NTT東日本仙台中央ビル跡地で建設が進む次世代放射光施設と連携した施設も設けられる“アーバンネット仙台中央ビル”2022年10月建設状況

2022/11/08 2022/11/08

アーバンネット仙台中央ビル

アーバンネット仙台中央ビルは、宮城県仙台市青葉区中央4丁目で建設中の地上19階、地下1階、高さ88.70mの超高層ビルです。

立地は、地下鉄仙台駅から徒歩5分、JR仙台駅から徒歩9分の場所に建っていた「NTT東日本仙台中央ビル」跡地に位置しており、「せんだい都心再構築プロジェクト」第一号物件に指定され、2020年9月に仙台市都市計画審議会にて都市計画決定を受けている開発事業となっています。
2024年に東北大学青葉山新キャンパス内に設置される「次世代放射光施設」と連携した施設が設けられ、次世代放射光施設内での実験に対しリアルタイムな連携が可能な解析室のほか、あわせて宿泊室やレンタルラボを設置することで、研究を支援していくものとされています。

オフィススペックは、貸室面積が5～14階約1,586㎡、15階約1,582㎡、16～19階約1,781㎡となり、天井高が2,800mm、OAフロアが100mm、床荷重が500kg/㎡、コンセント容量が標準60VA/㎡となっています。BCP対策としては共用部主要設備に最大72時間、貸室には15VA/㎡程度の保安電源を供給可能な1,500kVAの非常用発電機が1基、テナント専用非常用発電機は最大200kVA×2基の設置スペースが用意され、建物構造には免震構造の採用、大規模地震発生時に各階に設置された加速度センサーでビル全体の安全度を自動で判定し、被災状況を直ちに把握する建物安全度判定サポートシステムが採用されています。

フロア構成は、地下1階に駐輪場、地上1階にカフェor店舗、イノベーションオフィス、シェアサイクル、2階にコワーキングスペース、3階にコワーキングスペース、解析室、宿泊施設、テナント専用ラウンジ、4階にカンファレンス、スマートイノベーションラボ、防災備蓄倉庫、5階～19階に事務所となっています。
建築主はNTT都市開発、設計は久米設計、施工は鹿島建設です。

着工は2022年3月16日、竣工は2023年11月となっており、2022年10月時点では3～5階付近の鉄骨建方が進められていました。

参考資料、引用元

・アーバンネット仙台中央ビル公式サイト
・NTT都市開発仙台市青葉区中央における新築工事着工および計画建物名称「アーバンネット仙台中央ビル」決定について
・NTTアーバンソリューションズ NTT仙台中央ビル再開発計画（仙台エコシステム）のご紹介

過去の記事

→2021年1月18日投稿 NTT仙台中央ビル(仮称)

概要

名称	アーバンネット仙台中央ビル
計画名	(仮称)NTT仙台中央ビル
name	Urbannet Sendai Chuo Building
中文名	城市网仙台中央大厦
所在地	宮城県仙台市青葉区中央4丁目4番10
用途	事務所、店舗、ホテル
階数	地上19階、地下1階
高さ	88.70m
構造	鉄骨造、一部鉄筋コンクリート造
基礎工法	直接基礎
敷地面積	3,073.86㎡
建築面積	2,367.00㎡
延床面積	42,113.89㎡
着工	2022年3月16日
竣工	2023年11月
建築主	NTT都市開発
設計	久米設計
施工	鹿島建設
最寄駅	仙台