2022/09/30
(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画 |
(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画は愛知県名古屋市中村区名駅で建設中の地上14階、地下1階、高さ59.95mの高層オフィスビルです。
立地は、名古屋駅東側の桜通から一本北側へ奥まった場所に位置しており、三重交通グループホールディングス、三交不動産が所有していた既存賃貸施設及び立体駐車場跡地となります。
オフィススペックは、ワンフロアあたりの貸床面積約 300 坪かつ最大5分割(約27坪~約76坪)可能なオフィスとなり、東海エリア初の「CASBEE-スマートウェルネスオフィス認証」の最高位となる S ランクを取得しています。
また、SDGsや脱炭素社会の実現にむけ、環境にやさしい街づくりに取り組むことを目標にZEB Oriented(一次エネルギー消費量 40%以上削減)認証の取得を目指しているとのことです。
フロア構成は、地下1階に駐車場 (111台)、地上1階に商業フロア、2~14階にオフィス賃貸フロアとなります。
建築主は三重交通グループホールディングス、三交不動産、設計、施工は竹中工務店です。
既存建築物の解体着手は2020年8月、着工(起工式)は2022年1月26日、竣工(開業)は2024年春となっており、2022年9月時点では基礎工事が進められていました。
参考資料、引用元
・三重交通グループホールディングス 【三重交通グループホールディングス】【三交不動産】「(仮称)第2名古屋三交ビル」再開発事業決定のお知らせ
・三重交通グループホールディングス 【三交不動産】「(仮称)第2名古屋三交ビル」新築工事着工および東海エリア初 CASBEE-スマートウェルネスオフィス認証最高位Sランク取得のお知らせ
過去の記事
→2020年4月24日投稿 (仮称)第2名古屋三交ビル
→2020年10月8日投稿 (仮称)第2名古屋三交ビル
→2021年3月15日投稿 (仮称)第2名古屋三交ビル
→2022年1月31日投稿 (仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画

出典:三重交通グループホールディングス
概要
名称 | (仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画 |
計画名 | (仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画 |
name | (Tentative name) 2nd Nagoya Sanco Building Redevelopment Plan |
中文名 | (暂定名)第2次名古屋三交大厦再开发计划 |
所在地 | 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目1905番、1906番 |
用途 | 事務所、店舗、駐車場 |
階数 | 地上14階、地下1階 |
高さ | 59.95m |
構造 | 鉄骨造 |
基礎工法 | --- |
敷地面積 | 2,744.85㎡ |
建築面積 | 1,631.51㎡ |
延床面積 | 21,019.54㎡ |
着工 | 2022年1月26日(解体着手:2020年8月) |
竣工 | 2024年春(開業) |
建築主 | 三重交通グループホールディングス、三交不動産 |
設計 | 竹中工務店 |
施工 | 竹中工務店 |
最寄駅 | 国際センター、名古屋、名鉄名古屋、近鉄名古屋 |
(2022年9月3日撮影)
建築計画の概要板

位置図

出典:三重交通グループホールディングス
イメージパース

出典:三重交通グループホールディングス
北西側から見た建設中の(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画の様子です。
太陽光発電による街路灯や雨水利用、グリーンインフラ整備として街路樹間に地盤材「パワーミックス」の採用、再利用化された建材の使用検討など環境配慮型の開発となります。
また、フレキシブルかつ With/After コロナ時代にあった快適なオフィス空間の提供を目的に、オフィスフロアは最大5分割可能な空間となり、接触感染対策として、非接触エレベーター、トイレの自動石鹸水・水栓が採用されています。
名古屋駅前に立地しつつも駐車場が計111台確保されており、うち平置 19 台、タワーパーキング 2 基92台となるほか、時代性や環境に配慮し、EV 自動車の急速充電区画も対応予定となっています。

北側から見た建設中の(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画の様子です。

北東側から見た建設中の(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画の様子です。

南東側から見た建設中の(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画の様子です。

南西側から見た建設中の(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画の様子です。

(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画の低層部分完成予想パースです。
西側外壁面には、縦リブ調のデザインが用いられ、敷地内には4m~最大 8.7mのセットバックによる公開空地が設けられます。
植栽、什器などを設置し、広場状内部空間と一体で街と連なる地域のポケットパークを形成するものとされています。

出典:三重交通グループホールディングス
屋外の公開空地のみならず、名古屋市総合設計制度による屋内空地である広場状内部空間の採用もなされています。
空間内には FreeWi-Fi を整備し、快適な空間を提供するほか、性的少数者(LGBT)の利用も想定した性別を問わない「誰でもトイレ」も設置されています。
また、屋外空地及び広場状内部空間については、名古屋市による大規模地震発生時の帰宅困難者受入施設として位置づけられ、地域の防災機能の向上に寄与するものとなります。

出典:三重交通グループホールディングス
広場状内部空間のイメージパースです。
オフィスエントランス及び広場状内部空間は、木ルーバーに包まれた高さ 10m超の空間となります。

出典:三重交通グループホールディングス
2022年9月30日更新