2022/10/01
淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 |
淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業は、大阪府大阪市中央区北浜四丁目で建設中の地上29階、地下2階、高さ134.99mの超高層ビルです。
再開発区域は、大阪のメインストリートでありビジネスの中心である御堂筋の玄関口に立地しており、北側は、水と緑豊かな環境で大阪の文化・行政・産業の中心である中之島地区に隣接しています。
計画地には元々、「石原ビルディング」や「住友生命淀屋橋ビル」、「大阪東銀ビル」、「大川ビル」など10棟の中高層ビルが建ち並んでいました。
国際水準の高規格なオフィス機能や上質なにぎわい機能を導入するとともに、ゆとりのある快適な歩行者空間や水辺の新たなにぎわい拠点の創出、エネルギーの面的利用等を図ることにより、都市の再生に貢献し、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図ることを目的として再開発が進められています。
また、淀屋橋ツインタワー構想が含まれる都市再生特別地区では、都市再生緊急整備地域内において、既存の用途地域などに基づく用途・容積率などの規制が適用除外となります。容積率の上限が1,600%に緩和され、建築物の高さ制限が高層部150m、中層部50m、低層部5mとされ、大幅な規制緩和がなされています。
施設構成は、地下に地下鉄淀屋橋駅直結通路、低層部分の1~2階に店舗、御堂筋に面した高さ50mの基壇部屋上階の地上11階に屋上庭園、カフェラウンジ等となり、28階まで貸室面積1,000坪を超えるオフィスとなります。
街区を跨いだエネルギーの面的利用や再生可能エネルギーの導入により、エリアとしての環境負荷低減を図るほか、災害時の周辺街区や公共空間への非常用電力の融通や帰宅困難者が一時滞留できる環境整備により、淀屋橋駅を中心としたエリアの防災性能の向上、BCDの構築を目指すものとされています。
建築主は淀屋橋駅西地区市街地再開発組合 、参加組合員は大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発、設計は日建設計、施工は大林組です。
既存建築物の解体着手は2020年8月20日、着工は2022年11月1日、竣工は2025年12月となっており、2022年9月時点では既存建築物の解体、除去が完了した状態となっていました。
参考資料、引用元
・大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発 『淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業』市街地再開発組合設立のお知らせ
・大阪・淀屋橋にツインビル、万博にらみオフィス集積:日本経済新聞
・大阪・淀屋橋ツインビル、東西で調和したデザインに:日本経済新聞
。大阪市 令和元年度第1回大阪市都市計画審議会 会議要旨
過去の記事
→2019年8月15日投稿 淀屋橋ツインタワー構想 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業
→2022年3月4日投稿 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業

出典:大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
概要
名称 | 淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 |
計画名 | 淀屋橋ツインタワー構想/淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 |
name | Yodoyabashi Station West District Type 1 Urban Redevelopment Project |
中文名 | 淀屋桥站西区第一类市区再开发项目 |
所在地 | 地名地番:大阪府大阪市中央区北浜四丁目104番 住居表示:大阪府大阪市中央区北浜4丁目1番 |
用途 | 事務所、店舗、駐車場等 |
階数 | 地上29階、地下2階 |
高さ | 134.99m |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | --- |
敷地面積 | 7,206.23㎡ |
建築面積 | 5,169.89㎡ |
延床面積 | 132,331.56㎡ |
着工 | 2022年11月1日 解体着手:2020年8月20日 |
竣工 | 2025年12月 |
建築主 | 淀屋橋駅西地区市街地再開発組合 (参加組合員:大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発) |
設計 | 日建設計 |
施工 | 大林組 |
最寄駅 | 淀屋橋、大江橋 |
(2022年9月4日撮影)
建築計画の概要板

位置図
区域図

出典:出典:大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
配置図

立面図

フロア構成
・地下:地下鉄淀屋橋駅直結通路
・1~2階:店舗
・11階:屋上庭園、カフェラウンジ等
・12~28階:オフィス
イメージパース

出典:日本経済新聞
北東側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

東側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業と中之島エリアの超高層ビル群の様子です。

南東側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

南西側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

北西側から見た建設中の淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の様子です。

御堂筋の両側で再開発が進められており、西側で「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」、東側で「(仮称)淀屋橋プロジェクト/淀屋橋駅東地区都市再生事業」の建設が行われています。

「御堂筋沿道」のイメージパースです。

出典:大和ハウス工業/住友商事/関電不動産開発
Google Earthのポリゴンを用いて作成した淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業のイメージです。

Google Earthのポリゴンを用いて作成した淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業のイメージです。

2022年10月1日更新