2023/02/17
御堂筋ダイビル建替計画 |
御堂筋ダイビル建替計画は、大阪府大阪市中央区南久宝寺町4丁目で建設中の地上20階、地下1階、高さ97.32mの超高層ビルです。
立地は、大阪のメインストリートである御堂筋に面し、難波神社の北側に建っていた1964年9月竣工、地上8階、地下3階の「御堂筋ダイビル」跡地に位置しており、建て替えにより超高層オフィスビルを建設するものとなっています。
制振ブレースやオイルダンパーを使った制振構造を採用などから建築基準法で定められた告示地震動の1.5倍の巨大地震動にも耐える構造となっており、災害時のBCP対策も講じた超高層ビルとなります。
また、一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)による「CASBEE-WO(ウェルネスオフィス)」および大阪市の「CASBEE 大阪みらい」において、ともに最高評価のSランクを取得予定となっています。
フロア構成は、1階には御堂筋ににぎわいを創出する店舗区画を配置、2階にはラウンジ・カフェ・テラスを設置、3階には貸会議室・小割オフィスゾーンを設け、4階から19階は主要用途であるオフィスゾーンとなります。
また、オフィススペックは、基準階面積フロア貸仕様710.11㎡(214.81坪)、分割貸仕様672.93㎡(203.56坪)、天井高2,800mm、OAフロア150mm、床荷重500㎏/㎡(ヘビーデューティーゾーン1,000㎏/㎡)、コンセント電源容量60VA/㎡となっています。
建築主はダイビル、設計は日建設計、施工は大林組です。
着工は2021年12月、竣工は2024年1月となっています。
参考資料、引用元
・ダイビル 「御堂筋ダイビル建替計画」新築工事着工のお知らせ
・ダイビル 御堂筋ダイビル建替計画 公式サイト
過去の記事
→2022年6月25日投稿 御堂筋ダイビル建替計画

出典:ダイビル
概要
名称 | 御堂筋ダイビル建替計画 |
計画名 | 御堂筋ダイビル建替計画 |
name | Midosuji Dai Building Reconstruction Plan |
中文名 | 御堂筋大楼改造计划 |
所在地 | 地名地番:大阪府大阪市中央区南久宝寺町4丁目5番1 住居表示:大阪府大阪市中央区南久宝寺町4丁目1番2 |
用途 | 事務所、物販店舗、飲食店舗、自動車車庫 |
階数 | 地上20階、地下1階 |
高さ | 97.32m |
構造 | 鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造 |
基礎工法 | --- |
敷地面積 | 1,491.92㎡ |
建築面積 | 1,101.88㎡ |
延床面積 | 20,296.55㎡ |
着工 | 2021年12月 |
竣工 | 2024年1月 |
建築主 | ダイビル |
設計 | 日建設計 |
施工 | 大林組 |
最寄駅 | 本町、心斎橋 |
建築計画の概要板

位置図
配置図

現地にて撮影
立面図

現地にて撮影
断面図

出典:御堂筋ダイビル建替計画 公式サイト
イメージパース

出典:ダイビル
施設構成・イメージ
「エントランス」の完成予想パースです。

出典:ダイビル
低層部分の完成予想パースです。
外観デザインは、旧ビルを想起させる鈍色の金属パネルを採用し、御堂筋のにぎわいや難波神社の緑を映し込むデザインとされています。
また、中高層部にはアースカラーの水平フィンを設置することで、眺望の確保と日射による環境負荷の抑制を両立するものとされています。

出典:ダイビル
「2階メインエントランス」のイメージです。

出典:御堂筋ダイビル建替計画 公式サイト
「フィン」のイメージです。
コンピュテーショナルデザインの活用によりフィン配置を最適化しており、日射による環境負荷を低減する効果があります。

出典:御堂筋ダイビル建替計画 公式サイト
2023年1月建設状況
南東側、御堂筋側から見た建設中の御堂筋ダイビル建替計画の様子です。
2023年1月時点では、タワークレーンが設置され、地上躯体の施工に着手されていました。

南西側から見た建設中の御堂筋ダイビル建替計画の様子です。

北西側から見た建設中の御堂筋ダイビル建替計画の様子です。

北東側から見た建設中の御堂筋ダイビル建替計画の様子です。

2023年2月17日更新
2023年1月2日撮影