2022/10/06
ひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル) |
ひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル)は、広島県広島市中区紙屋町1丁目に建つ地上19階、地下1階、高さ94.94mの超高層ビルです。
立地は、広島県広島市中区の繁華街であり、広島大都市圏の都心としても機能している紙屋町に位置しており、銀行機能とシナジー効果が高い証券会社をはじめとしたグループ会社機能を集約するなど業務・商業を中心とした都市機能の更なる充実・強化を進めるものとして開発が行われました。
革新性が高いビジネス機会を生み出す都市空間を形成することで、中国地方の中枢都市としての機能強化を図る目的とされています。
フロア構成は本店棟の地下1階に地下駐車場、地上1にイベントスペースやカフェなどが入る「トゥモロウ スクエア」、1~3階に本店営業部等、4~5階に応接室、会議室、大会議室等、6~18階に執務スペース等、駐車場棟に駐車場となります。
建築主は広島銀行、設計は日建設計、施工は広島銀行新本店ビル新築工事共同企業体 、構成企業は竹中工務店・増岡組・鴻治組・大之木建設・山陽建設です。
近接特例の活用により、比較的小規模であっても国土交通省の「優良な民間都市開発事業」を認定した全国初の案件となっています。
着工は2019年1月31日、竣工は2021年1月31日となっています。
参考資料、引用元
・広島銀行 新本店ビルの建設について
・国土交通省 民間都市再生事業計画(広島銀行新本店建替えプロジェクト)を認定~近接特例※を活用した民間都市再生事業計画を初認定~
・CBRE CBRE、ひろぎんホールディングスの本社ビルの建て替えプロジェクトをサポート
・たびまちゲートひろしま ひろぎんホールディングス本社ビル1階に、広島と周辺地域のこだわりの商品を集めたライフスタイルマーケット「BANCART(バンカート)」が、2021年5月6日(木)よりグランドオープン。
過去の記事
→2019年2月22日投稿 広島銀行 新本店ビル

概要
名称 | ひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル) |
計画名 | 広島銀行 新本店ビル |
name | Hirogin Holdings Headquarters Building (Hirogin HD Headquarters Building) |
中文名 | 广岛银行控股总部大楼(广岛银行控股总部大楼) |
所在地 | 広島県広島市中区紙屋町1丁目3番8 |
用途 | 事務所 |
階数 | 本店棟:地上19階、地下1階 駐車場棟:地上5階 |
高さ | 本店棟:94.94m 駐車場棟:20m |
構造 | 地上:鉄骨造 地下:鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | 場所打ち鋼管コンクリート造 |
敷地面積 | 4,521.71㎡ |
建築面積 | 2,499.18㎡ |
延床面積 | 43,888.15㎡ |
着工 | 2019年1月31日 |
竣工 | 2021年1月31日 |
建築主 | 広島銀行 |
設計 | 日建設計 |
施工 | 広島銀行新本店ビル新築工事共同企業体 (構成企業:竹中工務店・増岡組・鴻治組・大之木建設・山陽建設) |
最寄駅 | 本通 電停、紙屋町東 電停、紙屋町西 電停 |
(2022年8月10日撮影)
位置図
区域図

出典:国土交通省
配置図

出典:国土交通省
断面図

出典:国土交通省
イメージパース

出典:CBRE
南西側から見たひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル)の様子です。

南西側から見たひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル)低層部分の様子です。

ひろぎんホールディングスの「ロゴ」です。

建物外装には「水平ルーバー」が多数取り付けられています。

北西側から見たひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル)の様子です。

ひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル)はシンメトリーな形状となっています。

正面から見たひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル)低層部分の様子です。

「鯉城通り(りじょうどおり)」に面して歩道状空地が設けられています。

「トゥモロウ スクエア」の様子です。
ベーカリーカフェの「アンデルセンカフェ」、イベントとテレビ・デジタル配信スペース、ライフスタイルマーケット「BANCART」、仮想現実(AR)や拡張現実(VR)、自由に閲覧できる書籍があるほか、行政サービスも受けることが可能なライフサポートエリアがあります。

フロア構成と「トゥモロウ スクエア」の配置図です。

現地にて撮影
北東側から見たひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル)の様子です。

南東側から見たひろぎんホールディングス本社ビル(ひろぎんHD本社ビル)の様子です。

敷地南東側に建つ駐車場棟です。

北東側公開空地の様子です。
こちらには「旧芸備銀行本店の被爆柱頭」と「物故者慰霊碑」が設置されています。

展示されている「旧芸備銀行本店の被爆柱頭」です。
イオニア式の柱頭が特徴となっており、当時は珍しいギリシャ風の銀行建築でした。
原爆投下の際も焼け残り、戦後に大規模改修、1962年まで建物は活用されていました。

現地に設置されている「旧芸備銀行本店の被爆柱頭」の説明板です。

2022年10月6日更新