2022/11/12
アトラシアン・セントラル新築工事 |
アトラシアン・セントラル新築工事は、オーストラリア・シドニーで計画されている地上39階、高さ182mの超高層ビルです。
立地は、シドニー中央駅を中心としたイノベーションと技術の街区「Tech Central(テックセントラル)」に位置しており、オーストラリア最大のソフトウエア企業である「Atlassian(アトラシアン)」のオフィスとなります。
建築構造は、世界最高層の木造ハイブリッド構造となり、施工は日本のスーパーゼネコンである「大林組」が受注しており、地下~地上7階は鉄筋コンクリート造、7階以上が木造と鉄骨造のハイブリッド構造となります。
大林組は、地上の構造部材を全て木材とした高層純木造耐火建築「Port Plus®」を建設するなど、建物の木造・木質化に積極的に取り組むことで、循環型資源である木材利用の拡大、促進による持続可能な社会の実現を目指しており、こちらのアトラシアン・セントラル新築工事でも完成後100%再生可能エネルギーでの稼働を目標としています。
また、国際的な環境認証であるLEEDやWELLなどのグリーンビルディング認証で最高レベルの認証を取得する仕様となっており、建設中に排出されるCO2については通常の50%以下に抑制することを目標としているとのことです。
施設構成は、アトラシアンのオフィスのほか、ホテルや店舗なども入り、屋上庭園や建物内部の吹き抜け空間などの開放的な空間も設けられます。
建築主はオーストラリアの大手不動産会社Dexus、設計はアメリカのSHoP Architects、オーストラリアのBVN Architecture Pty Ltd、施工はBuilt Pty Ltd、大林組JVです。
2022年8月着工、2026年竣工となっています。
参考資料、引用元
・大林組 オーストラリアにて木造ハイブリッド構造として世界で最も高い「アトラシアン・セントラル新築工事」を受注
・shop The Atlassian Headquarters in Sydney combines environmental responsibility with urbanistic vision.
・TECH CENTRAL Atlassian to establish its Australian headquarters in the heart of Tech Central
・日本経済新聞 大林組、世界一高い39階建て木造ビル受注 シドニーで

概要
名称 | アトラシアン・セントラル新築工事 |
name | Atlassian Central New Construction |
所在地 | オーストラリア連邦 ニューサウスウェールズ州 シドニー市 |
階数 | 地上39階 |
高さ | 182m |
構造 | 地下~地上7階:鉄筋コンクリート造 7階以上:木造、鉄骨造 |
延床面積 | 75,000㎡ |
竣工 | 2026年 |
最寄駅 | Central railway station(シドニー中央駅) |

屋上庭園・テラスイメージパース

ファサードイメージパース

内観・テラスイメージパース

鳥瞰イメージパース

隣接地・Central Place Sydney
(地上38階、高さ154m/地上36階、高さ148m)
(地上38階、高さ154m/地上36階、高さ148m)

鳥瞰イメージパース

鳥瞰イメージパース
2022年11月12日更新
画像引用、出典:SHoP Architects/大林組/SOM