2023/03/02
(仮称)心斎橋プロジェクト |
(仮称)心斎橋プロジェクトは大阪府大阪市中央区南船場の心斎橋プラザビル新館、本館、東館、心斎橋フジビル跡地で建設中の地上28階、地下2階、高さ132.6mの超高層ビルです。
大阪のメインストリートである御堂筋および長堀通に面した「心斎橋」の交差点北東側に建っていた1974年竣工、地上11階の「心斎橋プラザビル新館」と「心斎橋プラザビル東館」跡地に位置しており、大阪メトロ御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋」駅に直結します。
施設構成は、地下2階~地上6階に店舗、8~14階に事務所、16~28階にヒューリックグループが運営する宿泊施設「ザ・ゲートホテル」となります。
店舗は、御堂筋・長堀通に面する連続したメゾネット店舗にラグジュアリーブランドの誘致を計画しており、事務所は1フロア約268坪から最小分割区画約24坪まで可能なものとなり、8階のオフィスロビーは2層吹き抜けの空間となります。
また、ホテルはヒューリックグループが運営する「ザ・ゲートホテル」が入り、地上約120mの最上階には、大阪の景色を一望できるルーフトップバーを設置するものとされています。
外観デザインは、大阪「心斎橋」の華やかな文化やイメージをこの場所に結晶化させ、時代を超えて場所の力を映し出す「Quartz」をコンセプトとしています。
構造面では、制振デバイスおよび座屈補剛ブレースを設置した制振構造を採用しているほか、災害時の非常用発電機による電源確保、受水槽および雑用水槽によるトイレ給水の確保、水害対策として電気室・通信機器室・防災センターを浸水レベル以上に配置するなどBCP対策が施されています。
建築主はヒューリック、竹中工務店、JR西日本不動産開発、パルコ、設計は竹中工務店、施工は竹中工務店です。
既存建築物の解体着手は2020年10月1日、着工は2023年1月、竣工は2026年2月となっています。
参考資料、引用元
・ヒューリック 「(仮称)心斎橋プロジェクト」について -大阪「心斎橋」に新たなランドマークとなるエリア最大級の複合施設を開発-
過去の記事
→2020年7月11日投稿 ヒューリック 心斎橋PJ
→2022年4月13日投稿 ヒューリック 心斎橋PJ
→2022年5月12日投稿 (仮称)心斎橋プロジェクト

出典:ヒューリック ニュースリリース
概要
名称 | (仮称)心斎橋プロジェクト |
計画名 | (仮称)心斎橋プロジェクト |
name | (Tentative name) Shinsaibashi Project |
中文名 | (暂定名)心斋桥项目 |
所在地 | 大阪府大阪市中央区南船場三丁目8番4他 |
用途 | 店舗、宿泊施設、事務所 |
階数 | 地上28階、地下2階 |
高さ | 132.6m |
構造 | 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | --- |
客室数 | 223室 |
敷地面積 | 3,289㎡ |
建築面積 | 3,004㎡ |
延床面積 | 46,284.74㎡ |
着工 | 2023年1月(解体着手:2020年10月1日) |
竣工 | 2026年2月 |
建築主 | ヒューリック、竹中工務店、JR西日本不動産開発、パルコ |
設計 | 竹中工務店 |
施工 | 竹中工務店 |
最寄駅 | 心斎橋 |
位置図
区域図

出典:ヒューリック ニュースリリース
断面図

出典:ヒューリック ニュースリリース
フロア構成
・地下2階~地上6階:商業店舗
・8階~14階:事務所
・16階~28階:宿泊施設「ザ・ゲートホテル」
イメージパース

出典:ヒューリック
施設構成・イメージ
「屋外テラス」の完成予想パースです。
オフィスは、約24坪まで多様なニーズに対応可能なフロアプランとなり、8階のオフィスロビーは2層吹き抜けの開放的な空間となるほか、御堂筋を望む屋外テラスと接続されます。

出典:ヒューリック
2023年1月建設状況
南西側から見た(仮称)心斎橋プロジェクト計画地の様子です。2023年1月時点では基礎工事が進められていました。

南東側から見た(仮称)心斎橋プロジェクト計画地の様子です。

東側には、心斎橋筋北商店街のアーケードが伸びています。

心斎橋筋北商店街のアーケードの様子です。

北東側から見た(仮称)心斎橋プロジェクト計画地の様子です。

2023年3月2日更新
2023年1月2日撮影