2022/11/11
(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 |
(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業は東京都港区北⻘⼭三丁⽬で計画されている再開発事業で、地上38階、地下2階、高さ180mのB-1地区、地上3階、地下2階、高さ21mのB-2地区から構成される超高層ビルです。
再開発区域は、青山通り西側一帯に昭和32年から昭和43年にかけて建設された25棟、総戸数586戸の都営青山北町アパート跡地や事務所ビル等が建ち並んでおり、南西側には「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」に伴い、新築移転された地上20階、高さ70m、総戸数302戸の「都営北青山三丁目アパート」や民間活用事業として建設された地上25階、地下1階、高さ99.90m、総戸数229戸のタワーマンション「 ののあおやま民活棟/クラス青山」が建っています。
「北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト」では、都営住宅を高層・集約化して建て替えるとともに、低層部に保育園と児童施設を併設し、児童遊園を整備するほか、創出用地を活用して、民間活力等をいかしつつ、青山通り沿道との一体的なまちづくりを段階的に推進し、周辺の豊かなにぎわい・文化・緑をつなぐ最先端の文化・流行の発信拠点を形成することが目的とされています。これらの経緯や目的から、上記2棟の住居系をメインとした再開発が完了しており、オフィス主体となるB地区「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業」では、道路や広場などの公共施設整備とあわせて、創出された都有地及び青山通り沿道を含めた土地の高度利用を図るとともに、業務、商業、宿泊、公共公益などの多様な都市機能を導入し、文化・流行の発信拠点となる複合市街地を形成するものとされています。
施設構成は、「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 B-1地区」の地下2階に駐車場等、地下1階に機械室等、地上1階~2階に商業施設、1階~4階にテラススタジオ等、3階~4階にオフィスエントランス、5階~6階に宿泊施設、7階~38階に業務施設、「(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 B-2地区」の地下2階~地下1階に駐輪場、地上1階~2階に公共公益施設、1階~3階に商業施設となります。
また、青山通り沿いに歩道状空地、再開発が先行して進められたA地区との間に区画道路1号、再開発区域北西側に広場2号、再開発区域内東西を貫く歩行者通路2号、再開発区域北側に延びる区画道路2号が整備されます。
建築主は独立行政法人都市再生機構です。
着工は2025年度、竣工は2028年度となっています。
参考資料、引用元
・東京都 (仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業
・港区議会 北青山三丁目地区の街づくりについて
・東京都 北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト 基本計画
・東京都 北青山三丁目地区まちづくりプロジェクト
過去の記事
→2021年11月19日投稿 (仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業

出典:東京都
概要
名称 | (仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 |
計画名 | (仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 |
name | (Tentative name) Kita-Aoyama 3-chome area urban redevelopment project |
中文名 | (临时名称)北青山三丁目市区再开发项目 |
所在地 | 東京都港区北⻘⼭三丁⽬の⼀部 |
用途 | 業務、商業、宿泊、公共公益施設、駐⾞場等 |
階数 | B-1地区:地上38階、地下2階 B-2地区:地上3階、地下2階 |
高さ | B-1地区:180m B-2地区:21m |
構造 | 鉄⾻造、⼀部鉄⾻鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | --- |
敷地面積 | 約21,400㎡ B-1地区:約20,300㎡ B-2地区:約1,100㎡ |
建築面積 | 約11,200㎡ B-1地区:約11,200㎡ B-2地区:約370㎡ |
延床面積 | 約182,000㎡ B-1地区:約180,000㎡ B-2地区:約2,000㎡ |
着工 | 2025年度 |
竣工 | 2028年度 |
建築主 | 独立行政法人都市再生機構 |
設計 | --- |
施工 | --- |
最寄駅 | 表参道 |
位置図
区域図

出典:東京都
配置図

出典:東京都
断面図

出典:東京都
フロア構成
▼(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 B-1地区
・地下2階:駐車場等
・地下1階:機械室等
・地上1階~2階:商業施設
・1階~4階:テラススタジオ等
・3階~4階:オフィスエントランス
・5階~6階:宿泊施設
・7階~38階:業務施設
▼(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 B-2地区
・地下2階~地下1階:駐輪場
・地上1階~2階:公共公益施設
・1階~3階:商業施設
イメージパース

出典:東京都
南側、青山通りから見た(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業計画地の様子です。
都営青山北町アパート跡地のみならず南東側の青山通り沿いの雑居ビルも再開発区域に含まれます。

既存建築物として建つ1981年12月竣工、地上9階、地下1階の「共和五番館」です。

既存建築物として建つ2003年5月竣工、地上9階、地下2階の「ルネ青山ビル」です。

既存建築物として建つ1963年6月、地上11階、地下1階の「第一青山ビル」です。

東側から見た(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業計画地の様子です。

都営青山北町アパート跡地の様子です。
こちら側は(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 B-1地区となります。

青山通り沿い計画地の東側には、(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 B-2街区が建設されます。
B-2街区は、地上3階、地下2階、高さ21mの公共公益施設や商業施設、駐輪場からなる中層ビルです。

西側から見た(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 B-2街区計画地の様子です。
手前側には、北側から青山通りへクランクしながら「区画道路2号」が整備されます。

「北青山三丁目緑地」の様子です。
再開発区域北側には「歩行者通路2号」が整備されます。

西側から見た(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 計画地の様子です。
西側には「広場2号」が整備されます。

(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業による都営青山北町アパートの集約化、民活化に伴い建設された25階建て、高さ99.90mの「ののあおやま民活棟/クラス青山」と間もなく解体される(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 計画地の様子です。

西側から見た(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 計画地の様子です。

解体を待つ既存建築物の都営青山北町アパートです。
都営青山北町アパートは、青山通り(国道246号線)の北側裏手に広がる約4ヘクタールに及ぶ敷地内に]1957年(昭和32年)から1968年(昭和43年)にかけて建設された4階から5階建てのアパートとなっており、25棟が建設されました。
古いものだと築64年になっている計算で、RC造の堅牢性がわかるものの老朽化も進んでおり、再開発がなされることとなりました。

「広場2号」は隣接する広場1号として整備された「ののあおやまの森」と一体化した緑地帯となります。

南側には、新築移転された地上20階、高さ70m、総戸数302戸の「都営北青山三丁目アパート」と民間活用事業として建設された地上25階、地下1階、高さ99.90m、総戸数229戸のタワーマンション「 ののあおやま民活棟/クラス青山」が建ち並びます。

南側から見た(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業 計画地の様子です。

幅員23mの地区内車路として整備される「区画道路1号」です。

Google Earthイメージ
Google Earthのポリゴンを活用して作成した(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業のイメージです。

Google Earthのポリゴンを活用して作成した(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業のイメージです。

Google Earthのポリゴンを活用して作成した(仮称)北青山三丁目地区市街地再開発事業のイメージです。

2022年11月11日更新
2022年10月29日撮影
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