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)低層部分の様子です。
既にエントランス部分のガラス張りの空間が確認できるようになっていました。
NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の南側はコインパーキングとして暫定的に活用されています。
パナソニックの工場跡地約15,000㎡のうち、北東側が1棟目のタワーマンション「NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)」建設地となっています。
南側の敷地には需要を見極めながら、残りの約9,100㎡で二棟目のタワーマンション建設などを検討する計画もあり、敷地面積の広さから更に規模の大きな超高層タワーマンションが建つ可能性もあります。

NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)は制振構造が採用されています。
低降伏点鋼と呼ばれる特殊な鋼材による制振ダンパーを用いており、制振ダンパーが地震時の振動エネルギーを吸収し、建物の損傷を軽減します。
制振ダンパーは、3~33階に各階8基、合計248基設置されています。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
間取りは専有面積54.25㎡~135.45㎡、1LDK~3LDKとなっており、総戸数は435戸、坪単価は約400万円となっています。
38~42階は、グランプレミアムフロアとされ、最高額住戸の販売予定価格は4億5,000万円で42階の一室、間取りは専有面積173.85㎡、2LDKや160.04㎡、3LDK等があります。
リビングダイニングは37.4帖、ドイツ製の高級キッチン「ジーマティックキッチン」のついたキッチンは10.5帖とかなり豪華な造りとなっているようです。
室内は、水回りの位置を含め大幅な変更が可能であったり、間仕切壁の位置や収納の大きさ等を変更が可能であるほか、天井カセットエアコンや最上階の角住戸限定でメインベッドルームに専用トイレ、洗面化粧台、シャワーブースを設置しているとのことです。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
ランドスケープの完成予想パースです。
植栽計画はローズスタイリストの大野耕生氏が起用されています。
建物を超高層化することで空いた敷地に、このような広々とした庭園が整備されます。
敷地面積の約70パーセントを空地としており、そのうち生物多様性に貢献する面積率は敷地の約40パーセントを占め、更に自然観察会といった具体的な環境教育プログラムが計画されているなど、維持管理や外来種対策まで考慮されている点で高い評価を受けて「いきもの共生事業所Ⓡ認証」を取得しています。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
「グリーンアプローチ」の完成予想パースです。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
「アートガーデン」の完成予想パースです。
吹き抜けとガラスウォールが開放的なエントランスの目の前には、このような水盤が設けられます。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
「メインエントランス」の完成予想パースです。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
「グランドロビー」の完成予想パースです。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の外観デザインは、ブラウン系統の色合いとホワイト系統の色合いのコントラストが美しく、リズミカルな垂直ラインが印象的な外観デザインとなります。
以前、公開されたリリースでは、「超高層タワーレジデンスの頭頂部にはシンボリックなデザインを施し、夜にも名古屋のランドマークとなるライティングデザインを試みました。照明計画に多くの実績があるスタイルマティックと共同で、照明の演出を行います。」との記載があり、夜景も美しいタワーマンションになりそうです。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)のエントランスホールの完成予想パースです。
デザイン監修は建築家・光井純氏が手掛けており、外観・共用部・ランドスケープをデザインしています。

出典:総合地所/名鉄不動産/三交不動産/大和ハウス工業/住友商事/京阪電鉄不動産 ニュースリリース
「プライベートアプローチ」の完成予想パースです。
グランプレミアムフロアのオーナーのみが利用可能な専用の地下駐車場やプライベートエレベーターが設けられています。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー)の夜景鳥瞰パースです。

出典:NAGOYA the TOWER(名古屋 ザ タワー) 公式サイト
2022年9月7日更新